HTTR(高温工学試験研究炉)における熱負荷変動試験及び放射性ヨウ素定量評価試験の実施


放射性ヨウ素定量評価試験
熱負荷変動試験
キセノンガスの測定結果より、1次冷却系のヨウ素の沈着量を評価
試験概要 別紙2
3 原子炉出力、原子炉出口
温度等の時間変化を測定する
1 バイパス弁の開度調整
により2次冷却系の
除熱量を低下させる
(熱利用施設の負荷
変動を模擬)
2 1次冷却材温度
が上昇する
バイパス弁の
開度調整
除熱量低下
目的
放射性ヨウ素は環境への影響評価において重要な核種であること
から、1次系の配管が破断した時の環境への影響評価に資するため、
1次冷却設備内面に沈着した放射性ヨウ素量を明らかにする。
試験内容
原子炉出力100%からヘリウム冷却材循環機3台停止により
出力を急速低下させた状態で放射性ヨウ素を定量することにより、
原子炉燃料から放出される放射性ヨウ素を分離し、1次冷却設備
内面に沈着している放射性ヨウ素量を評価するためのデータを取得
する。具体的には、放射性ヨウ素から生成される放射性キセノンの
放射能を測定することにより、放射性ヨウ素量を把握する。
目的
HTTRに接続予定の熱利用施設(水素製造施設)での熱負荷
変動が原子炉システムに与える影響を把握するため、熱負荷の変動
を模擬した条件で原子炉システムの応答挙動データを取得し、解析
コードの検証・高度化を行う。
試験内容
HTTRの加圧水冷却設備の空気冷却器の除熱量を低下させ、
模擬的に外乱を投入する(1次冷却材温度を上昇させる)。
外乱投入後の原子炉出力、原子炉出口温度等の変化するデータ
を取得する。

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