第17回定期検査の状況
お知らせ
平成24年1月28日
中国電力株式会社
島根原子力発電所2号機 運転上の制限の逸脱について
島根原子力発電所2号機(沸騰水型,定格電気出力82万キロワット)は,平成24年1月27日1時00分に発電を停止し,第17回定期検査を開始しました。
同日6時00分に原子炉を停止し,18時45分に原子炉が冷温停止状態となりました。
19時30分,原子炉内の中性子源領域計装※(注記)14チャンネルのうち3チャンネルが動作不能となったため,原子炉施設保安規定に定める運転上の制限※(注記)2を満足しない状態であると判断しました。また,21時30分,残りの1チャンネルも動作不能となりました。
原因は調査中です。
なお,原子炉は安定した冷温停止状態であり,中間領域計装※(注記)1にて継続監視をしているため,安全上の問題はありません。
この事象による外部への放射能による影響はありません。
※(注記)1 中性子源領域計装,中間領域計装
原子炉の中性子計測装置の一種。原子炉の起動及び停止時の中性子の量を監視するもの。
※(注記)2 原子炉施設保安規定で規定する運転上の制限
保安規定第27条(計測および制御設備)で規定する運転上の制限では,動作可能であるべきチャンネル数2チャンネルを満足していなければならない。
以上