美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた◯(まる)を発端に、日常が◯に浸食され始める。
映画『まる』は、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男を主人公に、日常が"◯(まる)"に浸食され始めるという奇想天外な物語を描く作品。監督・脚本は荻上直子が務め、主演は27年ぶりの映画主演となるKinKi Kidsの堂本剛が務める。