第1回 スペースデブリ問題に関する検討チーム会合
議事要旨
1.日 時 :令和2年6月12日(金)13:30〜15:30
2.場 所 :WEB 会議システムにより開催
3.出席者・出席機関
小泉環境大臣、森下地球環境審議官(チーム長)
、上田大臣官房審議官、松澤大臣官房
審議官、土居環境再生・資源循環局総務課長、吉川地球環境局総務課脱炭素化イノベー
ション研究調査室長、松永国立環境研究所衛星観測センター長、ほか担当
オブザーバー機関:文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)
、国立環境研究所
(NIES)
4.議 事
冒頭、小泉環境大臣より、GOSAT シリーズによる温室効果ガスの観測が国際的にも
高く評価され、引き続きの貢献が期待されている一方、近年のスペースデブリの増加が
宇宙空間を継続的に安定利用する上での大きな懸念事項となっていること、こうした中
環境省は、
GOSAT 衛星の適切な運用・処分に事業主体として責任を持つ考えであり、こ
のために他省庁に先駆けて検討チームを立ち上げたとの趣旨、検討への期待が述べられ
た。
(1)検討チームの設置について
資料1により、本検討チームの発足時(3月 26 日)に示されたチーム設置趣旨を確認
した。また、本検討チームは非公開で行うが、資料は機密情報を除き原則公開とし、議
事要旨を作成し出席者の確認を経て公開する旨、確認した。
(2)スペースデブリ問題に関する国内外の動向
資料2を用い、
JAXA寺田理事より、
スペースデブリ問題の概要、
宇宙状況把握
(SSA)、国際的な議論・ルール、スペースデブリ対策に係る研究開発に関する最近の動向の説明
を受け、質疑応答が行われた。
(3)GOSAT1号機の観測結果活用状況、主なステークホルダー
資料3を用い、NIES 松永衛星観測センター長より、GOSAT1号機の観測結果活用状
況、主なステークホルダーについて説明がされ、質疑応答が行われた。
(4)当面の検討事項及びスケジュール
資料 4 により、当面の検討事項及びスケジュール案について議論された。国内外の利
用側ステークホルダーにも持続可能な宇宙利用という視点を理解いただくには、日々の
やりとりを踏まえた丁寧な説明が必要との意見があった。また、報道を受けて一部の海
外機関で GOSAT シリーズの運用見通しへの懸念が生じていることから、GOSAT1号
機から2号機へのプロダクトの継続利用が可能であることを早期に示すことが必要と
の意見があった。以上を踏まえ、資料4についてはメールベースの協議を経て修正する
こととなった。
(5)その他
次回会合については、7 月上旬の方向で別途調整。
以上

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