米国アラスカノーススロープでメタンハイドレートの試掘井掘削を計画
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、米国エネルギー省(DOE)傘下のエネルギー技術研究所(NETL)と合同でアラスカノーススロープのプルドーベイ鉱区(Prudhoe Bay Unit:PBU)においてメタンハイドレートの試掘調査を実施することとしました。
JOGMECは、NETLと合同でアラスカノーススロープのPBUにてメタンハイドレートの賦存を確認するため試掘井を掘削し、コアサンプルおよび検層データ等を取得することとしました。
当該井には温度・音響センサーを設置し、メタンハイドレートの賦存状況等のモニタリングも可能となります。
なお、国際研究協力体制下で進められる本研究プロジェクトは、アラスカ州天然資源局の協力のもと実施しています。
メタンハイドレートは、メタンガスと水が低温・高圧の特定の条件下で氷状に固まっている物質で、主に極地の永久凍土の地底や深海底下の比較的浅い層に存在しています。
本プロジェクトは資源エネルギー庁からの委託事業として実施しています。
(補足)
米国エネルギー省(DOE:U.S. Department of Energy)
米国エネルギー技術研究所(NETL:National Energy Technology Laboratory)
プルドーベイ鉱区(PBU:Prudhoe Bay Unit)
2002年 カナダにて第1回陸上産出試験実施(日本、カナダ、アメリカ、ドイツ、インドが参加)
2007および2008年 カナダにて第2回陸上産出試験実施(日本、カナダが参加)
2012年 アラスカにてCO2/CH4置換試験実施(日本、アメリカが参加)
2012〜2013年 日本の第二渥美海丘(渥美半島〜志摩半島沖)にて第1回海洋産出試験実施
2016〜2018年 日本の第二渥美海丘(渥美半島〜志摩半島沖)にて第2回海洋産出試験実施
MH21が行っているメタンハイドレート資源開発に関する研究内容を発表します。詳細情報は上記MH21ウェブサイトをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
メタンハイドレート研究開発グループ保坂、グラサーハイマン
電話 043-276-9536
総務部 広報課高橋
電話 03-6758-8106