GOSATシリーズは温室効果ガスである二酸化炭素やメタンの観測
を行う地球観測衛星でありGOSAT、
GOSAT‐2及びGOSAT‐GW
から構成されます。
GOSATシリーズは 環境省
(MOE)、国立研究開
発法人 国立環境研究所
(NIES)、国立研究開発法人 宇宙航空研
究開発機構
(JAXA)
の三者が共同で推進するプロジェクトです。
G O S A T シリー ズ に よ る
二酸化炭素の観測
GOSATシリーズが観測した、
"地上から上空約70kmまでのCO2濃度(XCO2濃度)
の月平均値です。
GOSATシリーズは地表面で反射した太陽光を観測することでCO2濃度を求めます。
雲の多い地域や太陽高度の低い極域など観測が難しい地域があるものの、
地球全体を網羅的に観測できます。
GOSATシリーズによる二酸化炭素
(CO2)
の観測
GOSAT、
GOSAT‐2に加え、
シリーズ3号機となるGOSAT‐GWの打上げが予定されています。
GOSATシリーズは気候変動に関する科学の発展と気候変動政策への貢献を目指します。
GOSAT‐GW
(温室効果ガス・水循環観測技術衛星)
観測幅911kmと面的に観測する広
域観測モードによってデータ数が今
までの100〜1000倍に
分解能3km
(目標分解能1km)
の高分解能で大規模排出源を
詳細に捉える精密観測モード
広域観測モード
イメージ
CO2と二酸化窒素
(NO2)
の同時観
測で人為起源CO2排出源特定や排
出量を精度よく推計
GOSAT‐GWデータを用いた
吸収排出量の推定
(イメージ)
欧州衛星によるNO2観測
GOSAT‐GWではCO2観測も
同時に行います
より詳細で高精度な観測を目指します
より詳細で高精度な観測を目指します
精密観測モード
イメージ
GOSAT‐2は 6日間かけてより細かく地球全域を観測するほか、
センサ機能の向上や観測の妨げとなる雲を
自動で避けて観測する機能の搭載によりGOSATよりも有効な観測データ数が増えたことがわかります。1月200920102011201220132014201520162017201820192020202120222月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
GOSATによる観測結果
(2009年6月〜)
(注記)2019年8月以降も観測は続いています
GOSAT‐2による観測結果
(2019年8月〜)
GOSAT、
GOSAT‐2ともに誤差等補正前データのため単純に比較
できませんが、
近年も濃度が高くなっている傾向が見られます。
画像 ©JAXA/NIES/MOE
©Copernicus Sentinel data 2022
370 375 380 385 390 395 400 405 410 415 420 425 430 435XCO2[ppm]
GOSATシリーズは温室効果ガスである二酸化炭素やメタンの観測
を行う地球観測衛星でありGOSAT、
GOSAT‐2及びGOSAT‐GW
から構成されます。
GOSATシリーズは 環境省
(MOE)、国立研究開
発法人 国立環境研究所
(NIES)、国立研究開発法人 宇宙航空研
究開発機構
(JAXA)
の三者が共同で推進するプロジェクトです。
GOSATシリーズによる
メタンの観測
GOSATシリーズが観測した、
"地上から上空約70kmまでのCH4濃度(XCH4濃度)
の月平均値です。
GOSATシリーズは地表面で反射した太陽光を観測することでCH4濃度を求めます。
雲の多い地域や太陽高度の低い極域など観測が難しい地域があるものの、
地球全体を網羅的に観測できます。
GOSATシリーズによるメタン
(CH4)
の観測
GOSAT、
GOSAT‐2に続き、
シリーズ3号機となるGOSAT‐GWの打上げが予定されています。
GOSAT‐GWは以下のミッションを実施します。
GOSAT‐GWが目指すもの
GOSATシリーズはパリ協定に基づき各国が実施する気候変動政策の信頼性、
透明性の向上や気候変動科学の発展に貢献していきます。
にじゅうまる 温室効果ガスのモニタリング
GOSAT及びGOSAT‐2に引き続き温室効果ガス濃度の変
動をモニタリングしていきます
にじゅうまる 大規模排出源などの検知
大規模排出源からの排出量推計の高精度化や未知
の排出源検知を目指します42041040039038020001950190018501800175017002013二酸化炭素
(CO2) メタン
(CH4)
2009 2010 2011 2012 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
にじゅうまる 国別人為起源温室効果
ガス排出量の検証
パリ協定に基づき各国が公表するCO2・CH4排出量
の正確性、
透明性及び信頼性の向上を目指します
比較検証することで
排出量報告の信頼性
向上を目指します
GOSAT‐GWデータを用いた
吸収排出量の推定
(イメージ)
各国の排出量報告
未知の排出源
検知
大規模排出源
を観測
この先の温室効果ガス濃度はどうなるのか?
GOSAT‐2は 6日間かけてより細かく地球全域を観測するほか、
センサ機能の向上や観測の妨げとなる雲を
自動で避けて観測する機能の搭載によりGOSATよりも有効な観測データ数が増えたことがわかります。1月200920102011201220132014201520162017201820192020202120222月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
GOSATによる観測結果
(2009年6月〜)
(注記)2019年8月以降も観測は続いています
GOSAT‐2による観測結果
(2019年8月〜)
1.60 1.65 1.70 1.75 1.80 1.85 1.90 1.95 2.00 2.05XCH4[ppm]
画像 ©JAXA/NIES/MOE

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