平 成 1 6 年 9 月 8 日

日本原子力発電株式会社
敦賀発電所2号機用新燃料の輸送について
当社、敦賀発電所2号機(加圧水型軽水炉:定格電気出力116万キロワット)は、
本日、新燃料集合体28体を下記のとおり受け入れました。記1.輸送年月日
平成16年9月7日 17時45分 三菱原子燃料株式会社 発
(茨城県那珂郡東海村)
平成16年9月8日 7時15分 敦賀発電所 着
2.輸送数量等
新燃料集合体 28体 (輸送容器14個に収納) 3.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
4.輸送方法
陸上輸送
以 上
<参考資料>
・輸送における安全性について

<参考資料>
『輸送における安全性について』
1.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
2.輸送容器の概要
型式:MFC−1型
形状:円筒形
寸法:長さ約5m、外径約1m
重量:約4.2t(輸送容器だけで約2.8t)
材質:鋼鉄製
3.輸送物の安全確認
本輸送物(A型核分裂性輸送物)については、別添に示す国の安全基準を満
たすことを、
国の指定確認機関である独立行政法人原子力安全基盤機構により
確認されたものです。
4.輸送上の安全対策
輸送にあたっては、車両への積付け・標識等、輸送上の十分な安全対策を実
施しています。
なお、万一緊急の事態が生じた場合には、最寄りの消防・警察・自治体およ
び経済産業省等に連絡するとともに、適切な措置をとることとしており、十分
な安全対策を講じることとしております。
以 上
<別 添>
『A型核分裂性輸送物の安全基準』
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」第59条の2に基づ
き国が定めている、
『A型核分裂性輸送物』に係わる技術上の基準の主なものは、
以下のとおりである。
1線量当量率
表面で 2ミリシーベルト/時以下
表面から1m離れた位置で、0.1ミリシーベルト/時以下
2表面汚染密度
α線を放出する放射性物質の場合、 0.4ベクレル/cm2
以下
α線を放出しない放射性物質の場合、 4ベクレル/cm2
以下
また、A型核分裂性輸送物の試験条件には、
1一般の試験条件
水の吹きつけ試験、自由落下試験、圧縮試験、貫通試験
2特別の試験条件
9m落下試験、棒上の1m落下試験、耐火試験、浸漬試験
があり、これらの厳しい諸条件下においても、容器の健全性を維持し、臨界の防
止を確保するよう、法令の基準値を満足することとなっている。
以 上

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