NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第124話が19日、放送され、山田よね(土居志央梨)が「クソ」を連呼するセリフに、連続ドラマ「アンナチュラル」(2018年、TBS)の登場人物、中堂系(なかどう・けい、演:井浦新)を連想した視聴者が続出した。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子を演じている。ドラマは第25週「女の知恵は後へまわる?」(第121〜125話)が放送されており、寅子の学友、よねと轟太一(戸塚純貴)が、尊属殺人の弁護を引き受け、保釈中の被告、斧ヶ岳美位子(石橋菜津美)を事務所に居候させている。美位子は幼い頃から父親に暴力をふるわれて育ち、10代のころに母親が彼女を置いて逃げ出すと、家事、暴力から性処理まで母親がそれまで受けていた父からの仕打ちを全て引き受け、子供を2人も産まされた。職場で恋人ができたことに怒った父親が彼女を監禁し、恋人に全てを暴露すると脅され追い詰められた彼女は更に激しくなる暴力に命の危機を感じて酒に酔って眠る父親を絞殺。真実を知った恋人は美位子のもとを去っていった。
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朝ドラ第110作。日本初の女性弁護士、三淵嘉子さん(1914〜84)をモデルに再構成したオリジナル脚本で描く。日本史上初の女性法律家の実話に基づく骨太なストーリーと、事件や裁判が解決される爽快感を一緒に味わえる。
- 【放送】総合:月〜金曜(土曜は総集編)午前8時〜8時15分(再放送)午後0時45分〜1時、BS/BSプレミアム4K:月〜金曜午前7時30分〜7時45分(再放送)BS:土曜午前8時15分〜9時30分/BSプレミアム4K:午前10時15分〜11時30分
- 【作(脚本)】吉田恵里香
- 【音楽】森優太
- 【主題歌】米津玄師「さよーならまたいつか!」
- 【語り】尾野真千子
一審の東京地裁は、尊属殺の重罰規定を憲法違反とし、過剰防衛で刑を免除する判決を下したものの、二審の東京高裁はこれを破棄して実刑判決を言い渡し、最高裁に上告されている。この日の放送で、最高裁から受理か棄却か何の反応もない状態が長く続いているため、美位子は「やっぱりだめですかね?」と不安がった。轟は時間がかかっていることは良い兆候などと励まし、よねも焦るだろうが辛抱してほしいとなだめた。すると美位子は、裁判の先行きよりも心が落ち着くこの場所にいつまでいられるのかが気がかりだと話し、「だって、ここにいたら...」と言いかけて一瞬表情を曇らせ、気を取り直して「この場所が居心地がいいってことです」と作り笑顔で返した。轟はそう言ってもらえるとうれしいと喜んだが、よねは美位子が飲み込んだ言葉に思いをめぐらせた。