日本民藝館(ニホンミンゲイカン/The Japan Folk Crafts Museum)は、東京・駒場にある民藝専門の博物館。
民藝運動の拠点として、1926年に思想家・柳宗悦により企画され、1936年に開設。陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など、柳が蒐集した国内外の新古工芸品約17,000点を収蔵しており、展覧会で紹介している。
建物は、本館と西館(旧柳宗悦邸)から構成。本館のうち1936年に竣工した建物部分は旧館と呼ばれ、柳宗悦が中心となり設計されたものである。一方、本館道路向いに建つ西館(旧柳宗悦邸)は、栃木県から移築した石屋根の長屋門と、それに付設した母屋からなる。旧館と道路に面した石塀、西館(旧柳宗悦邸)は、2021年に東京都指定有形文化財(建造物)に指定されている。