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資料 運営7-5
平成23年度中期業務計画(案)
電磁界情報センター
電磁界情報センター1平成23年度中期業務計画の考え方(1/3)
<平成20〜22年度の電磁界情報センターの活動>
「高い専門性」と「熱意と誠実さ」を兼ね備えた組織の実現に向け、この3年間は、
「国内外に散在する電磁界情報の蓄積と整理」と「一般市民との親しみやすく分か
りやすい対話活動」に焦点を絞った活動を行い、基礎業務の確立を目指した。
その結果、
• 最新情報収集ノウハウが確立できた。また、基本的なデータベースの構築がで
きた 。
• セミナーやフォーラムの開催を通じて、さまざまな関係者が意見を交わせる土壌
を築いた。
• 結果として、電磁界情報センターの存在が広く社会に知られるようになった。行
政機関、マスメディア等からの問い合わせも増加傾向にあり、専門性ある組織と
しても認知され始めた。 2資料 運営7-5
電磁界情報センター2<これまで実施してきた主な業務内容>
1.情報調査業務
•日常的な1次情報入手ルートの確立・拡大
•職員および委託による1次情報の詳細調査
•電磁界データベースの整備
•研究論文評価活動、報道内容精査活動
•磁界レベルに関するデータの整理
2.情報提供業務
•ホームページの作成
•パンフレットの作成
•問い合わせ対応
•セミナー・フォーラム・対話活動の実践
•リスク・コミュニケーション事例調査
•ニュースレター、メールマガジンの発行
平成23年度中期業務計画の考え方(2/3)
電磁界情報センター3平成23年度中期業務計画の考え方(3/3)
<平成23年度中期業務計画を策定する上での基本的考え方>
これまで得られた電磁界情報センターの社会的認知を足がかりに、さらなる認知度
向上と確固たる存在感の獲得、また、一般市民への効果的・効率的な情報提供手
段の確立をめざし、情報の媒介者(行政・教育関係者・マスメディア・医師等)との
対話活動を重視していく。また、将来展望である、高い公共性・中立性に基づく「第
三者組織としての役割」についてもその可能性を模索していく。
そのためには、
• さまざまな分野や立場での関心事に的確に応えられる専門性のさらなる充実。
• 個々人の知識レベルや抱えている課題を理解し、最も適切な情報提供が行え
る対応手段の充実とコミュニケーション能力の向上。
に力点を置いた業務を計画する。こうした取り組みを通じて、さまざまな分野の関係
者との信頼関係を積み上げていく。その中で、電磁界のリスク管理に関する、市民・
事業者・専門家・行政等関係者との接点としての役割など、さらなる社会貢献の可
能性について模索していく。 3資料 運営7-5
電磁界情報センター4平成23年度中期業務計画の考え方(3/3)
<平成23年度中期業務計画の具体的力点>
1.情報調査業務
• 職員の専門性を高め、圧倒的な質を持った情報を継続して得る能力を獲得
するために、職員自らが詳細調査(文献、訪問、実験)を実施する体制を構
築する。
• H22年度の太陽光パネルの測定で得た知見を踏まえ、環境中に存在する
さまざまな磁界発生源について磁界測定を実施し、結果を公開していく。
• 電磁過敏症に苦しむ人たちと電磁界情報センターの関わりのあり方につい
て、検討を進める。
2.情報提供業務
• 個々人の関心や知識レベルにあわせた情報提供ができるよう、ホームペー
ジやパンフレットなど情報提供ツールの内容充実を図る。
• 個々人が抱えている課題に的確かつ迅速に対応できるよう、各分野の専門
家と連係した対応体制を構築する。
• 特有の関心や課題に対応できるよう対象層別セミナーを充実する。
• さまざまな関係者との信頼向上を目指し、行政や諸団体からの講師派遣依
頼や測定立合い依頼など各種要請に積極的に対応する。
平成23年度
(2011年度)
電磁界情報センター5中期業務計画(情報調査業務)
情報整理・評価
研究
情報入手ルート確立
基本情報のデータベース整備
論文評価体制の確立
委託中心の1次情報詳細調査
磁界レベルに関する調査
情報収集・調査
平成21度
(2009年度)
平成22年度
(2010年度)
平成24年度
(2012年度)
情報入手ルートの拡大
過去データの充実・新規情報の追加
新聞報道内容の精査 新聞および書籍等の内容精査
職員中心の詳細調査
研究論文の個別評価
事前準備
は特に重点的に取り組む業務
平成20度
(2008年度)
平成25年度
(2013年度) 4資料 運営7-5
電磁界情報センター6平成21度
(2009年度)
平成22年度
(2010年度)
平成24年度
(2012年度)
平成23年度
(2011年度)
平成20度
(2008年度)
平成25年度
(2013年度)
ホームページ作成
基本パンフレット作成・運用
内容の充実・リニューアル
内容の充実
わかりやすい情報提供ツール開発
ニュスレター・メールマガ
解説版・その他冊子作成
基本的問合せへの対応確立 広範な問合せへの対応体制整備
「電磁過敏症」への対応方法検討
事前準備
電磁波セミナーの定着
対象層を特化した電磁界啓発活動
中級者向け電磁界フォーラムの開催
セミナー内容の改良・充実
情報提供ツール
の整備
双方向コミュニケー
ションの実践
中期業務計画(情報提供業務1/2)
内容刷新
行政・諸団体からの要請対応充実
電磁界情報センター7平成21度
(2009年度)
平成22年度
(2010年度)
平成24年度
(2012年度)
平成23年度
(2011年度)
平成20度
(2008年度)
平成25年度
(2013年度)
中期業務計画(情報提供業務2/2)
情報の送り手を対象としたリスク・コミュニケーション研修
電磁界に関する市民の意識調査
リスク・コミュニケーション事例調査・手法検討
事前準備
リスク・コミュニ
ケーション促進
活動 事前準備
測定器リスコミ効果検証調査/機器貸出
事前準備 5資料 運営7-5
電磁界情報センター8平成21度
(2009年度)
平成22年度
(2010年度)
平成24年度
(2012年度)
平成23年度
(2011年度)
平成20度
(2008年度)
平成25年度
(2013年度)
中期業務計画(管理業務)
専門家ネットワーク事務
規程類の検討・整備
執務環境等の整備
所内教育企画実施
新規賛助会員募集、賛助会員数の維持・拡大
運営委員会事務
賛助会員の獲得
各種委員会の
立ち上げ・開催
センターの環境
整備
電磁界情報センター91.情報収集・調査
1-1.電磁界関連情報(1次情報)の収集
• 【報道内容】新聞記事検索会社、コンサルタント会社との情報配信契約によ
る情報収集。
• 【研究動向】コンサルタント会社との情報配信契約による情報収集。
• 【社会動向】市民団体機関誌購読、イベント参加やコンサルタント会社との
情報配信契約による情報収集。
1-2.入手した1次情報の詳細調査(重点取り組み業務)
• 職員による文献調査、関係者インタビュー、現地調査などによる情報検証。
• 海外駐在邦人や現地コンサルタント等を活用した効率的な情報検証。
年度業務計画【情報調査G】(1/2) 6資料 運営7-5
電磁界情報センター102.情報整理・評価
2-1.電磁界データベースの整備(重点取り組み業務)
• 過去論文約1万件(3年間で)について、日本語でその概要を整理し随時
データベースに登録する。国内外の電磁界関連公文書の登録も計画的に
登録する。
• 一般の方がより利用しやすいデータベースの画面構成を検討する。
2-2.報道等の内容精査(重点取り組み業務)
• 新聞記事および最近出版された書籍を中心に、記事内容について、関係者
インタビューや関係文献の調査を行い、結果の公表、報道機関への連絡等
を行う。
2-3. 研究論文の個別評価
• 専門家ネットワーク、Rapid Response Groupを活用した迅速な論文評価と
速報の公表を行う。
3.研究(重点取り組み業務)
• 「磁界測定プロジェクトチーム」を組織し、太陽光発電設備や電気自動車な
どから発生する直流および変動磁界の実態把握を行う。
年度業務計画【情報調査G】(2/2)
電磁界情報センター111.情報提供ツールの整備
1-1.ホームページ
• ホームページのFAQを中心とした内容の充実。
1-2.パンフレット(重点取り組み業務)
• 解説版パンフレットの作成。
1-3.ニュースレター・メールマガジンの発行
• ニュースレター・メールマガジンの継続的発行。内容の充実。
1-4.わかりやすい情報提供ツールの開発
• 専門家ネットワークを活用した「わかりやすい」情報提供ツールの検討・作
成(例:簡易実験による「磁界」「電界」の可視化、「疫学」概念の理解支援
ツール、身の周りのリスクと電磁界リスク)。
2.双方向コミュニケーションの実践
2-1.問い合わせ対応(重点取り組み業務)
• 問い合わせ対応支援システムを活用した迅速的確な対応。
• 職員研修による専門性とコミュニケーション能力の向上。
• 各分野の専門家との連係による問い合わせ対応支援体制構築。
年度業務計画【情報提供G】(1/3) 7資料 運営7-5
電磁界情報センター122-2.「電磁過敏症」への対応方法検討
• 「電磁過敏症」を訴える方とのコミュニケーション方法やセンターとして対応
可能な内容を専門家のアドバイスを得ながら検討する。
2-3. 電磁波セミナー(初級向け)の開催
• より日常生活に密着した内容を題材にして、電磁界とその健康影響につい
て理解が促進されるように、内容の見直しを図る。また、実演など手法の見
直しも検討する。
2-4.電磁界フォーラム(中級向け)の開催
• 電磁界の工学から医学、生物学、国際動向やリスクコミュニケーションまで
体系的な理解を促進するためのフォーラムを引き続き企画・実施する。
2-5.対象層に特化した啓発活動の実施(重点取り組み業務)
• 行政・教育・医療関係者向けセミナーの企画。
• 報道関係者との定期的な電磁界勉強会の実施。
• 関係専門家を招聘した「教育現場における電磁界の知識啓発検討会」設置
による効果的な啓発方法と活動の検討。
年度業務計画【情報提供G】(2/3)
電磁界情報センター132-6.要請による電磁界説明会の実施(重点取り組み業務)
• 各消費者生活センターへのダイレクトメール郵送による説明会ニーズの掘り
起こしと要請への積極的な対応。関係者との信頼構築を図る。
• 消費者団体等からの講師派遣要請に積極的に対応し信頼構築を図る。
3.リスク・コミュニケーション促進活動
3-1.情報の送り手を対象としたリスク・コミュニケーション研修の実施
• 電気事業者等を対象としたリスクコミュニケーション研修の企画・運営。
3-2.リスク・コミュニケーション事例調査・手法検討
• 嫌悪施設立地に伴うコミュニケーション事例の文献調査・現地調査。
3-3.電磁界に関する市民の意識調査
• 電磁界に関する市民の意識に関する社会調査可能性の詳細検討・試行。
3-4.磁界測定器リスク・コミュニケーション効果検証調査
• 磁界測定器による測定(機器貸出し)による一般市民の電磁界理解促進度
合いやセンターとのコミュニケーション促進度合い等を調査し、低周波磁界
測定器貸出し業務の効果を評価する。
年度業務計画【情報提供G】(3/3) 8資料 運営7-5
電磁界情報センター141.賛助会員の獲得
1-1.新規賛助会員募集、賛助会員数の維持・拡大(重点取り組み業務)
• 第2号会員・第3号新規会員および継続に向けた積極的な広報活動。
• 第1号会員の獲得努力。
2.各種委員会の立ち上げ・開催
2-1.運営委員会
• 年2回程度の開催事務。
2-2.専門家ネットワーク
• 新規該当者への委嘱業務等の取り扱い。
3.センターの環境整備
3-1.規程類の検討・整備(重点取り組み業務)
• 規程体系の確立と各規定の文書化。
3-2.執務環境等の整備
• 執務室の定期的な整理、不良個所の修繕。
3-3.センター内教育の企画・管理
• 職員の知見向上に資するセンター内教育の企画と管理。
年度業務計画【管理G】

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