230405


2023年 4月 5日
日本原子力発電株式会社
(当社コメント)
敦賀発電所2号機の審査の進め方に関する原子力規制委員会の方針について
本日の原子力規制委員会(以下、「規制委員会」という。)の定例会合において、敦賀発
電所2号機の審査資料の誤り等を踏まえた今後の審査の進め方について委員間討議が行
われました。
その結果、今後の審査の進め方として、「K 断層の連続性等に関する申請内容につい
て、相当の期限(令和5年8月31日)を定めて設置変更許可申請の一部補正を求める」こと
が示され、当社の意思を確認するため、短時間の CEO 会議が開催されることになりました。
当社としては、本日の規制委員会での議論を重く受け止め、真摯に対応してまいります。
規制委員会にご負担をおかけしていること、地域の皆様、関係者の皆様にご心配をおか
けしていることについて深くお詫び申し上げます。
添付資料:敦賀発電所2号機新規制基準適合性審査に係る経緯
以 上
添付資料
敦賀発電所2号機新規制基準適合性審査に係る経緯
審査会合他 年月日 内 容
第 833 回
審査会合
2020年02月07日
・当社が、参考データ集「ボーリング柱状図・コア写真」に関して、ボーリン
グ柱状図に関する記載を以前の審査会合で示した記載から変更したこ
とに係る指摘を受けました。
原子力
規制委員会
2021年08月18日
・ボーリング柱状図の調査データに基づく当社の評価結果の信頼性が確
保されるために必要な業務プロセスの構築(1調査データのトレーサビ
リティが確保されること、2複数の調査手法により評価結果が審査資料
に示される場合はその判断根拠が明確にされること)が確認されるまで
の間は、審査会合を実施しないことが示されました。
原子力
規制委員会
2022年10月26日
・規制委員会により、当社の業務プロセスの構築がなされていること、継
続的に品質を確保する取組みがなされていることが確認され、審査会
合を再開することが確認されました。
・当社が審査官を錯誤させる目的で意図的に審査資料の書換えを行った
ことについては確認できなかったとされました。
第 1099 回
審査会合
2022年12月09日
・当社は、構築した業務プロセスに基づき審査資料を再確認した結果、審
査会合資料(第 833 回審査会合に提出)から 157 項目の修正箇所を確
認したことを説明しました。
・審査会合では、変更なのか修正なのかを用語の定義も含めて明確に
し、変更等の理由の説明を充実すること、資料修正方針について例示
的な資料を作成して説明すること等のコメントを受けました。
第 1113 回
審査会合
2023年02月10日
・当社は、157 項目のうちの 16 項目について、用語の定義を明確にし(変
更、副次的変更又は修正)、変更等の理由の説明を充実させた資料等
の例示的な資料に基づき、資料修正方針について説明しました。
・審査会合では、調査データのエビデンスや変更等の理由を説明する資
料について、観察手順、試料観察箇所の適切性、必要な計測結果、写
真、補足の説明等を追記するなどして、分かりやすく作り込むこと等のコ
メントを受けました。
第 1126 回
審査会合
2023年03月17日
・当社は、審査会合において審査資料における薄片試料作製位置の一
部誤り等(8 件)を報告しました。
・規制委員から以下のコメントを受けました。
1K 断層の連続性評価に係るトレーサビリティの確認結果において、新
たに薄片試料の作製位置の誤りが見つかったことを重大に受け止め
ること
2適正なデータに基づいた審議を確実に行うため、追加の変更箇所の
確認、それを踏まえた審査資料の変更・修正を速やかに行い、次回
審査会合ではそれを反映させたトレーサビリティの確認結果に至る資
料一式を提出すること
3昨年 10 月の規制委員会で審査再開を判断したが、事業者の不十分
な審査資料、今回新たな誤りが見つかった等により、半年近く経つ
が、実質的な審査に入れていないため、審査を続けるか否かを含め、
4 月上旬の委員会の場で議論したい
4地震等に係る新規制基準への適合性については、審査会合での議
論を踏まえて引き続き審議をする
原子力
規制委員会
2023年04月05日 ・規制委員会で委員間討議がなされました。

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