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資料 運営13-4
資料 運営13-4
電磁界情報センター
平成25年度業務実績の概要
電磁界情報センター
2014年3月18日 第13回運営委員会
1.情報収集・調査
1-1.電磁界関連情報(1次情報)の収集
• 新聞記事検索会社、コンサルタント会社等への委託契約による情報収集および
職員による市民団体機関誌購読、イベント参加などによる情報収集
(報道記事約130件、研究動向約410件、社会動向約70件収集)
1-2. 1次情報の詳細調査
• 職員、コンサルタント会社等による文献調査、関係者インタビュー、現地調査
(実績)
 欧州連合(EU)指令/職業者への電磁界ばく露規制に関する指令
 ドイツにおける送電線建設計画
 フランス、スイス、デンマーク等で発行されている一般向けパンフレット
 スイス、イタリア、デンマーク及びベルギーにおける磁界規制等現地調査
平成25年度情報調査業務の概要(1/3)
電磁界情報センター1 2
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電磁界情報センター
2-2.海外機関との連携検討
• 電磁界資料に関するデータベースを構築している欧州の機関との
データベース構築作業の連携に向けた検討、調整を実施
• 連携開始について合意済み
次年度年初、連携契約を実施予定
平成25年度情報調査業務の概要(2/3)
2.情報整理・評価
2-1.電磁界データベースの整備(詳細別ページ)
• 学術論文や社会動向情報の登録約5,700件(累計12,522件)
〈平成26年3月14日現在〉
• 過年度発行文献については、入力作業完了2電磁界情報センター
平成25年度情報調査業務の概要(3/3)
3.磁界レベルに関する調査
• 磁界測定プロジェクトチームで検討および実施(詳細別ページ)
(1) 電気自動車用充電器から発生する磁界測定結果分析、学会発表
・学会発表予定
電気学会全国大会(平成26年3月19日予定)
BioEM2014(平成26年6月8日〜13予定:南アフリカ)
(2) 電気自動車、ハイブリッド車等から発生する磁界測定結果学会発表、HP公開
・学会発表
BioEM2013(H25.6:ギリシャ)
(3) 電力設備から発生する磁界測定
・電力設備から発生する磁界を電磁界情報センターとして測定
結果については、次年度HP公開予定
(4) 電力設備から発生する磁界測定方法解説用動画作成
・国際規格IEC62110に関する解説用動画を作成し、HP公開3 3
資料 運営13-4
1.情報提供ツールの整備
1-1.ホームページ
• 最新情報の随時提供(3/18現在:更新回数94回)。
1-2.パンフレット
• 電磁界に関する解説集を2,000部発行し賛助会員等へ配布(7月)した。
更に一万部増刷(3月)し、多くの一般の人が閲覧できる機関に配布した。
〔主な配布先〕
公共図書館:3,241箇所
大学図書館:1,053箇所
高等学校 :5,066校
マスコミ : 24箇所
1-3.ニュースレター・メールマガジンの発行
• 2ヶ月に1回ニュースレターを発行(通算31号発行)。
1-4.わかりやすい情報提供ツールの開発
• WEBセミナー等を開発(詳細別ページ)
平成25年度情報提供業務の概要(1/3)
電磁界情報センター42.双方向コミュニケーションの実践
2-1.問い合わせ対応(詳細別ページ)
• 問い合わせ対応支援システムの利便性向上を目的に改修を行い、活用頻度
の向上による電話対応レベルの標準化を図った。
2-2. 電磁波セミナーの開催(詳細別ページ)
• 全国10箇所12回で開催。
2-3.階層別啓発活動の検討と実施(詳細別ページ)
・ 学校保健、衛生学関係の学会、研究会へ出展、ランチョンセミナー、
広告等を実施
2-4.要請による電磁界説明会(詳細別ページ)
• 教育関係者、自治体関係者、事業者、各種団体への電磁界説明を実施。
平成25年度情報提供業務の概要(2/3)
電磁界情報センター5 4
資料 運営13-4
3.リスクコミュニケーション促進活動
3-1.情報の送り手を対象としたリスクコミュニケーション研修の実施
• 事業者電磁界担当者を対象としたリスクコミュニケーション講演会を実施した。
・スマートメーターに関する北米事例によるリスクコミュニケーション講習
・欧州の電磁界動向と職業者に関する欧州連合指令内容について
3-2.磁界測定器の貸出状況(詳細別ページ)
平成25年度情報提供業務の概要(3/3)
電磁界情報センター61.賛助会員の獲得
• 新規会員10件(2号会員1件、3号会員9件)の入会を得た。
• 退会会員4件(2号会員1件、3号会員3件)
• 総会員数は1号会員1件、2号会員13件、3号会員78件
2.各種委員会の開催
• 運営委員会2回(平成25年10月11日・平成26年3月18日)実施。
3.規程類の検討・整備
• 業務マニュアル2件を整備した。
4.業務効率化
• 現地、派遣社員の活用(セミナー2回、出展対応3回)により旅費削減に努
めた。
5.センター内教育の企画・実施
• 新規出向職員への導入教育実施(1名)
平成25年度管理業務の概要
電磁界情報センター7 5
資料 運営13-4
電磁界情報センター
詳 細 説 明81.電磁界データベースの整備
2.磁界測定プロジェクトチーム
3.問い合わせ対応
4.ホームページの追加・改訂
5.電磁波セミナーの開催
6.階層別啓発活動の検討と実施
・依頼講演、ランチョンセミナーなど
7.磁界測定器の貸出状況
1. 電磁界データベースの整備
〔データの整備・充実〕
しろまるデータの登録 :最新公表論文に加え、過去の重要文献を登録
(過去発行の重要文献については今年度登録完了)
論文以外の文献も海外情報を中心に順次登録
電磁界情報センター9=分類= 件数
学術論文 6,457
国際組織刊行物・国外公文書等 273
国内公文書 58
規制・ガイドライン・技術指針 28
一般書籍・報告書 17
その他 7
合 計 6,840
平成25年3月時点 平成26年3月14日現在
件数
12,0243025833832212,522
約5,700件増加 6資料 運営13-4
2. 磁界測定プロジェクトチーム(1/3)
電磁界情報センター10〔実績〕 電気自動車用充電器から発生する磁界の測定
車両充電口
ケーブル
充電器本体
急速充電器の測定位置
充電器
種類
充電器
本体
(20cm)
車両
充電口
(6cm)
充電
ケーブル
(0cm)
タイプA 9.8μT 44.8μT 229.6μT
タイプB 5.9μT 39.4μT 278.3μT
(測定条件)充電開始時の電池残存容量:満充電容量に対して20%020406080100120050100150200250300
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32電流(A)磁界(μT)充電時間
タイプB:充電ケーブル
磁界静磁界の最大値静磁界の時間変化公開実績(急速充電器)
しろまる 電気学会 全国大会
(H26.3:松山)
しろまる BioEM2014
(H26.6:南アフリカ)
公開予定(急速・普通充電器)
(注記)ICNIRPガイドライン(静磁界):400mT
電流
電磁界情報センター11電力設備から発生する磁界測定方法解説用動画作成 【再生時間:5分弱】
解説内容
以下の内容(抜粋)とその根拠を、易しい表現とイラスト動画で作成
しろまる IEC 62110 に準じた測定手順の説明
しろまる JIS C 1910 に準じた磁界測定器の選定
電力設備からの磁界測定方法
電力設備からの磁界測定方法
ホームページ掲載のイメージ
2. 磁界測定プロジェクトチーム(2/3) 7資料 運営13-4
磁界測定プロジェクトチーム(3/3)
電磁界情報センター12電力設備から発生する磁界測定
測定の概要
しろまる 2011年に改正された「電気設備に関する技術基準を定める省令」及
び「解釈」に示された測定方法で測定
しろまる 測定結果をホームページに掲載(予定)
500kV架空送電線
66kV架空送電線 架空配電線
変電所 路上変圧器02040608010012011月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月件数
平成24年度 平成25年度
電磁界情報センター
3. 問い合わせ(1/4)
年度 件数 月平均
21年度 321 26.8
22年度 643 53.6
23年度 715 59.6
24年度 599 49.9
25年度 860 78.2
平成21年度 平成22年度 平成23年度
平成20年度13 8
資料 運営13-4
電磁界情報センター
周波数別問合せの割合(平成25年度)
3. 問い合わせ(2/4)14静電磁界7%低周波 44%
中間周波5%高周波 21%
電離放射線1%その他 23%
電磁界情報センター
発生源別問合せの割合
(平成25年度)
3. 問い合わせ(3/4)15太陽光発電 4% 自動車 2%
電車・リニア 2%
医療用機器 2%
電力設備 24%
電気毛布 0%
電気カーペット 1%
その他家電製品13%IH器具 4%
電子レンジ 4%
携帯電話 5%
携帯電話基地局6%無線LAN 1%
その他電波 2%
その他発生源 30% 9資料 運営13-4
電磁界情報センター
内容別問合せの割合
(平成25年度)
3. 問い合わせ(4/4)16健康影響 30%
電磁波攻撃 13%
電磁過敏症 11%
家屋土地の購入6%電磁波防護グッズ5%電磁波の性質 4%
電磁干渉 4%
電磁界規制 3%
磁界低減対策 3%
体内埋込型医療器
具 1%
その他 21%
電磁界情報センター
4. ホームページの追加・改訂17WEBセミナー開発 スマートフォン版ホームページの作成
目 的
会場に来れない方でも電磁波
セミナーを聴講できるWEBセ
ミナーを開発した。
目 的
利用者が急増しているスマート
フォン版ホームページを作成し
て、ニーズに応えた。 10資料 運営13-4
電磁界情報センター
5.電磁波セミナー(初級者向け説明会)の開催
〔H25年度実績〕
о日本全国で合計12回
開催月 開催都市 参加者数 開催月 開催都市 参加者数
4月 豊田 30名 8月 盛岡 32名
5月 長崎 30名 11月 甲府 26名
5月 富山 32名 1月 うるま 63名
7月 岡山 76名 2月 奈良 42名
8月 岡山 50名 2月 高松 27名
8月 釧路 12名 3月 奈良 25名
合 計 445名
電磁波セミナー18心配している電磁波の発生源
電磁界情報センター19(注記)回答率:参加者445名の92%
電磁波セミナーのアンケート結果(1/4)51.548.839.539.334.532.422.916.96.11.657.755.443.038.437.935.328.914.48.51.0
0% 50% 100%
携帯電話
電子レンジ
送電線・配電線・変電所など
IH(電磁調理器)
家電製品
パソコン
携帯電話基地局
特に心配していない
その他
無回答
あなたは、日ごろ電磁波の発生源として、次のものを心配していますか。
平成25年度末累計(n=2271)
平成25年度(n=408) 11資料 運営13-411.518.917.422.337.352.244.957.42.94.71.21.70.20.70.21.042.415.030.18.15.68.66.19.6
0% 50% 100%
セミナー開始前
セミナー終了後
セミナー開始前
セミナー終了後
非常にそう思う そう思う そう思わない 全くそう思わない わからない 無回答
電磁界情報センターの印象
電磁界情報センター
22.3%UP17.4%UP電磁波セミナーのアンケート結果(2/4)20Q: 電磁界情報センターにどのような印象を持っていますか(持ちましたか)
1信頼できる組織である
2専門性のある組織である12.317.210.315.435.852.036.850.74.76.65.48.80.71.01.52.040.414.539.213.06.18.86.910.0
0% 50% 100%
セミナー開始前
セミナー終了後
セミナー開始前
セミナー終了後
非常にそう思う そう思う そう思わない 全くそう思わない わからない 無回答
電磁界情報センターの印象
電磁界情報センター
Q: 電磁界情報センターにどのような印象を持っていますか(持ちましたか)
21.1%UP19.0%UP電磁波セミナーのアンケート結果(3/4)213公正・中立な立場で情報
提供している
4市民とのコミュニケーション
を大事にしている 12資料 運営13-416.96.645.327.910.87.416.437.57.812.52.78.1
0% 50% 100%
セミナー開始前
セミナー終了後
電磁波の健康影響についてどのように感じますか。
非常に心配 心配 わからない 心配でない 全く心配でない 無回答
全体満足度
電磁界情報センター
心配度の変化(セミナー前後)
31.1%DOWN電磁波セミナーのアンケート結果(4/4)2212.7 68.9 11.31.06.1
0% 50% 100%
今回ご参加いただいて、全体として満足いただけましたか。
非常に満足できた 満足できた 満足できなかった 全く満足できなかった 無回答
電磁界情報センター
〔活動趣旨〕
• 対象の関心にあわせた講演会・説明会を開催し、特定の課題解決や業務等へ
活用頂くことを目指す。
〔H25年度の活動実績〕
(1)教育関係者(詳細別ページ)
• 学校保健会会報「学校保健」へのちらし折込(116,600部)
• 教育関係の学会・大会への出展とランチョンセミナーを開催。
(3)自治体関係者
• 全国(市)の消費生活・生涯学習窓口へ、講師派遣のダイレクトメールを郵送。
(4)医療関係者(詳細別ページ)
• 公衆衛生学会と衛生学会への出展とランチョンセミナーを開催。
(5)個別要請による講師派遣(詳細別ページ)
• 各種団体からの要請により講師派遣を実施。
(自治体関係7件、各種団体6件、事業者4件、学校3件:合計20件)
• 生活協同組合(一部)へ、講師派遣のダイレクトメールを郵送。
(注記)チラシ折込、出展時のアンケート時でのPRによる
各種パンフレット請求部数 合計 19,818部
(6)電磁界に関する妊婦の知識啓発検討会設置(詳細別ページ)
6. 階層別啓発活動の検討と実施(1/6)23 13
資料 運営13-4
階層別啓発活動の検討と実施(2/6)
電磁界情報センター24区分
概 要 H25年度
名 称 規模 出展
ランチョン
セミナー
広告 折込学校保健関連
関東甲信越静学校保健大会 1,000名 くろまる
全国養護教諭研究大会 1,000名 くろまる くろまる くろまる
全国学校保健主事研究協議会 250名 くろまる
日本保育園保健学会 800名 くろまる くろまる
日本養護教諭教育学会 400名 くろまる くろまる くろまる
全国学校保健研究大会 1,200名 くろまる くろまる
日本学校保健学会 1,500名 くろまる くろまる
全国養護教諭連絡協議会 1,000名 くろまる衛生関連
日本公衆衛生学会総会 3,500名 くろまる くろまる くろまる
日本公衆衛生看護学会 690名 くろまる くろまる くろまる
階層別啓発活動の検討と実施(3/6)
教育家庭新聞からの取材対応・
広告掲載 教育関係者23万人購読
日本学校保健会発行会報「学校保健」への
ちらし折込(11月)
・発行部数:116,600部
・読者対象:養護教諭、保健主事、
学校管理職、学校医、 学校
歯科医、学校薬剤師、教育行
政関係者ほか
・学校配布数:小中学校、高等学校、特別
支援学校他 3万8千校出展状況メディア・学会等を活用した広報25 14資料 運営13-4
階層別啓発活動の検討と実施(4/6)
FAX送信シートによる出展時およびちらし折込による資料請求実績(3/17現在)
分類 名 称
子どもの健康と電磁波他
パンフレット配布部数
(予定含む)
出展
関東甲信越静学校保健
大会
820部(2校+1団体)
全国養護教諭研究大会 266部(4校)
日本養護教諭教育学会 578部(4校)
日本公衆衛生学会総会 12部(2校)
ちらし
日本学校保健会
会報「学校保健」
18,142部
(243校+1団体+1社)
合計 19,818部(255校+2団体+1社)26階層別啓発活動の検討と実施(5/6)
身のまわりの電力設備、家電製品やIH調理器、携帯電話等から発生する
電磁波の健康影響に関する講演等47261430510152025平成24年度 平成25年度
学校
事業者
団体
行政
(件数)
行政等からの講師派遣依頼等への対応状況
(実施7件) (実施20件)27 15
資料 運営13-4
超低周波電磁界等の健康影響については、「小児白血病」との関連が指摘さ
れていることもあり妊婦等からの電磁界ばく露に伴う胎児への健康不安の問合
せが多数寄せられおり、妊婦の過大な不安を払拭させ、正しい理解促進に繋が
るような知識啓発活動が重要と考えられる。
したがって、日頃、妊婦と接する機会が多い医療・保健関係者と連携した『電磁
界に関する妊婦の知識啓発検討会(仮称)』を設置するものである。
1.検討期間
平成26年3月〜(約1か年を予定)
平成26年3月17日 第一回検討会開催
2.検討体制
母子保健関係者、関係行政担当者 6名
3.アウトプット
1妊婦向けの電磁界と健康リスクに関するパンフレット
2伝達ルートの確立
4.配布場所:産科医院、保健所、自治体等
検討概要28階層別啓発活動の検討と実施(6/6)
電磁界に関する妊婦の知識啓発検討会設置
7. 磁界測定器リスク・コミュニケーション状況
貸出手続きの流れ
貸出件数の推移
ネット検索
HP閲覧
申込書類の
発送・返信・確認
測定器の発送
測定の実施
測定器の返却
申込受付の対話1
測定後の対話3 測定前の対話2
(鍵番号を伝達)206141050100150200250件数
申込累計
貸出累計 H25/5
Web広告開始29 16
資料 運営13-4
電磁界情報センター
 貸出用測定器の追加購入:10台 (現在20台保有)
自ら測定した結果に基づくコミュニケーションは満足度が高く、電磁波に対する
過度な心配は和らぐ傾向。30アンケート結果による評価
非常に
低かっ
た, 20%
低かっ
た, 28%
わから
ない(想
像程
度),32%高かっ
た, 16%
非常に
高かっ
た, 5%
非常に
役に
立った,72%やや役
に立っ
た, 23%
役に立
たない,4%わから
ない,2%40%14%50%43%4%11%5%24%1%7%0% 50% 100%
貸出前
貸出後
非常に心配 心配 わからない 心配でない 全く心配でない
大 小
人ごと
の変化
人ごと
の変化 軽減し
た, 60%
変化無
し, 40%
増加し
た, 5%
測定数値 満足度
心配度の変化 (N=141)
7. 磁界測定器の貸出状況

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