サステナビリティへの取り組み
ホシザキグループのサステナビリティ推進
ホシザキでは、社会・環境対応を含むホシザキグループのサステナビリティ活動に対するガバナンス、リスク管理、
指標と目標、戦略を議論し、成果と進捗の確認および対策をおこなう会議体として、2022年6月にサステナビリティ
委員会を設置しました。サステナビリティ委員会では、長期的にありたい姿の実現に向けて、ホシザキの掲げるマテリ
アリティ(重要課題)の解決に向けた取り組みを強化・推進します。
ホシザキグループサステナビリティ基本方針
ガバナンス
社長を委員長、管理部門の担当常務執行役員を副委員長
とするサステナビリティ委員会では、四半期に1度、議論
するテーマに応じて各事業部門の責任者も出席し、重要課
題の解決に向けて組織横断的に検討・議論する体制を構築
しています。
リスク管理
各マテリアリティに対応したリスクと機会の抽出をおこない、設定したKPIの適時モニタリングと関連各部署と自社
の強みと弱みを加味した対策を講じ、リスクの最小化と機会の最大化を目指します。なお、事業活動に関するリスク管
理に関しては、
毎月開催されるコンプライアンス・リスク管理委員会の場で、
リスク管理の徹底と迅速な対応をおこなっ
ています。
指標と目標
サステナビリティ活動の推進に向けたKPIに関しては、各マテリアリティに紐付いたKPIを設定し、活動を強化する
ことで、実効性を高めています。
サステナビリティ戦略
各マテリアリティのKPIを追加設定し、課題解決に向けた施策を実行することで、経営ビジョンおよび長期的にあり
たい姿の実現を目指します。気候変動を中心とした環境への取り組みに関しては、TCFDに沿った情報開示の充実を図
るとともに、廃棄物の発生抑制、環境負荷低減や省エネ製品の開発など環境マネジメントを推進しています。スコープ
3に関しては、ホシザキグループの取り組みをお客様と取引先様へ理解していただくための啓発活動を進め、今後開示
の拡充を目指します。
社会への取り組みとしては、社員の働きがいの向上に向けて、女性の活躍推進を図りつつ、社員満足度調査の結果を
考慮した人事・報酬制度の改定に着手するなど、人的資本の充実を図ります。持続可能なサプライチェーンの構築に向
けては、取引先様との密なコミュニケーションを図りながら、環境保全、人権・安全な労働条件などの調査により、サ
プライチェーンマネジメントの強化を目指します。お客様に対しては、他社に先行した環境に優しい自然冷媒冷蔵庫・
冷凍庫の国内販売を本格化させるとともに、飲食外市場の積極的な開拓を進めることで新たな顧客価値創造を進め、全
国を網羅する拠点を活かしたサービス活動でお客様へ安心・安全を提供します。
経営基盤の強化に関しては、2022年は指名・報酬委員会およびサステナビリティ委員会を設置、ガバナンス推進体
制の強化を進めました。
サステナビリティ委員会の議題
ホシザキグループのサステナビリティ活動の方向性
今後のホシザキグループにおけるサステナビリティ活動の方向性としては、国内外で求められる多様な開示要請に対
して適切に対応するとともに、サステナビリティ活動のグローバル展開を推進してまいります。
経営活動との一体化とグループ内への浸透を図ることで、サステナビリティ経営を通じた長期的にありたい姿の実現
性を高めていきます。
サステナビリティ活動の進め方
詳細はp.27
2022 年 2023 年〜2024 年 2025 年〜2026 年
社内への浸透、
情報の集約
経営活動との一体化
気候変動、
人的資本・多様性を含むサステナビリティ活動に対する注目度の高まり
•企業の収益性・ESG課題への対応に加え、
人材戦略にも注目
•サステナビリティ関連情報開示が一般化
(コーポレー
トガバナンス・コード対応など)
•気候変動・人的資本リスクの具体的内容や対策に関する開示の充実
•人権への対応:人権方針の策定、
啓発推進体制の確立、
人権デューディ
リジェンス(注記)
(p.20参照)
統合報告書発行
(7月)
(初回)
•ステークホルダーに向けて開示、
社内
啓発の実施
サステナビリティ委員会設置
(7月)
•四半期に1回開催
【主な活動内容】
•サステナビリティ課題の共有と対応
方針の設定
•重点施策、
目標、
行動計画の策定お
よび推進
サステナビリティ委員会を起点として、
諸活動を推進
•マテリアリティの解決に向けたサステナビリティ活動の強化・推進
•サステナビリティ委員会やコンプライアンス・
リスク管理委員会などでのモニタリングによ
る活動の適正化
サステナビリティ活動のグローバル化
•気候変動・人的資本開示などへの実行体制の構築と推進
•カーボンニュー
トラルに向けたグループ行動計画を策定
TCFD・人的資本に関する記載事項の充実
•リスクと機会の分析と対策
(戦略)
の開示 •財務諸表に与える影響を開示社会的要因ホシザキグループの活動
サステナビリティ開示の拡充
第1回目 2022年11月25日 開催 第2回目 2023年3月23日 開催
1サステナビリティ基本方針の策定 1マテリアリティの新たなKPIの設定
2サステナビリティ活動の方向性 2今後のサステナビリティ開示に向けての課題
3マテリアリティへの取り組み 3気候変動シナリオ分析(戦略アップデート)
ホシザキグループは、経営理念にある「お客様のみならず社会に貢献できる『進化する企業』であること」という
基本的考えのもと、事業活動を通じた持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。
◦多様な人材が生き生きと活躍できる環境を実現し、常に「進化する企業」として、お客様のみならず社会への価
値創造に貢献します。
◦グローバル企業としてサプライチェーン全体での人権の尊重、環境負荷低減に努め、地球環境および未来を担う
世代に貢献します。
◦すべてのステークホルダーとの対話と連携を通じ、公正かつ透明性の高い経営を目指します。
取締役会
監督・指示 報告
社長
(議長/委員長)
経営会議
サステナビリティ
委員会
コンプライアンス・
リスク
管理委員会
はじめに
ホシザキの価値観と
目指す姿
目指す姿の達成に
向けた実行戦略
サステナビリティへの
取り組み
価値創造の基盤 データ・会社情報
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ホシザキ株式会社 統合報告書2023

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