6 月の主な作業予定
【瑞浪超深地層研究所】
【正馬様用地】
<地下水の環境モニタリング調査>
地表からのボーリング孔(4孔)を用いた地下水の水圧・水質観測
<地下水の環境モニタリング調査>
だいやまーく地表(6孔)
だいやまーく深度100,200,300,400m予備ステージ(各1孔)
だいやまーく深度300m研究アクセス坑道(1孔)
だいやまーく深度500m研究アクセス北坑道(1孔)
だいやまーく深度500m研究アクセス南坑道(1孔)
だいやまーく深度300mボーリング横坑
(換気立坑側2孔)
だいやまーく深度300m研究アクセス坑道(1孔)
だいやまーく深度500m研究アクセス北坑道(3孔)
地下水の水圧・水質観測 地下水の水圧観測
1狭間川における流量観測、研究所周辺井戸での水位観測及び研究所用地周辺における
騒音・振動調査
2研究所周辺の環境管理測定
3研究坑道内における応力計測(東濃地震科学研究所による施設供用)
4坑内外設備の維持管理
5地上施設の解体作業
≪地層研ニュースに関するご意見・ご要望の連絡先≫
0572-53-0211(代表)
0572-55-4114
tono-ck@jaea.go.jp(ご意見・ご要望)
【連絡先:東濃地科学センター 総務・共生課 まで】
《東濃地科学センターHP》
スポット
ニュース
原子力機構公式 Twitter
原子力機構の Twitter では研究
成果やイベント情報などをお知ら
せしています。
https://twitter.com/jaea_japan
≪土岐地球年代学研究所見学のご質問・申込先≫
瑞浪超深地層研究所の坑道の埋め戻し
作業は、5月21日現在、右図に示す緑色
の部分の埋め戻しが終了しております。
5月で埋め戻し作業を一旦終了し、立
坑設備、巻上機室などの地上施設の解体作
業を行っていきます。引き続き地元自治
体との協定を遵守するとともに、安全確
保を第一に進めて参ります。
-2021/5 月号 -
vol.230
国立研究開発法人
日本原子力研究開発機構
東濃地科学センター
地層研ニュース
令和元年度に策定した「令和2年度以降の超深地層研究所計画」に基づき、
坑道の埋め戻し及び地上施設の撤去作業を進め、市有地の土地賃貸借期間終
了(令和4年1月16日)までに完了します。
計測横坑
深度500m
予備ステージ
深度500m
研究アクセス南坑道
深度500m
研究アクセス北坑道
主立坑
換気立坑
深度200m
予備ステージ
深度100m
予備ステージ
ボーリング横坑
ボーリング横坑
深度300m
研究アクセス坑道
深度400m
予備ステージ
深度300m
予備ステージ
ボーリング横坑
冠水坑道
止水壁
埋め戻し完了範囲
令和 3 年度の瑞浪超深地層研究所 事業計画
くろまる坑道埋め戻し作業
だいやまーく深度100m付近から地表までの坑道の埋め戻し(令和3年12月頃終了予定)
くろまる地上施設の撤去作業
だいやまーく立坑設備、巻上機室などの地上施設の撤去(令和4年1月終了予定)
くろまる地下水の環境モニタリング調査
だいやまーく既存ボーリング孔を利用した地下水の水圧・水質観測(継続)
だいやまーくモニタリングシステムの有効性確認(実証研究:令和4年3月末取りまとめ予定)
くろまる研究所周辺の環境影響調査(継続)
令和3年度の作業内容
坑道埋め戻しは令和3年5月で作業を一旦終了し、 地上施設の解体作業を行
っております。これに伴い、埋め戻しに使用する埋め戻し材(購入砂)の運搬
も5月をもって一旦終了いたします。
今後、11月頃から地表までの坑道の埋め戻し作業を再開する予定ですが、
これに合わせて埋め戻し材(購入砂)の運搬も実施する予定です。運搬に際し
ては、これまで同様、交通誘導員の配置、運転者への教育など、地域の皆様の
安全の確保に努めてまいります。
坑道埋め戻し材(購入砂)の運搬についてのお知らせ
だいやまーく 塩化物イオンについては、
「排水基準」や「環境基準」などの法
的な規制はありませんが、濃度の高い水を稲作に長期間使用した
場合には、稲の発育に影響が出るという研究事例があります。千
葉県農業試験場の論文・文献などでは、稲は塩化物イオン濃度が
500mg/L 以下の水を使用していれば、被害が発生する可能性が
少ないことから、
「安全基準」として 300 〜 500mg/L が記さ
れています。
研究所からの排出水等には天然由来の塩化物イオンが含まれて
います。狭間川の下流域においては、河川水を稲作に利用してい
ることから、上記の「安全基準」にもとづき、明世小前取水口に
おける河川水濃度として月平均 300mg/L 以下を目安に管理し
ています。なお、月平均 300mg/L を超える、又は超えると予
想される場合には直ちに耕作者の方々にお知らせします。また、
これが長期間に及ぶと予想される場合は、500mg/L を超える前
までに「専用設備」による処理などの必要な対策を講じます。
(注記)1
(注記)2
(注記)3
(注記)4
(注記)5
(注記)6
(注記)7
(注記)8
河川水や湧水は、環境基本法に定められた基準を参考値として自主管理を行っています。また、
測定結果については、放流先河川の状態の把握や排水処理設備の運転の参考としています。
立坑の湧水の値は、排水処理設備でふっ素・ほう素を除去する前の値です。排水処理後は狭間
川へ排水します。
狭間川上流は排出水が流れない場所での採水のため、測定値は狭間川そのものの水の値となり
ます。
掘削土の溶出量は、土壌汚染対策法に定められた基準を参考値として自主管理を行っています。
測定結果の評価については、参考値と比較し参考値を超えないことを確認しています。
掘削土の測定は、検定(測定)用の水溶液の中に掘削土を入れて溶け出した物質の量を測定し
ます。この水の中に溶け出した物質の量のことを溶出量といいます。
空間放射線線量率は、花木の森散策路の空間放射線線量と比較するため、周辺地域の空間放射
線線量率(機構が瑞浪・土岐市内の 12 地点で測定)を参考値としています。また、測定結果
の評価については、周辺地域の空間放射線線量率と比較し、その最大値を超えないことを確認
しています。
「検出されないこと」とは、測定項目ごとに定められた検定(測定)方法で測定した結果が当
該検定方法の定量限界を下回ることを表します。
NDとは測定値が検出できないほど微量か、
またはゼロであることを表します。測定結果のカッ
コ内の数値は検出限界値を表します。
【採取日:週 2 回】 (単位:mg/L)
工事排出水
明世小学校前
取水口
立坑の湧水
狭間川上流
測定項目
1.6 〜 1.7
(1.6)
0.9 〜 100(22)95 〜 120
(100)
4.7 〜 10
(7.8)
測定場所
塩化物イオン濃度
(注記)
( )内は月平均
の値を示す
有効数字2桁
3桁目は切り捨て((7.21 未満
0.0003 未満
ND(0.1 未満 )(注記)8
ND(0.1 未満 )(注記)8
0.005 未満
0.02 未満
0.005 未満
0.0005 未満
ND(0.0005 未満 )(注記)8
ND(0.0005 未満 )(注記)8
0.001 未満
0.0005 未満
0.0002 未満
0.002 未満
0.0004 未満
0.0005 未満
0.0006 未満
0.002 未満
0.004 未満
0.0002 未満
0.0006 未満
0.0003 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.002 未満0.520.090.090.005 未満0.52水素イオン濃度
浮遊物質量
カドミウム
全シアン
有機燐化合物
有機燐鉛六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀PCBトリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
四塩化炭素
クロロエチレン
ジクロロメタン
1,2-ジクロロエタン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1,2-ジクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン
ふっ素
ほう素
塩化物イオン
1,4- ジオキサン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
アンモニア、
アンモニウム化合物、亜硝酸
化合物及び硝酸化合物
6.5 〜 8.5
25 以下
0.003 以下
検出されないこと(注記)7
検出されないこと(注記)7
0.01 以下
0.05 以下
0.01 以下
0.0005 以下
検出されないこと(注記)7
検出されないこと(注記)7
0.01 以下
0.01 以下
0.002 以下
0.02 以下
0.004 以下
1 以下
0.006 以下
0.1 以下
0.04 以下
0.002 以下
0.006 以下
0.003 以下
0.02 以下
0.01 以下
0.01 以下
10 以下
0.8 以下
1 以下
0.05 以下-7.020.0003 未満
ND(0.1 未満 )(注記)8
0.005 未満
0.02 未満
0.005 未満
0.0005 未満
ND(0.0005 未満 )(注記)8
ND(0.0005 未満 )(注記)8
0.001 未満
0.0005 未満
0.0002 未満
0.002 未満
0.0004 未満
0.0005 未満
0.0006 未満
0.002 未満
0.004 未満
0.0002 未満
0.0006 未満
0.0003 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.002 未満0.390.08 未満
0.02 未満
0.005 未満
測定項目 管理目標値 工事排出水 狭間川下流7.14
0.0003 未満
ND(0.1 未満 )(注記)8
0.005 未満
0.02 未満
0.005 未満
0.0005 未満
ND(0.0005 未満 )(注記)8
ND(0.0005 未満 )(注記)8
0.001 未満
0.0005 未満
0.0002 未満
0.002 未満
0.0004 未満
0.0005 未満
0.0006 未満
0.002 未満
0.004 未満
0.0002 未満
0.0006 未満
0.0003 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.002 未満0.370.08 未満
0.02 未満
0.005 未満
狭間川上流7.70.0003 未満
ND(0.1 未満 )(注記)8
0.005 未満
0.02 未満
0.005 未満
0.0005 未満
ND(0.0005 未満 )(注記)8
ND(0.0005 未満 )(注記)8
0.001 未満
0.0005 未満
0.0002 未満
0.0002 未満
0.002 未満
0.0004 未満
0.0005 未満
0.0006 未満
0.002 未満
0.004 未満
0.0002 未満
0.0006 未満
0.0003 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.002 未満0.430.500.41100
0.005 未満
立坑の湧水
(注記)3
(注記)2—0.003 以下
検出されないこと(注記)7
0.01 以下
0.05 以下
0.01 以下
0.0005 以下
検出されないこと(注記)7
検出されないこと(注記)7
0.01 以下
0.01 以下
0.002 以下
0.002 以下
0.02 以下
0.004 以下
1 以下
0.006 以下
0.1 以下
0.04 以下
0.04 以下
0.002 以下
0.006 以下
0.003 以下
0.02 以下
0.01 以下
0.01 以下
10 以下
0.8 以下
1 以下—0.05 以下
参考値
(注記)1
【採取日:排出水、河川水、湧水(令和 3 年 4 月 1 日)
】 【単位:mg/L(水素イオン濃度は pH)】掘削土の
溶出量 ( 主立坑 )
掘削土の
溶出量 ( 換気立坑 )
(注記)5 (注記)5
0.01 以下
検出されないこと(注記)7
検出されないこと(注記)7
0.01 以下
0.05 以下
0.01 以下
0.0005 以下
検出されないこと(注記)7
検出されないこと(注記)7
0.03 以下
0.01 以下
0.002 以下
0.002 以下
0.02 以下
0.004 以下
1 以下
0.006 以下
0.1 以下
0.04 以下
0.002 以下
0.006 以下
0.003 以下
0.02 以下
0.01 以下
0.01 以下
0.8 以下
1 以下
0.05 以下
参考値
(注記)4
(別名塩化ビニル又は塩化ビニルモノマー)換気立坑の掘削作業を行っていないため掘削土の測定はありません主立坑の掘削作業を行っていないため掘削土の測定はありません測定結果(3月11日〜6月末日)
花木の森散策路における
空間放射線線量率
(注記)6
参考値(3月10日〜6月末日)
測定中 測定中
・3ヶ月の集積空間放射線線量率から算出
・周辺地域の空間放射線線量率と同等

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