福岡教育大学附属学校園CCh nhan &
バリ
ュー
Value
ビジョン
地域に根差し、
未来の学校教育を
創造する附属学校園 −伝統と変革−
2022 年度〜 2027 年度までの第4期中期計画・中期目標期間では、主に以
下について重点的に取り組んでいます。
1.全国や地域に寄与できる教育研究発表会の計画と実施
2.福岡県内の教育委員会等との連携を図った教員研修体制の整備と実施
3.大学と附属学校園の共同研究体制の整備と実施
4.附属学校園教員による大学(学部)教育の充実
Vision
勤務管理・業務改善
(働きがい・働き方改革)を推進
研究推進 教員育成+ミッシ
ョン
Mission
大学・学部のもつ人的資源を活用して公立学校園とは異なる先導的・
実験的な取り組みを行う
「国の拠点校」
としての機能を高める。
地域の教員の資質・能力の向上や教育活動の推進に寄与する「地
域のモデル校」としての機能を高める。
附属学校園の組織改革を行い、附属学校園が掲げる教育研究課
題を精錬するとともに、教員の待遇改善とその資質・能力の向上
を図り、附属学校園としての教育研究機能の強化を図る。
大学との確固たる連携を図り、現代の教育課題に応える新たな教
育研究の推進や教育実習の充実に取り組むとともに、附属学校園
教員による大学教育の充実を図る。
学外教育機関や地域の公立学校園との連携を強化し、附属学校
園のさらなる拡充を図る。
幼児教育公開研究会 教育研究発表会
(中学校)
教育研究発表会
(小学校)
教育実習 授業づく
り公開研1 授業づく
り公開研2
附属学校園が 目指していること1Change & Challenge
教育委員会
大学 学生 公立学校園
他附属学校園
附属学校園の 魅力
(働きがい)
と働き方
自ら力量をつける学校園
教科指導、学校経営など、授業や教育を見つめ直し、
教職としての専門性を高めます。
共に学び・高め合う学校園
附属教員、
長期派遣研修員と共に学び、
高め合います。
教育研究発表会などを通して、全国各地の教員と交流
し、指導力の向上を図ります。
福岡教育大学と附属学校園の共同研究部会での学び
の場や交流があります。
長期派遣研修員の研究に専念できる場をつく
ります。
未来の教員を養成する学校園
教育実習を担当します。
地域に貢献する学校園
教員研修や指導出張などを行い、地域に貢献します。
附属学校園での経験を地域に還元します。
研究に専念できる環境
比較的少ない担当授業時数で、研究時間が確保され
ます。
教育研究に専念し、大学と連携して教育研究発表会
などを行います。
九州や全国の附属学校園との交流(九附連、
全附連)
などがあります。
情報収集(出張等)の機会があります。
小学校は地区によって教科担任制を実施しています。
地域行事はありません。
附属学校園の伝統と子供たちとの学び
伝統の校風の中で、選抜された園児・児童・生徒と
の学びがあります。
勤務時間の適正化と業務改善
労働基準法に基づき、勤務時間の適正化と業務内容や方法の改善を各学校園で積極的に取り組んでいます(出退勤は
タイムカードで管理)
。勤務時間外に教職調整額に見合う以上の業務を行う場合、管理職に届け出を行い、超過勤務手
当が支給されます。
変形労働時間制
時期や業務内容によって、繁忙の差がありますが、6パターン(A 〜 F)の勤務時間を設定して運用し、ワークライフバ
ランスを推奨しています。
業務等改善例
勤務(在校)時間の徹底(最大 20 時までの退校を推奨)
教科担任制の導入
会議や朝礼等の効率化・複数担任制
校務支援システムの導入
校内研修方法の工夫改善
部活動週3日制の導入
長期派遣研修員の研修の効率化
学期制の工夫(久留米中:4 学期制)
職場環境の改善
(注記)各附属学校園によって異なる場合があります。詳細は、各附属学校園の
取組や教員からの声を参照してください。21
魅力
教員育成
(教員養成・教員研修等)
魅力
勤務管理・業務改善
(働き方)教育研究の推進や地域からの要望はありますが、
積極的に働き方の改革を進めています。0:008:156:3016:00
18:15
19:00
(例)
附属福岡小学校教員の一日
(変形労働時間制 Bの場合)
帰宅・夕食など
5時間 睡眠
6時間30分
起床・支度
1時間45分
朝の会・授業・帰りの会など
7時間45分
時間外勤務
45分
準備等
2時間15分
福 岡 教 育 大 学 附 属 学 校 園との 繋 ×ばつ子供との学び
2 SCHOOL GUIDEBOOK 2024
附属学校園の 概 要
附属学校園の設置について
福岡県内に7つの学校・園があります。明治期以
降に設立された歴史と伝統を有し、それぞれの学
校・園の特色を生かしながら、国および地域に必
要とされる教育研究および教員養成・研修等を展
開しています。
附属学校園の児童・生徒・園児について
附属小学校 定員 ..................... 1学年 70 人
(附属福岡小学校特別支援学級8人、帰国児童教育学級 15 人)
附属中学校 定員 .................. 1学年 120 人
(附属福岡中学校特別支援学級8人)
附属幼稚園 定員 .....................3歳児 20 人
.............................................4歳児 35 人
.............................................5歳児 35 人
(注記)児童・生徒・園児数の適正化について検討を進めてい
ます。 教育実習や教育研究発表会などについて
教育実習 観察実習、基礎実習、本実習、教育
総合インターンシップ実習の一部など
各附属学校園は「国の拠点校」
「地域のモデル化」
として、今日的教育課題の解決を目指し、その研
究成果を発信しています。
文部科学省指定の開発研究、委託研究
地域の若年教員向けの授業力向上の場の提供
地元の教員向け各種研修(授業づく
り公開研究会・
研究発表会など)
附属学校園の学級指導、教科指導について
附属小学校 1学年2学級
(附属福岡小学校に特別支援学級、帰国児童学級を設置)
教科担任制によ
り、
空き時間で研究に専念できます。
附属中学校 1学年3学級
(附属福岡中学校に特別支援学級を設置)
比較的少ない持ち時数で研究に専念できます。
各附属学校園での伝統行事や学級活動、総合的な
学習の時間などが充実しています。
附属幼稚園 3歳児、4歳児、5歳児 各1学級
預かり保育(受託保育事業者への委託運営)を始めま
した。
附属学校園の教員構成、勤務について
【教員構成(R6 年度から組織改編します)】 附属学校副部長(各地区統括担当)
、校長(園長)
、教頭(または
主幹教諭)
、教諭(栄養教諭、養護教諭を含む)
【勤 務】
附属小学校、附属中学校では1年単位の変形労働時間制を適用。
所定労働時間を1日 10 時間以内、1週間 52 時間以内と
し、1年間
における所定勤務時間を平均して1週間につき 38 時間 45 分となる
ように設定。業務と自己研鑽を明確化。1 2354
福岡市中央区...附属福岡小学校・附属福岡中学校
北九州市小倉北区...附属小倉小学校・附属小倉中学校
久留米市...附属久留米小学校・附属久留米中学校
宗像市...附属幼稚園
Fukuoka★★
★ ★3Change & Challenge
附属学校園の 活 動
カリキュラム・教育活動の充実
研究成果の発信
近年の文部科学省教育研究開発事業等の実績
福岡教育大学との共同研究プロジェク
トを推進し、現代的な教育課題への対応策を打ち出します。
各附属学校園が定期的に研究発表会や実践研究会を開催し、日頃の教育研究活動の具体的な成果を公開します。
公立学校園からの相談や授業検討会等での指導・助言等を積極的に行い、県内の学校教育の質的向上に貢献します。
高い指導力と研究能力を兼ね備えた教員による組織的な取り組みで、
特色あるカリキュラムの開発を行い、
これからのグロー
バル化社会に生きる子どもたちの総合的な力を育てます。
複数の教員でのチーム・テ
ィーチングによる経営の改善に努め、
一人ひと
りのニーズに応じたきめ細やかな教育を行います。
福岡教育大学の研究者による出前授業の中で、
各教科等の第一線の知識に触れる機会を得るこ
とができます。
(年間 10 回程度)
文部科学省や県の開発研究や委嘱研究等を受けて、
公立学校園では実施しにくい調査研究や先進的な教育にも取り組みます。
子供の生活基盤づく
りに努め、
学習と学校生活全体を有意義なものにするよう努めます。
事業名 学校名 課 題 期 間
教育課程特例校 附属福岡小学校
平成25〜26年度
2013‐2014
特別の教育課程を編成・実施する学校として指定
委託事業 附属小倉小学校
平成28〜令和元年度
2016‐2019
道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業
次世代の教育情報化
推進事業
附属久留米小学校
平成29〜令和元年度
2017‐2019
情報活用能力の育成等に関する実践的調査研究
教育研究開発事業 附属久留米小学校
平成24〜27年度
2012‐2015
各教科等に生かすことのできる「情報編集力」の基礎を養
うために、新教科「情報科」を新設し、指導内容や指導方
法について明らかにする研究開発
情報通信技術を活用した
教育振興事業「情報教育
推進校(IE‐School)」附属久留米小学校
平成28年度2016ICTを効果的に活用した教育の研究開発及び情報教育の推
進に関わる調査研究
教育課程特例校 附属久留米小学校
平成28〜30年度
2016‐2018
特別の教育課程を編成・実施する学校として指定(新教科
「情報科」、「外国語科」を新設)
委託事業 附属福岡中学校
平成29〜令和元年度
2017‐2019
学校における交流及び共同学習を通じた障害者理解(心の
バリアフリー)の推進事業
委託事業 附属小倉中学校
令和元〜4年度
2019‐2022
これからの時代に求められる資質・能力を育むためのカリ
キュラム・マネジメントの在り方に関する調査研究
教育研究開発事業 附属福岡小学校
未来社会を創造する主体に必要となる非認知能力を重視した
資質・能力を育成するため、子供の文脈を中心に据えた7つ
の新教科の枠組みを構築する研究開発
平成27〜令和4年度
2015‐2022
令和5年度名目指定
委託事業
附属小倉小学校
附属小倉中学校
平成27年度2015課題解決に向けた主体的・協働的な学びの推進事業におけ
る言語活動の充実に関する実践研究
SCHOOL GUIDEBOOK 20244 附属福岡小学校
【教育研究の重点】
研究主題「持続可能な未来社会を創造する主体を育成するカリキュラム・マネジメント」を掲げ、多様化・複
雑化する社会状況を主体的に生きるため、見方・考え方を働かせながら、多面的・多角的に思考したり、深い学
びを求めて批判的に思考したりする態度の育成に重点を置いている。また魅力ある学校づく
りのため、異学年交
流活動や探究チャレンジ活動も研究している。
【働き方の改善】
小学校全学年教科担任制の実施と、教員の空き時間確保や均等化を実現している。また、連絡事項は電子掲示
版の活用やメール配信により会議削減、ペーパーレス化を実施し、業務負担の軽減が実現できている。
【その他】
地域のモデル校と
して貢献できるよう、研究発表の他に講師派遣や視察等の要望にも応えている。附属福岡小学校・附属福岡中学校4月 入学式、藤見会(新一年生歓迎会)
5月 アドベンチャー・スクール(5年生集団宿泊体験)
6月 授業づく
りセミナー、長期派遣研修員中間報告会、教職大学院学習
9月 月見学芸会、教育実習
10 月 あらつ大運動会、修学旅行、オープン・スクール
11 月 あらつフェスタ
12 月 持久走記録会、遠行会(鍛錬遠足)
2月 長期派遣研修員最終報告会、教育研究発表会
3月 卒業証書授与式
【年間スケジ
ュール】
附属福岡中学校 【教育研究の重点】
研究主題「個と協働の学びが響き合う授業の創造」を掲げ、多様な考えを生かす学習サイクルを設定し、深い
学びを具現化する学習活動の実践に取り組んできた。生徒が個別で課題解決する活動や仲間と対話しながら考え
を練り上げていく活動を通して、生徒たちが議論し、他者の意見を尊重して最適解を判断する活動の充実に重点を
置いている。さらに、生徒たちが議論をする際の効果的なICTの活用についても実践を重ねている。
【働き方の改善】
研修面について、内容の焦点化と精選に取り組みながら、全職員が見通しをもって推進できる体制づく
りに努め
ている。電子掲示板を活用した職員間の連絡、ペーパーレス化等を実施し、会議時間等の縮減と効率的な業務の
遂行に取り組んでいる。
【その他】
地域の教育活動に寄与できるよう、教育委員会や教育センター主催の研修講座、他校の研修会等への講師派遣
依頼に応えている。
4月 入学式、1学年体験学習
5月 体育会
6月 教職大学院実習、オープンスクール、長期派遣研修員中間報告会
7月 観劇会
8月 3学年夏季学習会
9月 教育実習
10 月 教育実習、オープンスクール、2学年見学旅行
11 月 文化発表会(合唱コン、総合学習発表会)
、教育研究発表会
12 月 遠行会
2月 長期派遣研修員最終報告会
3月 卒業証書授与式
【年間スケジ
ュール】5Change & Challenge
4月 入学式
6月 長期派遣研修員中間報告会、教職大学院実習
7月 授業づく
り公開研究会、オープンスクール
9月 教育実習
10 月 教育実習、運動会、音楽のつどい、オープンスクール
12 月 誘導の会(本校OB会)総会
1月 長期派遣研修員最終報告会
2月 教育研究発表会
3月 研究のまとめ、卒業証書授与式
附属小倉小学校
【教育研究の重点】 「子どもが学びを愉しむ授業」をテーマに、子どもが問題解決に挑み、解決の過程や結果におもしろさや喜び
等を感じる授業を目指して研究を進めている。
【働き方の改善】
在校時間の改善
(原則午前7時以降の出校、
残業指定日の割り振り、
残業指定日における午後7時までの退校、
業務と自己研鑽の明確化、
PC入力による在校時間管理)
研修の行い方の改善(参加する研修の選択制、事前研・グループ別研修の実施、授業チェックシートによる
成果と課題の見える化)
【その他】
自分たちの問題を自分たちで解決できるように、特別活動を重視した教育活動に取り組んでいる。附属小倉小学校・附属小倉中学校【年間スケジ
ュール】
附属小倉中学校
【教育研究の重点】
令和5年度の大学・三附属中学校共同研究発表会を経て、令和6年度以降は、研究主題を「個別最適な学び
と協働的な学びの一体的充実を図る授業づく
りの研究(仮)
」とし、
ICT活用を位置づけた質の高い学習活動の
あり方について研究を進める。
【働き方の改善】
部活動の改善(週あたり平日3日活動(18:00 完全下校)
、土日はどちらかのみ)
タブレッ
トを活用した会議の推奨(ペーパーレスによる印刷業務の負担軽減)
【その他】
本校の教育目標「創造的実践人の育成」の実現に向けて、
「体育大会」
「附中祭」の二大行事を中心に据え、
主体的かつ創造的にものごとに取り組むことができる生徒の育成に努めている。
4月 始業式 入学式
5月 体育大会
6月 長期派遣研修員中間報告会、教職大学院実習
9月 前期終業式、後期始業式、教育実習
10 月 教育研究発表会、教育実習
11 月 附中祭
2月 長期派遣研修員最終報告会
3月 卒業証書授与式、修了式、成果報告会
【年間スケジ
ュール】
SCHOOL GUIDEBOOK 20246 附属久留米小学校
【教育研究の重点】
令和5年度は「豊かな次代を切り拓く子供を育てる学習指導」の研究を継続し(3年次)
、スタディ・ログを用
いた自己調整的な学びの具体化に取り組んでいる。授業づく
りで特に重視しているのは、問題解決の過程に位置
付けた「学習と
しての評価活動」である。
つかみ具合を評価する活動:目標や見通しの把握の具合について
進み具合を評価する活動:考えや表現の再構成の具合について
伸び具合を評価する活動:目標の達成や効力感の具合について
【働き方の改善】
業務の改善、
適正化を
「働きやすさと働きがいの創出」
という観点から図り、
在校等時間の縮減に取り組んでいる。
具体的には、クラウドを活用した業務のスリム化と情報の共有化、年次に捉われない業務の均等化、研修会に係
る負担の軽減等を積極的に推進している。
【その他】
(注記) 本校教育の基盤となる活動
よりよい人間関係の形成を促す気持ちのよい挨拶の励行
責任遂行の素地となる経験を培う「もく
もく
掃除」の徹底
一日を振り返り、自己を見つめる「生活記録」の積み上げ附属久留米小学校・附属久留米中学校4月 入学式
5月 教育実習事前指導、示範授業
6月 教職大学院実習、授業づく
りWS
7月 林間学校、長期派遣研修員中間報告会
9月 教育実習、附小サークル
10 月 教育実習、運動会、5年生宿泊体験学習
11 月 修学旅行、音読集会、青麦スポーツフェスタ
12 月 持久走記録会
1月 どんど焼き
2月 研究発表会、長期派遣研修員最終報告会
3月 卒業証書授与式
【年間スケジ
ュール】
【教育研究の重点】
今年度から研究テーマ「AI時代を切り拓く
『人間らしさ』をはぐくむ学習活動」とし、
AIと人間が互いの強
みを生かしながら共生していく豊かな感性と柔軟な思考で新たな価値を創出していく新たな研究を各教科等で追究
している。
【働き方の改善】
授業研事前検討会の回数削減(複数回→1回(50 分)のみ)
部活動の平日3日のみで勤務時間内での実施(16:55 終了)
毎日 19:30 を目途に退勤及び毎月2回の定時退校の完全実施
タブレッ
ト端末を活用した職員会議数の削減
計画年休の取得
【その他】
カリキュラムマネジメントの一つと
して、道徳科と学級活動を関連付けた「道学サイクル」を行っている。
適宜学級の担当者を入れ替える「学級全員担任制」を行っている。
日頃から地域の公立学校等へ赴き指導講師と
して貢献している。
年間4回のオンライン授業日を設定している。
附属久留米中学校
I期(4月〜6月)
入学式 対面式 歓迎遠足 生徒総会
体育祭 教育相談(全員) 梅雨休み 教職大学院実習
II期(7月〜9月)
PTA レク 教育実習 長期派遣研修員中間報告会
自然体験学習 藤見会 夏休み 秋休み
IV期(1月〜3月)
附中入試 教育相談(全員) 長期派遣研修員最終報告会
卒業証書授与式 卒業生をおく
る会 春休み
【年間スケジ
ュール】
III期(10 月〜 12 月)
文化祭 生徒会選挙 研究発表会 歴史体験学習 冬休み7Change & Challenge
幼児・児童・生徒数(令和5年5月1日現在)
附属幼稚園
【教育研究の重点】
コロナ禍でも、幼児教育の本質を見失わないように保育に取り組んできたが、様々な制限による幼児への影響
は小さく
ない。
そこで、
「安心して自己を発揮する幼児を育む保育」
を研究主題に掲げ、
キラリンタイムやキラリンシー
トを開発した。今後は、幼児の姿の見取りと一人一人の変容を検証することで、環境の構成や援助の工夫につい
て研究を深めていく。
【働き方の改善】
キラリンタイムの設定により、毎日定時に保育記録を作成。
事例検討会も毎週1回定時に実施。行事や業務のスリム化による負担軽減も徹底。
【その他】
小5〜中3の「うきうき Teacher!」を本園で実施。附属幼稚園4月 預かり保育開始 ( 業者委託 )、入園式
5月 歓迎遠足、園庭開放開始、公開研究保育週間
6月 プール開き、親子ふれあいデー、幼小接続研
7月 プール納め、夕涼み会、交通安全教室
9月 教育実習、教職大学院実習、運動会
10 月 教育実習、地震避難・引き取り訓練
11 月 幼児教育公開研究会、附属小倉小との交流
12 月 PTA もちつき大会、お楽しみ会
1月 宗像市内小学校との交流
2月 生活発表会「城山劇場」
、みんなありがとう会
3月 修了証書授与式
【年間スケジ
ュール】
児童数
生徒数 幼児数
1学年 2学年 3学年 4学年 5学年 6学年
特別支援
学級
帰国子女
学級
合計
附属福岡小学校
学級数 2 2 2 2 2 2 3 3 18
児童数 70 72 73 69 72 71 14 6 447
附属小倉小学校
学級数 2 2 2 2 2 2 − − 12
児童数 70 68 71 70 68 69 − − 416
附属久留米小学校
学級数 2 2 2 2 2 2 − − 12
児童数 70 70 71 70 70 69 − − 420
合計
学級数 6 6 6 6 6 6 3 3 42
児童数 210 210 215 209 210 209 14 6 1,283
1学年 2学年 3学年
特別支
援学級
合計
附属福岡中学校
学級数 3 3 3 3 12
生徒数 120 118 117 10 365
附属小倉中学校
学級数 3 3 3 − 9
生徒数 120 120 120 − 360
附属久留米中学校
学級数 3 3 3 − 9
生徒数 120 119 119 − 358
合計
学級数 9 9 9 3 30
生徒数 360 357 356 10 1,083
3 歳児 4 歳児 5 歳児 合計
附属幼稚園 幼児数 13 7 21 41
SCHOOL GUIDEBOOK 20248 ▍附属福岡小学校 木川 航太
附属学校に着任して、
教科担任制、
空き時間の確保、
カリキュラムデザイン、
深い見識を基にした指導案審議や教科部会など、整った環境の中で研修に
励むことができていると日々実感している。その中で児童観や授業観を捉え
直すことができ、教科の専門性を高めているところである。今後も附属学校
の一員として研修に励んでいきたい。
▍附属福岡小学校 小島 恵太
私が感じている本校の一番の魅力は「チーム力」です。各教科の専門性
の高い同僚とともに学び合い、みんなで同じ目標に向かって働く
ことができま
す。学校全体の雰囲気もよく、研究室での職員間の何気ない会話までも勉強
になります。また年々勤務管理・業務改善が進んでおり、ワークライフバラン
スを実現することもできています。
▍附属久留米小学校 野中 大輔
本校に赴任して以来、自らの勉強不足を痛感し、授業づく
りの奥深さに思
い悩む日々の連続です。しかし、本校の質の高い研修、そして同年次や先輩
の先生方との出会いは、自らのキャリア形成においてかけがえのないものに
なることを確信しています。今後も附属学校の四つの使命を全うすることがで
きるよう、研修に励んでいく所存です。
▍附属久留米小学校 安永 亮
附属久留米小学校で働く大きな魅力の一つは、価値観が広がるということ
です。それは、久留米小には各教科等の本質を大事にする伝統があり、専門
性の高い先生方に学ぶ機会も多く、ものごとを多角的に考えることができる
ようになるからです。現在、質を落とさない効率的な働き方も進んでおり、
充実した教員生活をおく
ることができています。
▍附属幼稚園 櫻井 みずき
幼稚園教諭に求められる、個に応じる力や、その場に応じて、臨機応変に
物事を判断する力は、養護教諭の資質・能力と通じるところがあり、先生方
の日々の姿から養護教諭としても、多くのことを学んでいます。
また、チーム一丸となって、全職員で子どもたちを見守る温かい園の雰囲
気が、アッ
トホームで働きやすい職場環境につながっているように感じます。
附属福岡
小学校
▍附属小倉小学校 松岡 かおり
附属小倉小学校へ赴任させていただき、
「学びを愉しむ」をテーマに子ども
の思いや実態を大切にした授業づく
りを目指して、
日々研究と実践を重ねられることに喜びを感じています。
また、教育実習では、
「教師になりたい。」という熱
い思いをも
った学生へ授業づく
りや学級経営について指導していく
中で、教員養
成の面からもやりがいを感じています。
▍附属小倉小学校 本田 龍一朗
附属小倉小学校では、誘導論という教育理念の下、同じように高い熱量を
もった教員集団と、日々子どもの姿で語り合っています。勤務時間や分掌内
容が整理されているので、毎日の我が子の送迎をしつつも、計画的に研鑽を
深めることができています。3年目となりますが、授業づく
りや子ども理解に
ついて、よりよく学びたいという当初の思いが叶っています。
附属小倉
小学校
附属久留米
小学校
附属
幼稚園
教 員
T e a c h e r s9Change & Challenge
▍附属福岡中学校 柚木 大樹
附属福岡中学校での日々は、
「出会い」に恵まれた毎日だと感じています。
所属地区の異なる先生方、様々な研修でお会いする方々、未来の教職を志
す教育実習生・・・すべての「出会い」が、これまでの自分自身を省みて、教
師としてのあるべき姿を考えるきっかけとなっています。これからも多くの
「出
会い」を大切にしていきたいです。
▍附属福岡中学校 井上 雅弘
附属福岡中学校に赴任して、一番の魅力は自分の授業を見つめ直すことの
できる点だと考えています。家庭科の視点からだけでなく、他教科の視点か
らも授業に関して助言をいただく機会が多くあり、授業に関する見識が広がり
ました。また、福岡市だけでなく、福岡県の先生方と共に働く
ことができるこ
とも大きな魅力です。
▍附属久留米中学校 中島 小春
本校の働き方も近年さらに見直され、無理のない環境で研究を進めること
ができ、私生活も大切にした働き方ができています。
求めれば求めるだけ自分に返ってく
る学びが多く、忙しい中にも教師として
の力が高まっているという実感と充実感があり、附属久留米中学校は学びた
い教師に最適な環境であると思います。
今後も学ぶ楽しさを忘れず、研修に励んでいきたい。
▍附属久留米中学校 管原 康起
本校では、自分のすべての教科・領域について深く学ぶことができ、すぐ
に子どもたちに還元できることが大きな魅力です。
学校行事等についても、生徒と職員が一丸となり、創り上げていく
ことにや
りがいを感じられます。近年、
働き方改革も進んでおり、
業務についての量的、
時間的な見直しが行われ、働きやすい職場環境が整ってきています。
附属福岡
中学校
▍附属小倉中学校 猪谷 亘
附属小倉中学校に赴任して、学習指導の研究がとても勉強になっています。
校内の先生方に留まらず、三附属中学校や OB の先生方からも御意見や御指導
をいただけるこ
とが附属学校の魅力です。
また、
自分とは異なる教科の先生方
の研究に触れるこ
とで、
自分一人では気づかなかった新たな視点や考えを得ることができています。
▍附属小倉中学校 北里 陽一
附属中学校の魅力は、多く
の「出会い」があるこ
とです。同僚の先生とは、教
科の本質や指導方法を学ぶこ
とができ、大学教授からは先進的な理論を学ぶこ
とができます。
また、県外の附属中学校の先生とは、最新の動向等を共有することができ、将来の教育を担う学部生等からは、実習を通して自分の原点を見
つめるこ
とができます。こう
した「出会い」は、
自分の成長に繋がると確信して
います。
附属小倉
中学校
附属久留米
中学校
の I n t e r v i e w声SCHOOL GUIDEBOOK 202410 附属幼稚園
附属福岡小・中学校
JR久留米高校前駅
Kurume Koko Mae Sta.
至博多
To Hakata
至福岡
(天神)
JR久留米駅
西鉄久留米駅
西鉄花畑駅
配 置 図
西公園
昭和通り
福岡市立当仁小
大濠公園
JR博多駅
Showa St.
Ohori Park
福岡都市高速 Fukuoka Urban Expressway
Hakata Sta.
大博通り
Taihaku St.
Nishi Park
西公園出入口
Nishi Park
至小倉
To Kokura
至久留米
To Kurume
地下鉄唐人町駅
Fukuoka City Subway
Tojinmachi Sta.
地下鉄大濠公園駅
Fukuoka City Subway
Ohorikoen Sta.
Fukuoka Shiritsu
Tonin Elementary
School
至博多 JR小倉駅
モノレール
至門司ToHakata
Kokura Sta.
平和通駅
Heiwadori Sta.
旦過駅
Tanga Sta.
砂津川
Sunatsu River
To Moji
富野出入口
Tomino
Kitakyushu Urban Expressway
足立出入口
Adachi
北九州都市高速4号線
位 置 図
キウィ棚
正 門 桜 道
とんねる山
掲揚台
ロープウェイ
プール(園長室
特別支援学級
教棟
Special Needs
Education Building13Change & Challenge
附属久留米小・中学校
附属小倉小・中学校
プール付属家
武道場
テニスコート・
バレーコートTennis Courts
Volleyball Court
プール付属家
Learning
Square
Multipurpose
Building
Administration/
Lecture Building
管理部・一般教棟
Multipurpose
Building
Multipurpose Building
教生研修棟
円形
さるわたり
きりかぶ山
ブランコ
遊戯室 保育室 保育室 保育室
倉庫
図書
玄関
中庭
築山
職員室
(保健室)多目的室トイレトイレ砂場砂場倉庫倉庫アトリエ
すべり台400プール
付属家
家庭科教棟
Multipurpose
Building
14 SCHOOL GUIDEBOOK 2024
編集・発行
福岡教育大学附属学校園
国立大学法人福岡教育大学附属学校課
〒811‐4192 福岡県宗像市赤間文教町1‒1 TEL : (0940)35‐1261
福岡教育大学ホームページにも、
各附属学校園の紹介が掲載されています。
ぜひご覧ください。
https://www.fukuoka-edu.ac.jp/center/about.html

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