BOIフェアでの雇用提供
2000年2月3日から17日までの15日間、ムアントンタニでタイ投資委員会(BOI)フェアが開催された。このフェアには450万人が来場し、60億バーツ(1バーツ=2.76円)の売上があったと予想されている。
タイの企業と協力関係を結びたい外国の企業にとって、企業間での合弁や投資の契約といった点で、このフェアが果たした役割は大きいと考えられる。またタイ政府側も、フェアを成功に終わらせたことによって、タイの経済が回復の途にあることを世界に示した形となった。
このフェアでは、中小企業と投資家との間の機会を取り持つという意味でも、また労働福祉省雇用局の主催で行われた「ジョブフェア」による雇用提供という意味でも成功したといえるであろう。「ジョブフェア」に参加し雇用提供を行った企業は、CPグループ、トヨタ、サイアム・ダイキン・セールス、いすゞモータ(タイランド)、サイアムシティコンクリート、セブンイレブン、GM などである。募集職種はエンジニア、コンピュータープログラマー、会計士といった専門職から、工場労働者まで様々なものであった。
「ジョブフェア」には上記のような企業から約600人の使用者が参加し、2万698人の新規採用者を募集した。それに対して2万8000人の応募があり、そのうち約3割から4割が、主に東部沿岸や中部などの工業地帯の工場労働者として採用が確定していると見られている。
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