農林水産事業 AFCフォーラム(2022年)

2022年秋2号「資源管理と水産業の未来」

[画像:AFCフォーラム 2022年秋2号]

AFCフォーラム 2022年秋2号

電子ブック版(73.5MB)

特集

資源管理と水産業の未来

【特集】

  • 資源管理を強化し水産業を成長産業化
    神谷 崇/水産庁長官
    新たな水産基本計画で三本柱として掲げられる「資源管理の着実な実施」「水産業の成長産業化」「漁村の活性化」の取り組みとねらいについて、長官が解説する
  • 「海のエコラベル」が付加価値を上げる
    金子 弘道/ジャーナリスト
    日本の水産物が世界で評価されるためには、資源管理を徹底し「海のエコラベル」を取得する必要がある。まき網漁業者らが連携しエコラベル取得に挑戦するプロジェクトを追った

巻頭言

観天望気

  • ポテンシャル秘めた日本漁業
    坂本 雅信/全国漁業協同組合連合会 代表理事会長

連載

変革は人にあり

  • 水上 陽介/オーシャンソリューションテクノロジー株式会社(長崎県)
    漁業者の操業日誌を電子化すれば漁業の効率化につながる―。そのアイデアを出発点として起業した航海機器整備会社の3代目が、水産DXに挑む

農と食の邂逅

  • 兒玉 カズヱ・屋敷 照子・大野 君美代/JF江崎フレッシュかあちゃん(山口県)
    漁師の妻3人が、レンコダイを美しくジューシーなソフト干物を作ることに挑戦し、農林水産大臣賞を受賞。さまざまな魚でソフト干物を作る

新・漁業人

  • 泉澤 光紀/有限会社泉澤水産(岩手県)
    研究職で得た知識をもとに、定置網の世界に踏み出した。現場での経験の重要性を知り大きな目標に向けて、毎朝海に出て技術を学ぶ

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 「いただきます」の意味
    小林 涼子/俳優

調査レポート

  • 農業景況DIはマイナス幅拡大
    「投資予定あり」は5割を維持
    ―農業景況調査(2022年7月調査)―

主張・多論百出

  • 未利用魚を市場に流通させ消費
    高付加価値化のための「成長極」
    濱田 武士/北海学園大学経済学部 教授

ぶらり 食探訪 ―リュブリャナ―

  • スロベニア人の口説き方
    河上 浩明/在スロベニア日本国大使館二等書記官

耳よりな話 第241回

  • 低魚粉飼料の開発
    松成 宏之/水産研究・教育機構

地域再生への助走

  • 三崎漁港のフィッシャリーナ・ウォーフ
    海や漁港を活用し「海業」を展開
    若澤 美義/株式会社三浦海業公社(神奈川県)

書評

  • 『びっくり深海魚』
    吉田 忠則/日本経済新聞社 編集委員

インフォメーション

  • AFCフォーラム総目次(2022年)
  • AIを活用した漁業経営を学ぶセミナー「長崎県公庫水産友の会」を開催しました 長崎支店
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 本当の価値とは!?
    岡田 一水/株式会社高知銀行 地域連携ビジネスサポート部

次号予告

  • 特集は「資源高騰と食料システム」を予定。ウクライナ情勢、世界的な食料供給網の制約などにより、わが国の農業は資材費などの価格高騰に直面している。グローバル市場の資源需給の背景要因を解説し、わが国の食料システムやバリューチェーンの課題を浮き彫りにする。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年秋1号「農地集約と水田農業の姿」

[画像:AFCフォーラム 2022年秋1号]

AFCフォーラム 2022年秋1号

電子ブック版(57.8MB)

特集

農地集約と水田農業の姿

【特集】

  • 「地域計画」と農地の集積・集約
    日向 彰/農林水産省経営局 経営政策課長
    「農業経営基盤強化促進法」などの一部を改正する法律が成立した。改正の狙いと「人・農地プランの法定化」「地域計画の作成」をいかに進めていくか解説してもらった
  • 大規模農場に見る農地バンクの役割
    吉田 忠則/日本経済新聞社 編集委員
    農地の集約を進めるため、地域の協議による「地域計画」と具体的な集約の「目標地図」が必要となる。農地バンクが果たすべき役割とは。大規模農場に聞いた

巻頭言

観天望気

  • 原点に立ち返る
    室本 隆司/全国土地改良事業団体連合会 専務理事

連載

変革は人にあり

  • 杉浦 栄治/株式会社岩村営農(岐阜県)
    中山間地域でスマート農業やGAPに取り組み、若者や女性を雇用して地域農業を守っている法人がある。その好循環の秘訣を紐解いてもらった

農と食の邂逅

  • 井上 夏/株式会社井上農場(山形県)
    非農家から稲作農家に嫁いで20年。お米のおいしさを伝えるため加工に取り組み商品開発を進め、ポン菓子部長になる。SNSで庄内の農業の魅力を発信する

新・農業人

  • 紺野 敏宏/株式会社紅梅夢ファーム(福島県)
    東日本大震災後に増加した休耕地を集積。スマート農業を駆使して大規模耕作を実現した農業法人で、右腕として活躍。平均年齢27歳の若い従業員を育てる

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 消費者と生産者をつなぐ写真
    網野 文絵/農業カメラマン

調査レポート

  • 輸入食品を安いとする回答は減少
    「過剰包装見直し」などに期待高まる
    ―消費者動向調査(2022年7月調査)―

主張・多論百出

  • 持続的な生産体系としての「水田畑輪作」
    地域の合意形成と政策的支援が重要である
    梅本 雅/農業・食品技術総合研究機構

ぶらり 食探訪 ―ロンドン―

  • ジャパニーズカレー最新事情
    菅 正治/時事通信社 ロンドン支局

耳よりな話 第240回

  • コンバインの機内清掃を効率化
    嶋津 光辰/農業・食品産業技術総合研究機構

地域再生への助走

  • 「水田魚道」で地域の生態系を豊かに
    町を挙げての地域おこし活動に波及
    加藤 研一/榎前町内会、
    加藤 辰雄/榎前環境保全会

書評

  • 『持続可能な酪農 SDGsへの貢献』
    村田 泰夫/ジャーナリスト

インフォメーション

  • 丹後産農産物・加工食品をPR 商談会の会場は「畑」 京都支店
  • 果樹生産振興に係る意見交換会を開催 奈良支店
  • 欧州の日本食に関する勉強会を開催 情報企画部
  • 岩手の魅力ある食品を海外へ 輸出商談会を開催 盛岡支店
  • 「日本公庫ダイレクト」が新たなサービスを開始 新業務企画室
  • 「AFCフォーラム」の電子ブック版がスタート 情報企画部
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 生産志向から顧客志向へ転換する
    駒井 英樹/株式会社まちのわーくす

次号予告

  • 特集は「新たな水産基本計画の先にある水産業の未来」を予定。漁船漁業の改革、養殖業の大規模化、輸出促進が進む一方、海洋環境の変化による不漁やSDGs、脱炭素など環境問題への対応が必要です。資源管理の取り組み強化などが必要とされるなか「持続性のある水産業の成長産業化と漁村の活性化の実現」をめざし、新たな水産基本計画が策定されました。計画の先にある水産業の未来について、事例を交えて考察します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年夏2号「輸出への挑戦は新段階へ」

[画像:AFCフォーラム 2022年夏2号]

AFCフォーラム 2022年夏2号

電子ブック版(80.4MB)

特集

特集1   特集2   特集3

輸出への挑戦は新段階へ

【特集】

  • さらなる農林水産物・食品輸出の拡大
    山口 靖/農林水産省 輸出促進審議官
    わが国の農林水産物・食品の輸出額は2021年に1兆円を超えた。次なる目標は30年までに5兆円。輸出増大に向けた輸出促進法改正の狙いと国の取り組みを解説する
  • 「農産物輸出の取り組み」と最前線を見る
    山田 優/農業ジャーナリスト
    輸出産地を形成する動きが進行中だ。JA飛騨ミートと、日本国総領事館・ジェトロ ロサンゼルス事務所。輸出拡大に産地を挙げて取り組むプレーヤーを追った
  • 地域の農産物輸出に地方銀行が支援
    金子 弘道/ジャーナリスト
    各地で農産物・食輸出に注力する地方銀行が現れている。仲介役にとどまらない、「一歩踏み込んだ」輸出支援の全容とは。肥後銀行と秋田銀行に話を聞いた

巻頭言

観天望気

  • 輸出への挑戦で明るい未来を
    小林 栄三/日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)センター長

連載

変革は人にあり

  • 住中 卓史/株式会社クボタ(大阪府)
    国内の米生産量の維持・拡大に貢献するため、活路を見出そうとする農機メーカー・クボタ。斬新なビジネスモデルの裏には、現地のニーズを掴むさまざまな工夫があった

農と食の邂逅

  • 竹川 麻衣子/さいのね畑(千葉県)
    個人農家から取り寄せた1箱の野菜をきっかけに就農。有機無農薬で少量多品目栽培。野菜の声を家庭に届ける

新・農業人

  • 浜塚 剛/TSUYOSHI'S FLOWERS(長崎県)
    めざすは海外産と勝負できる高品質のカーネーション。花一本一本にきめ細かく目をくばり、土づくりに活かす

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 熟れた果物を長く楽しむ
    若山 曜子/料理研究家

主張・多論百出

  • 「デイ・ゼロ」活かし質の高い日本食
    アジアで急増する日本産食材の需要
    氷室 利夫/Zen Foods Co., Ltd(香港)代表取締役、香港日本産食品等輸入拡大協議会座長

ぶらり 食探訪 ―ソウル―

  • 混ぜて食べれば心が通い合う
    長井 真人/在大韓民国日本国大使館 参事官

耳よりな話 第239回

  • 日本の抹茶
    野村 幸子/農業・食品産業技術総合研究機構

地域再生への助走

  • 北海道産のワインの普及と発展に奔走
    「食とのペアリング」でワイン王国築く
    阿部 眞久/NPO法人ワインクラスター北海道(北海道)

書評

  • 『タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ』
    青木 宏高/NPO法人「食材の寺小屋」理事

インフォメーション

  • 第75回アプラカ理事会および地域政策フォーラムに参加
  • 農林水産事業業務報告会を開催
  • 農業経営アドバイザー活動推進協議会総会を開催
  • ウクライナ情勢で変化した経営環境を知る 長崎支店
  • 生産者の声や現場を直接伝える商談会を開催 帯広支店
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 「農業簿記」は自立のための身近な道具
    安形 京子/税理士法人 Agata

次号予告

  • 特集は「構造改革その先の水田農業の姿」を予定。農業者の減少、高齢化が進むなか、担い手の育成・確保や農地利用の最適化の推進が必要です。農業経営基盤強化促進法などの改正により、稲作経営の在り方や農地利用の姿を考察します。また、生産基盤である水田を劣化させないよう、農地集積や工夫して経営維持に取り組む先などを紹介します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年夏1号「「若者就農」と「地方創生」」

[画像:AFCフォーラム 2022年夏1号]

AFCフォーラム 2022年夏1号

電子ブック版(74.3MB)

特集

「若者就農」と「地方創生」

【特集】

  • 農業を基盤とした地方創生戦略を
    五十嵐 智嘉子/北海道総合研究調査会 理事長
    人口減少は日本の命運を左右する課題で、特に地方で深刻だ。だが農業基盤が盤石な地域では人口減少幅が小さい。さらに「面白いまちづくり」で活性化に取り組む、明るい兆しが出てきている
  • 若者への地域ぐるみの支援が活性化に
    松田 恭子/株式会社結アソシエイト 代表取締役
    地域に新規就農者を定着させるため、行政と農協、農業者が連携。手厚い支援の仕組みをつくり若者定着に実績を上げるJAかいふと志布志市農業公社の事例を紹介する

巻頭言

観天望気

  • 地域から日本を創り直す
    藤山 浩/一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所 所長

連載

変革は人にあり

  • 石飛 修平/株式会社熟豊ファーム(島根県)
    今まで「廃用牛」と言われてきた黒毛和牛の経産牛を育て上げ、おいしい肉にする経産牛肥育専門農場。「サステナブル和牛」として輸出を広げ、経産牛の価値向上に取り組む

農と食の邂逅

  • 土居 裕子/株式会社ニュウズ(愛媛県)
    大学で学んだファミリー企業の研究をきっかけに、父の跡を継いで2代目社長に。年間を通じてミカンを栽培し、六次産業化、輸出にも取り組む

新・農業人

  • 佐野 剛/アサヒファーム(山梨県)
    2021年に就農し1年目で黒字化。前職の経験を活かし、徹底した工数削減をモットーにした営農スタイルの確立をめざす

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 小さな「畑」
    三浦 しをん/作家

調査レポート

  • 食品産業の景況は持ち直し
    設備投資DIはコロナ禍前の水準に回復
    ―食品産業動向調査(2022年1月調査)―

主張・多論百出

  • 意欲ある企業の農業参入をバックアップ
    新規就農者を呼び込み有機農業を推進
    郡司 彰/茨城県農林水産部農地局長

ぶらり 食探訪 ―ニューヨーク―

  • 1パック2600円のイチゴ
    津山 恵子/ジャーナリスト

耳よりな話 第238回

  • 収穫した果実の色を改善する機械
    東 暁史/農業・食品産業技術総合研究機構

地域再生への助走

  • 地元・胎内産の原料使い話題に
    大学ブランド清酒の開発に成功
    渡邉 剛志・栗林 喬・小熊 哲哉/新潟食料農業大学(新潟県)

書評

  • 『農の原理の史的研究─「農学栄えて農業亡ぶ」再考』
    宇根 豊/百姓・思想家

インフォメーション

  • 日本公庫農林水産事業本部長の新任のごあいさつ
  • 地域経済活性化シンポジウム in長崎を開催
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 後継者不在の時代
    いま求められる支援者の役目
    村上 一幸/株式会社ケミストリー

次号予告

  • 特集は「今こそ本格始動、農産物・食品輸出」を予定。2021年、日本の農林水産物・食品の輸出額は初めて1兆円を超えました。30年に5兆円の目標達成に向け、輸出にチャレンジする事業者へ国の取り組み強化の具体策を解説します。また、今年度から新設された「農産品輸出支援プラットフォーム」の支援内容のほか、輸出産地形成の優良事例などを紹介します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年春2号「女性たちのSDGs Now」

[画像:AFCフォーラム 2022年6月号]

AFCフォーラム 2022年6月号

電子ブック版(64.6MB)

特集

特集1   特集2   特集3

女性たちのSDGs Now

【特集】

  • 本格化する食料のSDGs経営
    新井 ゆたか/農林水産省 農林水産審議官
    地球環境問題とSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みは、世界中の農業者も食品企業も待ったなしとなっている。そのポイントとなる三つのキーワードとは
  • 従業員ファーストの経営が企業力を高める
    青山 浩子/農業ジャーナリスト
    「地域」と「働く人」に温かな目を向け続け、多様な個人の活躍を重視した二人の女性経営者。持続可能な職場づくりが企業にプラスの効果をもたらしている
  • 女性の活躍で農業と地域に多様性を
    渡邉 桃代/農林水産省経営局就農・女性課 女性活躍推進室長
    新たな価値観でビジネスを興した女性たちの活躍が、社会課題の解決に道筋をつけ始めている。その経営姿勢と理念はSDGs時代のモデルケースになり得る

巻頭言

観天望気

  • 耳を傾ける姿勢
    村上 芽/株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト

連載

変革は人にあり

  • 竹下 真由/竹下製菓株式会社(佐賀県)
    九州を代表する冷菓「ブラックモンブラン」を製造する老舗企業。社長は働きやすい職場づくりに努めながら時代や市場の先を見据え、企業同士の連携を図る

新・農業人

  • 冨田 美和/三つ星株式会社(福井県)
    2018年に法人を設立し、わずか3年で売上高1億円まで急成長。夫とともに、悩みながら「突き進む」等身大の経営者だ

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 温もりでつなぐふるさとの味
    富田 望生/俳優

調査レポート

  • 農業設備投資は高水準を維持
    食品関係企業の約8割がコスト増
    ―農業景況調査・食品産業動向調査(いずれも2022年1月調査)―

主張・多論百出

  • 女性リーダーの台頭が示す変化の兆し
    多様な価値観尊ぶ土壌が農業を変える
    鈴木 祐子/日本農業新聞 論説委員長

ぶらり 食探訪 ―ハーグ―

  • 花も、団子も、輸出につなぐ
    吉川 航/在オランダ日本国大使館一等書記官

耳よりな話 第237回

  • ゲノム編集が変える食と農業
    髙原 学/農業・食品産業技術総合研究機構

地域再生への助走

  • 故郷で伝承料理を作り続けて
    食文化が人と人の輪を広げる
    工藤 良子/津軽あかつきの会(青森県)

書評

  • 『中山間地域ハンドブック』
    『新しい地域をつくる─持続的農村発展論』
    村田 泰夫/ジャーナリスト

インフォメーション

  • 第15回「アグリフードEXPO東京」開催報告
  • マーケターに聞く農産物の販売戦略 山形支店
  • 日本ワインがテーマのオンラインセミナー 甲府支店
  • 農業者・食品事業者が集うオンライン研修会 大分支店
  • 農産物のブランド化を先進企業に学ぶ 岡山支店
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 泥臭く愚直な経営理念を
    佐藤 史也/税理士法人小島会計

次号予告

  • 特集は「ワカモノ就農による地方創生」を予定。地方創生の主役と言っても過言ではない農業。カギとなるのは次世代の新規就農者の呼び込みと定着です。昨今の食料安全保障への関心の高まりやSDGsの理解浸透により、魅力的な産業として「農業の潜在成長力」への関心がさらに高まることが考えられます。
    若者定住促進の政策背景と、仕事づくりの重要性を、事例を交えて考察します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年春1号「食料安全保障を強化する」

[画像:AFCフォーラム 2022年4月号]

AFCフォーラム 2022年4月号

特集

食料安全保障を強化する

【特集】

  • コロナ禍で問われる食料安全保障
    佐野 豊/三井物産株式会社 食料本部食糧事業部長
    気候変動やコロナ禍が世界の食料需給を左右し、政策にもグローバルな視点が欠かせない。食料の安定供給に向けた政府や民間企業の具体策とは
  • 飼料自給が食料安保と酪農の未来開く
    山田 優/農業ジャーナリスト
    食品の安定生産は原料の確保から。持続可能な農業経営のモデルケースとなり得る、地域内資源を活用した耕畜連携・有機飼料生産事例を追う

巻頭言

観天望気

  • 絶対的な必需品
    生源寺 眞一/福島大学食農学類 教授

連載

変革は人にあり

  • 安孫子 建雄/江別製粉株式会社(北海道)
    30年以上前から消費者の声に応え、国産小麦の販売を拡大。北海道産小麦のよさをアピールし、国産比率を高めるために奮闘する

経営紹介

  • 栁澤 孝一/株式会社栄農人エナジー(長野県)
    川上から川下まですべての商流を手がけ、「顔の見える取引」に強み。農業の魅力を高めるため従業員教育にも注力する
  • 池田 大志ひろし/株式会社イケマコ(佐賀県)
    地域に根差し、「稼げる農業」を体現。スマート農業を率先して導入し、販売力強化をめざして6次産業化や輸出に取り組む

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 家庭菜園でスパイス栽培
    印度 カリー子/スパイス料理研究家・タレント

調査レポート

  • 健康志向は3半期ぶり低下
    「値上げ許容せず」20歳代で4割超
    ―消費者動向調査(2022年1月調査)―

主張・多論百出

  • 自然環境の保全で気候変動対策を推進
    自然資本への投資は環境面で相乗効果
    山田 唯人/マッキンゼー・アンド・カンパニーパートナー

ぶらり 食探訪 ―シドニー―

  • ブランド品種、国内に閉じ込めず
    湖城 修一/NNAオーストラリア所属、農業専門誌ウェルス

耳よりな話 第236回

  • プロバイオティクス農業
    秋本 千春/農業・食品産業技術総合研究機構

地域再生への助走

  • 絶滅寸前の「吉川ナス」を復活
    GI登録を地域活性化に生かす
    砂畑 達也/鯖江市伝統野菜等栽培研究会(福井県)

書評

  • 『資本主義の新しい形』
    武本 俊彦/新潟食料農業大学教授

インフォメーション

  • 地理的表示(GI)保護制度
  • 肉用牛経営の事業承継事例などを学ぶ 水戸支店
  • 「飛騨就農支援塾」に出張講義 岐阜支店
  • 農業を大学生の職業選択肢の一つに 北見支店
  • カーボンニュートラルに寄与する施策に強い関心 近畿地区総括課
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 過去を分析する視点も農業を強くできる
    それが私の信条です
    渡辺 知洋/帯広信用金庫営業推進部

編集部からのお知らせ

  • 本号から弊誌『AFCフォーラム』は、これまでの毎月発行から年8回の発行に変更します。また、これに伴い、号数の表記を「春夏秋冬」を用いたものに改めました。これからも、農林水産業や食品産業を取り巻く環境変化の中における事業者の変革の動きを捉え、政策金融の推進に資するテーマを取り上げることを通じて、現場の最新情報や有識者からの意見提起を読者の皆さまにお届けします。今後もご愛顧いただければ幸いです。
    (次号「春2号」は6月の発行です。特集は「女性が考えるSDGs経営」を予定しています。)
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年3月号「持続可能な水産業の展望」

[画像:AFCフォーラム 2022年3月号]

AFCフォーラム 2022年3月号

特集

持続可能な水産業の展望

【特集】

  • 水産業の危機感共有し脱炭素にも挑戦
    宮原 正典/よろず水産相談室afc.masa 代表
    地球温暖化に伴う海の変化と脱炭素化。二つの課題が日本の漁業にのしかかる。いますべきは、危機感を共有し、できることに取り組む前向きな姿勢を示すことだ
  • 水産物の安定調達をめざし漁業に進出
    金子 弘道/ジャーナリスト
    水産業の課題を解決しようと、川上の漁業に自ら乗り出す水産加工業者が出てきた。川下が考える水産業の課題、そして、未来へ持続可能な漁業とは

巻頭言

観天望気

  • プロセスの価値
    八木 信行/東京大学大学院 教授

連載

変革は人にあり

  • 清水 雅彦/KURAおさかなファーム株式会社(大阪府)
    大手回転寿司チェーンの「くら寿司」が水産会社を設立した。日本漁業を創生することで、漁業者との共存共栄をめざす、その取り組みとは

農と食の邂逅

  • 中嶋 麻緒/株式会社樋長(東京都)
    東京都中央卸売市場豊洲市場の水産仲卸企業に勤め、マグロの競り場にも立つ。任されたメバチマグロ。手やりのサインは、瞬間的に指が動く

新・漁業人

  • 池田 匡孝/芦北町漁協所属 朱圭丸 船長(熊本県)
    30年近くに及ぶサラリーマン生活に区切りをつけ、念願のタチウオ漁師に。師匠やベテラン漁師の教えを仰ぎ、「独立独歩のやりがいのある仕事」に励む

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 高級魚クエの秘密
    美村 里江/女優・エッセイスト

調査レポート

  • 耕種・畜産ともに売上高は前年以上確保
    ―2020年農業経営動向分析―

主張・多論百出

  • 日本の水産業に押し寄せる変化の波
    時代の要請に応える政策遂行が急務
    長谷 成人/一般財団法人東京水産振興会

ぶらり 食探訪 ーバンコクー

  • 地元屋台麺に価格で挑む
    増田 篤/株式会社時事通信社

耳よりな話 第235回

  • 船上で情報収集する漁業者用アプリ
    松本 浩文/水産研究・教育機構 水産大学校

地域再生への助走

  • フィッシュガールが臨むクロマグロ解体ショー
    愛媛の魚を発信、地元水産業を盛り立てる
    鈴木 康夫/愛媛県立宇和島水産高等学校

俳句が告げる季節

  • 紫雲英(季・春)
    大高 翔/俳人

書評

  • 『食と農のつれづれ草―ジャーナリストの視点から』
    宇根 豊/百姓・思想家

インフォメーション

  • 新潟県の農業発展を考える 新潟支店
  • 神奈川県内の新規就農者と意見交換 横浜支店
  • 人材テーマに対談形式のセミナー 前橋支店
  • 第10回「食と農を結ぶ交流フォーラム」開催 鹿児島支店
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 数字がわかれば経営はうまくいくなんて大間違い
    岡本 裕介/食の劇場

次号予告

  • 特集は「食料安全保障を見直すとき」を予定。
    世界的な人口増加による食料需要増大、気候変動による生産減少、コロナ禍による物流停滞など、わが国の食料供給に重大な影響を及ぼす可能性のある事象が国内外に多く発生しています。日本を含めた世界の食料事情とは。そしてそれは今後どうなっていくのでしょうか。食料安全保障の在り方を見通します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年2月号「持続可能な国産材時代へ」

[画像:AFCフォーラム 2022年2月号]

AFCフォーラム 2022年2月号

特集

持続可能な国産材時代へ

【特集】

  • 森林・林業基本計画のめざす林業の姿
    織田 央/林野庁次長
    「グリーン成長」を掲げ新たな目標を定めた「森林・林業基本計画」。林業・木材産業の抱える課題と、カーボンニュートラルの実現に向けた施策について解説する
  • 「新しい林業」と「第2の森林」づくり
    赤堀 楠雄/ジャーナリスト
    2050年カーボンニュートラルを見据え、持続可能な「新しい林業」育成や、都市に炭素を貯蔵する「第2の森林」づくりを提唱する林野庁。先進的な林業・木材活用事例を紹介

巻頭言

観天望気

  • かじを切るべきとき
    山折 哲雄/宗教学者

連載

変革は人にあり

  • 堀川 保幸/中国木材株式会社(広島県)
    グローバル市場の変化に先手を打ち、時代に即した製品を供給してきた国内最大級の製材会社。経営革新の原動力は、自身の幼少期にあった

農と食の邂逅

  • 芳賀 幸子/佐兵衛家のてまひまきのこ園(岩手県)
    てまひまかけて生産する原木乾シイタケは、大変品質が高いと評判だ。好きな髪型、髪色にするのがポリシーで、冬山の透明な空気の中、金髪が輝く

新・林業人

  • 青木 亮輔/株式会社東京チェンソーズ(東京都)
    「まるごと1本カタログ」には葉付きの枝や、根っこ、樹皮まで。「小さくて強くて面白い」林業をめざす若者たち

オピニオン・レポート

フォーラムエッセイ

  • 森の「けもの道」
    宮崎 学/写真家

調査レポート

  • 食品産業の景況は持ち直し
    設備投資意欲はコロナ禍前の水準に近づく
    ―食品産業動向調査(2021年7月調査)―

主張・多論百出

  • カーボンニュートラル実現にJ-クレジット
    世界基準と並ぶため積極的な活用を
    米田 雅子/東京工業大学特任教授

地域再生への助走

  • あか牛と漫画で独創的産業おこす
    夢に向かう若者の姿が地域の活力
    草村 大成/高森町長(熊本県)

ぶらり 食探訪 ー北京ー

  • 北京にない和食店とは
    三上 善之/在中国日本国大使館

耳よりな話 第234回

  • 熱帯荒廃地を農地に変える技術
    藤井 一至/森林研究・整備機構 森林総合研究所

俳句が告げる季節

  • 春一番(季・春)
    大高 翔/俳人

書評

  • 『歩くとなぜいいか?』
    青木 宏高/NPO法人「食材の寺小屋」理事

インフォメーション

  • 「SEADS」研修生に出張講義 山形支店
  • 人材活用の課題に熱い議論 大津支店
  • 経営の多角化めざす取り組みに学ぶ 広島支店
  • コロナ禍における次の一手を考える 仙台支店
  • みんなの広場・編集後記

農業経営アドバイザー

TiDBit

  • 財務戦略で理想の稼ぎとゆとりを生み出す
    羽場 権二/株式会社百一姓

次号予告

  • 特集は「持続可能な水産業を考える」を予定。
    国は、成長戦略を描き、コロナ禍を乗り越えるべく政策支援を展開しています。しかし、現下のグローバル市場では、水産物の調達はひっ迫、国際取引価格も上昇しており、将来にわたり水産物を安定調達できる環境に黄信号がともっています。さらに、地球環境に配慮した適切な漁業資源管理を実現することが求められており、生産から加工流通までチェーン全体で、持続可能なわが国水産業のあるべき姿を考える時がきています。持続可能性と成長産業化の二兎を追う、最新の業界の動きや企業の取り組みを紹介します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

2022年1月号「みどり戦略、本格始動へ」

[画像:AFCフォーラム 2022年1月号]

AFCフォーラム 2022年1月号

特集

みどり戦略、本格始動へ

【特集】

  • 有機農業を推進し持続可能性を高める
    佐藤 夏人/農林水産省 農業環境対策課長
    耕地面積に占める有機農業の比率を、2050年までに25%にする目標を掲げた農林水産省。目標達成への戦略や問題意識などを解説してもらった
  • 有機農業拡大に欠かせない地域の視点
    小口 広太/千葉商科大学 准教授
    有機農業の取り組み面積を大きく拡大するために必要な「地域政策」とは。愛媛県で有機農業に挑戦し続けている「無茶々園」モデルを追った

【特別企画・輸出座談会】

令和農業の視点

  • グローバル市場を切り拓く
    輸出を軌道に乗せるまでの歩みを追う。シリーズ第2弾となる今回は、海外市場を開拓してきた先駆者が軌跡とともにコロナ禍での取り組みを語る

巻頭言

観天望気

  • 有機農業は「農の原理」
    宇根 豊/百姓・思想家

連載

農と食の邂逅

  • 新谷 梨恵子/農プロデュース リッツ(新潟県)
    大好きなサツマイモを軸に、農村にはさまざまな仕事があることを見いだしてきた。肩ひじ張らず柔軟、しかし、果敢に農業の可能性に挑みつづけている

変革は人にあり

  • 鮫田 晋/いすみ市役所農林課(千葉県)
    有機農家ゼロだった地域で、市内の学校給食に有機米を提供するまで有機栽培の輪が拡大。仕掛人は趣味のサーフィンのため町役場に転職した若き職員だ

オピニオン・レポート

主張・多論百出

  • 自然と正直に付き合うと面白い
    有機農業は気ままな暮らし
    長田 直己/おさだ農園

調査レポート

  • 健康志向が2半期連続上昇
    食品ロス削減意識高まる
    消費者動向調査(2021年7月調査)

フォーラムエッセイ

  • タマネギがわからない
    滝沢 沙織/女優

地域再生への助走

  • 休耕田で米づくりの実践型食育活動
    SDGsのグリーンリーダーを育成
    イナンル 忍/NPO法人Peace & Nature(兵庫県神戸市)

俳句が告げる季節

  • 寒昴(季・冬)
    大高 翔/俳人

耳よりな話 第233回

  • 産地気候に合わせた品種選び
    石川 哲也/農業・食品産業技術総合研究機構

書評

  • 『稼げる農業経営のススメ 地方創生としての農政のしくみと未来』
    村田 泰夫/ジャーナリスト

インフォメーション

  • みんなの広場・編集後記
  • 第15回アグリフードEXPO東京

次号予告

  • 特集は、「持続可能な林業への挑戦ー2050年カーボンニュートラル貢献ー」を予定。
    森林はCO₂を直接吸収し減少させる数少ない資源です。森林や林業がカーボンニュートラルの実現に貢献し続けるためには、着実な間伐に加えて、「伐って、使って、植える」という資源の循環利用による人工林の再造林を図るとともに、木材利用を拡大することが必須です。そこで、資源の循環利用に向けた行政の施策、再造林の先端事例を紹介します。
  • *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。

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