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1第 25 回 電磁界情報センター運営委員会 議事録(案)
1.日 時:2020 年 3 月 17 日(火)13:30〜15:40
2.場 所:全日電工連会館 3 階会議室
3.出席者:木下委員長、衞藤委員、緒方委員、小島委員、飛田委員、山根委員
[事務局]一般財団法人電気安全環境研究所 尾崎専務理事
(薦田理事長代理)
電磁界情報センター 大久保センター所長
4.議事次第:
(1)定足数の確認報告
(2)理事長挨拶(3)【審議】第 24 回電磁界情報センター運営委員会 議事録の承認について(4)【報告】2019 年度 予算執行状況について(5)【報告】2019 年度 業務実施状況について(6)【審議】2020 年度 業務計画について
5.配布資料:
・運営 25-1
・運営 25-2
・運営 25-3
・運営 25-4
・運営 25-5
・参考
運営委員会 委員名簿
第 24 回電磁界情報センター運営委員会 議事録(案)
2019 年度 予算執行状況
2019 年度 業務実施状況
2020 年度 業務計画(案)
電磁界情報センター運営委員会規程
6.議事内容:
(1)定足数の確認報告
電磁界情報センター運営委員会規程第 5 条第 2 項に基づき、運営委員 7 名中、
出席の委員 6 名であることから、第 25 回運営委員会は成立した。
(2)専務理事(理事長代理)挨拶
年度末のご多忙のところ、
また、
新型コロナウイルス感染拡大が懸念されている
状況の中、ご出席いただき感謝する。また、日頃、電磁界情報センター(以下「セ
ンター」
)へのご支援を賜り、心から御礼申し上げる。
本日の委員会では、
2019 年度の活動の振り返りと 2020 年度の活動計画について
説明するので、忌憚のないご意見をいただきたい。 2(3)第 24 回電磁界情報センター運営委員会 議事録の承認について<審議>
・事務局より、
前回運営委員会においてご意見をいただいた電話自動応答システム
による問い合わせ内容の分析結果について説明がなされた。主な質疑は以下の
通り。
【質疑】
[委 員]問い合わせ者が電話自動応答を聞いている途中で、何らかの理由で切ってし
まう件数というのは分かるのか。
[事務局]途中で電話を切られた件数自体は分かるが、自動応答による総合案内アナウ
ンスの途中なのか、項目別の詳細説明メッセージの途中なのかまでは分から
ない。
[委 員]自動応答アナウンスの後も職員から説明を聞きたい人は、転送されて職員の
対応につながるということで丁寧な案内の流れだと思う。ただ、わざわざ電
話をかけてきたということは、問い合わせ者は職員からの直接の説明を聞き
たいのではないか。
[事務局]今年 1 月、2 月の状況を分析したところ、電話の入電件数と職員に自動的に
転送された件数というのはあまり差がなかったことから、ほとんどの方は職
員からの説明を受けていると理解される。
[委 員]項目別の詳細説明メッセージ送出回数のグラフについて、同じ方が複数の項
目を選択している場合には、これは延べ数として計上されているのか。
[事務局]その通りである。
[委 員]当面はメッセージ送出回数のデータを蓄積していくことが、問い合わせ内容
の傾向を知る上では非常に大事ではないかと思う。
【審議結果】第 24 回運営委員会議事録について了承された。
(4)2019 年度 予算執行状況について<報告>
・事務局より資料運営 25-3 について説明がなされた。主な質疑は以下の通り。 3【質疑】
[委 員]妊婦向けの配布パンフレットが 77 万部から 70 万部に減少したのは、自治体
の都合か。
[事務局]出生数が減少していることと、自治体からの申し込みが減少したことによる。
[委 員]減少に対して、何か課題が見えてくることはないか。
[事務局]最も大きな課題は少子化と捉えている。
[委 員]少子化は、どれ位の率で進んでいるのか。
[事務局]2018 年の出生数が約 91 万人だったのに対し、2019 年は約 86 万人であるた
め、約 5%程度減少している。
[委 員]今年度の依頼講演会の回数が減少している背景は何か。
[事務局]はっきりとした原因は分からない。毎年ダイレクトメールにより、各都道府
県の生涯学習センター、消費者生活センター、助産師会等に依頼講演会の案
内を送付しているが、今回、依頼数が減ってきたことから、電話でも案内を
してみたところ、講演会開催の審査が以前より厳しくなったというような話
もあった。
[委 員]電磁波への関心自体が以前より低くなっていることはないか。
[事務局]インターネットの検索エンジンを活用し、人々が「健康影響」とどういうキ
ーワードを組み合わせて検索しているか調査したところ、震災直後は「電離
放射線、放射能関係」が検作単語全体の 70%位、
「電磁波」が 10%位を占めて
いたが、最近では、
「電磁波」が 14%位、
「放射能関係」は 9%位と逆転して
おり、電磁波への関心は継続して高い。
[委 員]パンフレット認知度浸透度調査というのは、どのような調査か。
[事務局]一般の方や妊婦を対象とし、センターが独自に作成した妊婦向けパンフレッ
ト等の認知度や、電磁波全般に対する心配度についての調査である。現在実
施中で、今年度末までに取りまとめの予定である。 4(5)2019 年度 業務実施状況について<報告>
・事務局より資料運営 25-4 について説明がなされた。主な質疑は以下のとおり。
【質疑】
[委 員]ホームページへのアクセス者数の推移で、アクセスが増加する年度があるが、
その理由は分かるか。
[事務局]2018 年度については、6 月に医療従事者向けにインターネット広告の配信を
開始したことから、その影響と考えられる。また、医療従事者や妊婦・子供
を持つ親、学生向けに対象を 3 パターンに特化し、対象や時期を定期的変え
て広告を配信していることがアクセス数の変化として表れている。
[委 員]様々なメディアからの報道によるアクセスへの影響はないか。
[事務局]報道によって、アクセスが急に増加したというのは確認されていない。
[委 員]廉価な磁界測定器や磁界測定アプリの調査結果について、一部公開とともに、
その結果に基づいて注意を呼びかけることは難しいか。
[事務局]現在でも、
アプリで測定された方から
「非常に高い数字が出たが、
大丈夫か」
といった問い合わせはあり、センターで測定した結果を説明したり、センタ
ーの校正された貸出測定器での測定を勧めている。今後、ホームページ等で
一般の方にもわかりやすい内容での公開を検討したいと考えている。
[委 員]インターネット広告の配信では、このようなわかりやすい画面であればアク
セス数が増えるだろうと思う。
対象が、
妊婦・子どもを持つ親、
医療従事者、
学生とのことだが、今後、対象を多様化させるとか、あるいは逆に絞り込み
をする予定はあるか。
[事務局]医療従事者については、情報伝達効果が高いことから、学会におけるランチ
ョンセミナーでも対象としている。広告配信は当面は現在の対象としつつ、
さらに拡大させるかどうかは、アクセス状況も踏まえながら、今後、検討を
していきたい。
[委 員]磁界測定アプリの調査結果については、学会等で公表するとともに、リスク
コミュニケーションの観点からも、アプリ制作側や使用側の人々に発信して
いく必要があると思う。 5[事務局]アプリの数自体かなりあるため、制作側への対応は難しいと考えているが、
アプリを使用される方々に対しては、こういった傾向があるというのは情報
提供できるような公表方法を検討したいと考えている。
[委 員]パンフレット「赤ちゃんとママのための電磁波のはなし」のアンケート調査
において、パンフレット閲覧前後の「心配度」とは、一般的な「不安」と同
じような意味で質問しているのか、また、心配している方が何か対策をとっ
ているとか、行動の変化等も調査しているのか。
[事務局]
「心配度」
という言葉は、
アンケートでは、
そのままの言葉で使用しており、
「不安」と同じ意味である。行動の変化は調査していないが、心配という方
には、それが、胎児への影響や、発育の問題等、どんなことが心配なのか調
査している。
[委 員]心配と感じていても、何か対策をしている人と何もしていない人では相当大
きな差があると思う。
[事務局]次回アンケート調査の際には、行動に対する質問も検討したい。
[事務局]過去のアンケート調査結果でも、電磁波を心配という方でも、何が心配なの
かはっきりと回答出来ない方が 4 割位。電磁波に対して心配という漫然とし
たイメージがあって、そういう実態が反映されていると思う。
[委 員]一般論として遺伝子組み換え食品とか農薬が危険という、ある特定の研究者
の説が信じられているような例があるが、電磁波の場合も、そうした特定の
説で悪いイメージが残っているような研究はあるか。
[事務局]そうした研究はある。メディアに取り上げられて、研究者は後でその説を引
っ込めるものの、悪いイメージはそのまま残ってしまう。
[委 員]貸し出し磁界測定器で測定した結果、不安を感じる人が減少しているが、逆
に不安が増えたという人もいるか。
[事務局]元々心配度が非常に高くて、測定値がゼロを期待している人は、ゼロでない
と不安と感じる。
[委 員]ゼロを期待している人は何か不安の根拠があるのか。 6[事務局]疫学調査で 0.4μT を超えると統計的に小児白血病のリスクが有意に上がる
という結果がある。それに比べて、低いかゼロでないと、やっぱり高いと感
じているものと推慮している。
[委 員]1 軸の磁界測定器は、メーカーは校正していないのか。
[事務局]メーカーのホームページで確認する限り、今回調査した廉価な 1 軸の測定器
では校正されていなかった。ただし、1 軸の測定器全てが必ずしも精度が悪
いということでもない。3 軸の測定器が使用される以前は、基本的に 1 軸の
測定器で 3 回測定する方向を変えて測定を実施し、それらの値から手計算で
算出されていた。
[委 員]1 軸の磁界測定器の測定結果では、基準測定器の測定結果と比例関係がある
とすれば、メーカー側が目盛りを変更すれば精度は良くなるのか。
[事務局]そうであるが、校正してみないと正確な目盛りは分からない。
[委 員]測定器の精度というのは、放射線測定でも非常に大事であり、価格が安いと
いうコスト面だけでなく、本当にこれが良いのかどうかということを考えな
くてはいけない。
[委 員]人々のリテラシーというのは、10 年以上そんなに変わらないように思うが、
誤った色々な説が出てくることに対しては、常に正しい情報というのを発信
していなければいけないと認識している。
[委 員]磁界測定器の精度確認は大変意義のあることだと思う。測定器を借りて自分
で測定してみたいという方は特に関心が高い方だと思うので、そういう方々
に、測定結果やその傾向を情報提供すると、大変参考になるし、機器自体へ
の理解も深まるのではないかと思う。
(6)2020 年度 業務計画について<審議>
・事務局より資料運営 25-5 について説明がなされた。主な質疑は以下のとおり。
【質疑】
[委 員]ネット情報も含め、メディアから電磁波を危ないと煽っているような報道は
あるか。 7[事務局]低周波ではあまりないが、最近の一部の新聞記事では 5G 導入は危険である
と煽ったりしている場合がある。
[事務局]先の磁界測定器結果の公表についてであるが、これまでも、様々な発生源か
らの測定結果をセンターの専門家ネットワークの専門家の方に共著者にな
っていただき、客観性を担保した上で、国際学会や国内学会で発表し、この
結果を基に、ホームページ等で情報提供してきた。今回の測定結果について
も、これまで同様にセンターが直接測定した結果だけではなく、客観性を担
保したうえで情報提供したいと考えているので、しばらくお待ちいただけれ
ばと思う。
【審議結果】2020 年度 業務計画について了承された。
(7)その他
1 次回開催日程
次回開催の日程は以下のとおり。
・2020 年 9 月 24 日(木) 午後
2 テレビ会議の検討
事務局より、
年 2 回の運営委員会について、
必要に応じてテレビ会議での開催が
可能かどうか、今後検討していく旨の説明がなされた。
3 運営委員の再任、新規委員就任
事務局より、現在の運営委員の任期が 3 月末であることから、4 月以降 2 年間の
再任委嘱に関する手続きの説明がなされた。
また、
新規委員として葛西委員の紹介
がなされた。
以 上

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