平成30年度ISEE研究集会「大気・雪氷・海洋間の物質交換・循環 と極域への物質輸送」

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[2018年10月12日]

平成30年度ISEE研究集会「大気・雪氷・海洋間の物質交換・循環と極域への物質輸送」

趣旨:
現在進行している地球温暖化が極域氷床に及ぼす環境影響を理解するには、極域大気中に存在する微量成分の物質交換・循環を知ることが不可欠である。これまでの観測から,極域大気中の物質交換・循環は大気・雪氷間の物質交換と密接に関係していることが明らかとなってきている。しかしながら、大気・雪氷間の物質交換を理解するためには、大気圏・雪氷圏の現場観測、リモートセンシング観測、数値解析、室内実験などで得られた知見を総合的に比較検討する必要がある。大気・雪氷間の物質交換に関連する研究を進めている本研究会に参加予定の研究者の所属学会は多岐にわたる。そのため、本研究集会は、本研究会は大気雪氷間の物質交換の理解を深化させることを目的とし、大気・雪氷間の物質交換に関連する研究を進めている研究者が一堂に会して、極域での大気・雪氷圏での現場観測、リモートセンシング観測、数値解析、室内実験などの最新の結果を発表・比較・議論し,統合的な理解を進め、今後の課題を明確にさせるために開催する。

日時:平成30年10月22日(月)13:00〜17:00、10月23日(火)9:30〜15:30
場所:研究所共同館II号館 4階 409号室

10月22日(月)13:00-13:05
原 圭一郎(福岡大学)研究会の趣旨説明
13:05-15:00
上田 紗也子(名古屋大)インド洋・南極海で観測されたスス含有粒子の形態および混合状態
原 圭一郎(福岡大学)南極昭和基地で観測されたBCの季節変化と起源
森 樹大 (東京理科)北極域広域に沈着したブラックカーボン粒子の空間分布
休憩
15:15-17:30
松井 仁志 (名古屋大)北極域のブラックカーボンの数値シュミレーション
柴田 隆 (名古屋大) 高緯度北極で観測された自由対流圏エアロゾルの季節変化
矢吹 正教 (京都大学)偏光ライダーで計測された昭和基地上空のエアロゾル・雲の光学特性
竹中 規訓(大阪府大)硝酸の光分解による雪氷表面からの窒素酸化物の放出と硝酸の揮散の可能性
18:30-
懇親会(学外)

10月23日(火)9:30-12:00
須藤 健悟 (名古屋大) 極域ブラックカーボンの起源推定:化学エアロゾルモデルによる全球シュミレーション
原 圭一郎(福岡大学)南極大気中のBrOxサイク ル:海塩粒子の寄与
藪下 彰啓 (九州大学) 海洋中でのヨウ化物イオン光化学反応による大気中への要素の放出速度
服部 祥平 (東工大) 東南極における大気硫酸エアロゾルの硫黄同位体組成の季節変動
昼食
13:00-15:00
的場 澄人 (北海道大)グリーンランド氷床北東部における積雪の特性
黒崎 豊 (北海道大)バフィン湾周辺の環境がグリーンランド北西部の降雪中d-excessと化学成分に与える影響
辻 滉樹 (名古屋大) 積雪中に形成される水浸透経路(水みち)に関する実験的研究
15:00-15:30
総合討論(次回開催に向けた活動について)

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