平成12年11月8日
日本原子力発電株式会社
東海第二発電所新燃料の輸送について
当社、東海第二発電所(沸騰水型軽水炉:定格出力110万キロワット)は、昨日、
下記のとおり新燃料を受け入れました。記1.輸送年月日
平成12年11月8日 1時00分 原子燃料工業株式会社 熊取事業所 発
(大阪府泉南郡熊取町)
平成12年11月8日 7時00分 敦賀発電所 着
2.輸送数量等
新燃料集合体 32体(うち20体はガドリニア入り燃料集合体)
輸送容器 16個
3.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
4.輸送方法
陸上輸送
以上
参 考 輸送における安全性について
別 添 A型核分裂性輸送物の安全基準
<参 考>
輸送における安全性について
1.輸送物の種類
A型核分裂性輸送物
2.輸送容器の概要
型式:NFI-V型
形状:円筒形
寸法:長さ約5m、外径約1m
重量:約3.7トン(輸送容器だけで約2.4トン)
材質:ステンレス製
3.輸送物の安全確認
本輸送物については、別添1に示す国の安全基準を満たすことを、国の指定確認機関で
ある(財)原子力安全技術センターにより確認されたものです。
4.輸送上の安全対策
輸送にあたっては、車両等への積付け・標識等、輸送上の十分な安全対策を実施してい
ます。
なお、万一緊急の事態が生じた場合にも、最寄りの消防・警察および科学技術庁等に連
絡するとともに、適切な措置をとることとしており、十分な安全対策を講じています
<別 添>
A型核分裂性輸送物の安全基準
「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」第59条の2に基づき、国
が定めている、
『A型核分裂性輸送物』
に係わる技術上の基準の主なものは、
以下のとお
りである。
(1)線量当量率
表面で 2.0ミリシーベルト/時以下
表面から1m離れた位置で、 0.1ミリシーベルト/時以下
(2)表面汚染密度
α線を放出する放射性物質の場合、 0.4ベクレル/cm2
以下
α線を放出しない放射性物質の場合、 4.0ベクレル/cm2
以下
また、A型核分裂性輸送物の試験条件には、
(1)一般の試験条件
水の吹きつけ試験、自由落下試験、圧縮試験、貫通試験
(2)特別の試験条件
9m落下試験、棒上の1m落下試験、耐火試験、浸漬試験
があり、これらの厳しい諸条件下においても、容器の健全性を維持し、臨界の防止を確
保するよう、法令の基準値を満足することとなっている。
以上

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /