平成15 年9月 3日
日本原子力発電株式会社
東海第二発電所新燃料の輸送について
当社、東海第二発電所(沸騰水型軽水炉:定格電気出力110万キロワット)への新
燃料の輸送について、本日、下記のとおり終了しましたので、お知らせします。記1.輸送年月日
平成15年9月3日 2時05分
(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン 発
(神奈川県横須賀市)
平成15年9月3日 7時00分
東海第二発電所 着
2.輸送数量等
新燃料集合体 68体(輸送容器34個に収納)
3.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
4.輸送方法
陸上輸送
以 上
参考資料 輸送における安全性について
<参 考>
『輸送における安全性について』
1.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物2. 輸送容器の概要
型式:RAJ‐II
形状:箱形
寸法:長さ約5m、幅約1m、高さ約1m
重量:約1.5トン(輸送容器だけで約0.9トン)
材質:ステンレス鋼製
3.輸送物の安全確認
本輸送物については、別添に示す国の安全基準を満たすことを、国の指定運搬物確認機関
である(財)原子力安全技術センターにより確認されたものです。
4.輸送上の安全対策
輸送にあたっては、車両への積付け・標識等、輸送上の十分な安全対策を施しています。
なお、万が一緊急の事態が生じた場合にも、最寄りの消防、最寄りの警察及び国土交通省
等に連絡するとともに、
適切な措置をとることとしており、
十分な安全対策を講じています。
<別 添>
『A型核分裂性輸送物の安全基準』
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」第59条の2に基づき、国が定め
ている『A型核分裂性輸送物』に係わる技術上の基準の主なものは、以下のとおりである。
1線量当量率
表面で 2 ミリシーベルト/時以下
表面から1m離れた位置で、 0.1ミリシーベルト/時以下
2表面汚染密度
α線を放出する放射性物質の場合、 0.4ベクレル/cm2
以下
α線を放出しない放射性物質の場合、 4 ベクレル/cm2
以下
また、A型核分裂性輸送物の試験条件には、
1一般の試験条件
水の吹きつけ試験、自由落下試験、圧縮試験、貫通試験
2特別の試験条件
9m落下試験、棒上への1m落下試験、耐火試験、浸漬試験
があり、これらの厳しい諸条件下においても、容器の健全性を維持し、臨界の防止を確保する
よう、法令の基準値を満足することとなっている。

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