平成17年 9月 1日
日本原子力発電株式会社
敦賀発電所1号機用新燃料の輸送について
当社、敦賀発電所1号機(沸騰水型軽水炉:定格電気出力35万7千キロワット)は、
本日、新燃料集合体40体を下記のとおり受け入れました。記1.輸送年月日
平成17年8月31日20時30分 株式会社グローバル・ニュークリア・フュエ
ル・ジャパン
久里浜工場 発(神奈川県横須賀市)
平成17年9月 1日 6時45分 敦賀発電所 着
2.輸送数量等
新燃料集合体 40体
輸送容器 20個
3.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
4.輸送方法
陸上輸送 以 上
<参考資料>
輸送における安全性について
< 参 考 >
『輸送における安全性について』
1.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
2.輸送容器の概要
型式:RAJ-II型 20個
形状:箱形
寸法:長さ約5m、幅約1m、高さ約1m
重量:約1.5t(輸送容器だけで約0.9t)
材質:ステンレス鋼製
3.輸送物の安全確認
本輸送物(A型核分裂性輸送物)については、別添に示す国の安全基準を満
たすことを、
国の指定確認機関である独立行政法人原子力安全基盤機構により
確認されています。
4.輸送上の安全対策
輸送にあたっては、車両への積付け・標識等、輸送上の十分な安全対策を実
施しています。
なお、万一緊急の事態が生じた場合には、最寄りの消防・警察・自治体およ
び経済産業省等に連絡するとともに、適切な措置をとることとしており、十分
な安全対策を講じることとしております。
以 上
< 別 添 >
『A型核分裂性輸送物の安全基準』
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」第59条の2に基づ
き国が定めている『A型核分裂性輸送物』に係わる技術上の基準の主なものは、以
下のとおりである。
1線量当量率
表面で 2ミリシーベルト/時以下
表面から1m離れた位置で、0.1ミリシーベルト/時以下
2表面汚染密度
α線を放出する放射性物質の場合、 0.4 ベクレル/cm2
以下
α線を放出しない放射性物質の場合、 4 ベクレル/cm2
以下
また、A型核分裂性輸送物の試験条件には、
1一般の試験条件
水の吹きつけ試験、自由落下試験、圧縮試験、貫通試験
2特別の試験条件
9m落下試験、棒上の1m落下試験、耐火試験、浸漬試験
があり、これらの厳しい諸条件下においても、容器の健全性を維持し、臨界の防
止を確保するよう、法令の基準値を満足することとなっている。
以 上

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