現在のwebサービスの多くがIDとパスワードを用いたパスワード認証方式を用いたユーザ認証を行っています。この方式ではパスワードが窃取された場合、正規のユーザになりすますことが可能になります。このような、なりすましを防止する認証方式として、認証の度にパスワードを変更し、パスワードの不正な再利用を防止する「ワンタイムパスワード認証方式」があります。その中でも当研究室清水教授によって開発された方式であるSAS(Simple And Secure passwordauthentication protocol)は、従来の方式と比較して、低負荷かつ、再登録が不要という特徴があります。現在、当研究室では、このSASを更に高速かつ安全にするための設計検討を行っています。また、IoT(Internet of things)・公共無線LAN・スマートキーシステムなど、様々な環境やプロトコルに対してSASを適用し、安全な認証を提供するための研究を行っています。
暗号、認証方式をはじめとする情報セキュリティに関する研究開発を主に行っています。また、企業との共同研究や、社会が抱える問題点を技術的に解決する方法の提案等の活動も行っています。その他、高知県における教育・観光分野等の情報化プロジェクトに対する技術支援を行っており、メディアからも非常に注目を集めています。
情報とメディア専攻
情報通信専攻
コンピュータサイエンス専攻