福島での事故はどうして起こったの?原子力発電所はどうなってるの?
東日本大震災が起きて
原子力発電所は
どうなってしまったのかな?
原子力発電所は「止める、冷やす、閉じ込める」という考え方で安全を確保するように設計されているんだ。
2011年3月11日に起きた大きな地震で、太平洋側の原子力発電所は大きな揺れに襲われた。だけど運転していた発電所はちゃんとすべて止まったんだ。
でも、福島第一原子力発電所は、地震が起こった後の大きな津波によって建屋が水浸しになってポンプや電源などが壊れてしまって・・・。燃料が冷やせなくなって、水素爆発につながってしまったんだ。
福島で事故があった後
原子力発電所は
どう変わったの?
原子力発電所を動かすためには、原子力規制委員会が定めた新しい基準を満たすことが必要になったんだ。
最新の知見に加え、周辺の活断層が同時に動いた場合や、まだ発見されていない活断層による地震が起こった場合でも耐えられるようにしているんだ。
大きな津波から発電所を守るため、巨大な防潮堤をつくったり、ポンプなどの重要な設備を守るためにさまざまな対策をしているんだ。
外部の電源や非常用発電機など、多くの電源を確保したり...
放射性物質の拡散を抑制するための「フィルタベント」を設置したり...
福島の事故を踏まえてさらに厳しくなった基準に対応するため、自然災害への対策やテロ対策など、色々な取り組みをしているんだ。