地理院概要

伝える国土の姿を伝える地形分類(ベクトルタイル)
地形特性情報
防 災 地 理 情 報
災害履歴情報(自然災害伝承碑)
教育分野における活用事例 地域学習における活用事例
地理・歴史や小学校社会科等の教材 歩こう会の探訪コースの目標物など
火山土地条件図
地理教育の道具箱
「一目瞭然! イラストで学ぶ過去の災害と地形」
地域の防災力向上を目指す
防災・地理教育の幅広い支援
社会科の先生への講演
ウェブ地図上の
アイコン
2 万 5 千 分 1
地形図上の地図記号
御嶽山噴火災害犠牲者慰霊碑
教科書・教材出版社説明会地土 地 の 特 性 を 明 ら か に し 、
多 様 な 地 理 空 間 情 報 を
国 民 に 届 け ま す 。
1:25,000都市圏活断層図
「庄内北部」
火山基本図データ(陰影段彩図)
「鳥海山」
1:50,000火山土地条件図
「鳥海山」
伝 え る
国 土 の 姿 を 伝 え る
Convey
形と自然災害には密接な関係があります。その関係を読み解き、
用途に応じて地図に表現することで
「防災地理情報」は作られます。
また、防災地理情報に限らず、暮らしを取り巻く位置に関連する情報
は「地理空間情報」
と呼ばれています。歴史的資料から最新の地図まで、
地理空間情報を簡単に検索・閲覧・入手できる環境を提供しています。
土地の成り立ちや土地の利用等に関する地形特性情報と、災害伝承に関する災害履歴情報からなる防災地理情報の
整備・発信、それを用いた教育支援に取り組んでいます。これらを推進することで、国民の防災意識向上に貢献します。
地形特性情報の代表的なものと
して、土地の持つ自然災
害リスクを可視化する「地形分類」
、過去の火山活動によっ
て形成された地形や噴出物の分布を示す「火山土地条件図」
があり
ます。地形分類に示す「後背低地・湿地」
は他の地形
に比べ土地が低く、浸水の影響を受けやすいことが知られ
ています。このように可視化された土地の特性は、防災計
画や地域開発計画等の基礎情報と
して活用されています。
2022 年度から高等学校で「地理総合」
が必履修化されました。充実した授業を
支援するため、生徒・教員の双方が利用
できるウェブコンテンツ「地理教育の道
具箱」を公開しています。
その他「教科書・教材出版社への説明会」
の開催等、防災・地理教育の支援を目的と
した様々な取組を行っています。
自然災害伝承碑は、過去に発生した自然災害の様相
や被害の状況等を先人達が後世に伝えるために作られ
た石碑やモニュメントです。
2021 年度から重ねるハザードマップにも掲載を開
始し、地理院地図等への掲載数は、
2023 年 9 月に
2000 基を超え、現在も着実に数を増やしています。
防災教育や地域学習などの場等で活用され、先人の教
訓を未来へつないでいくことが期待されます。
氾濫平野
自然堤防
台地・段丘
旧河道
後背低地・湿地
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身のまわりの災害リスクを知る
(ハザードマップポータルサイト)
平成30年7月豪雨
関連の自然災害伝承碑 洪水ハザードマップ
指定緊急
避難場所
洪水ハザードマップ
ハザードマップポータルサイトでは、
自然災害の
危険性や避難所についての情報を公開していま
す。
防災に役立つ様々なコンテンツを重ね合わせ
たり
(左図)、全国の市区町村が作成する最新のハ
ザードマップを閲覧すること
(右図)
ができます。 2023年には、
想定される災害リスクや災害時に
とるべき行動がマップだけではなく文字で表示さ
れる機能を追加
(音声読み上げソフトにも対応)しました。
見慣れた風景の中にも災害リスクは潜んでいます。
ハザードマップを確認し、
避難経路を検討しましょう。
column
岡山県倉敷市真備町箭田696番地
倉敷市のハザードマップを見る・この場所では、
最悪の場合、
洪水による浸水が発生してその深さ
が10メートルになることが想定されています。
水害発生のおそ
れがある場合には、
浸水が想定されない場所へ早期に立退き避
難することが必要です。
ただし、
想定される浸水の深さより高い場所に住んでいる場合、
浸水が解消するまで我慢でき、
水や食料などの備えが十分であ
れば屋内で安全を確保することも可能です。 避難場所や避難経路などについてはお住まいの地域のハザード
マップをご確認ください。・この場所では、
最悪の場合、
洪水による浸水が
発生してその深さが10メートルになることが想
定されています。
水害発生のおそれがある場合に
は、
浸水が想定されない場所へ早期に立退き避
難することが必要です。
溶岩流
(最新)
溶岩流
スコリア丘
崩壊地

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