カーボンフットプリント 環境用語

作成日 | 2009年07月10日 更新日 | 2009年10月14日

カーボンフットプリント

カーボンフットプリント 【英】Carbon Footprint [略]CFP

解説

直訳すると、「炭素の足跡」。英語表記の頭文字を取ってCFPとも略称される。

食品や日用品等について、原料調達から製造・流通・販売・使用・廃棄の全過程を通じて排出される温室効果ガス量をCO2に換算し、「見える化」したもの(単位:g(グラム))で、LCA(ライフサイクルアセスメント、Life Cycle Assessment)の一手法と見ることもできる。

英国などで積極的に取り組まれているが、日本でも、すでにシャンプー(花王)、シャツ(丸井)、缶ビール(サッポロ)、紙おむつ(ユニ・チャーム)、電球型蛍光灯(東芝)などのCFP付き商品が市販されている。

消費者は、価格とそこに付されたCFPの数値を考慮して、商品を選択することができる。

2009年4月現在、CFPには統一された算定手法が定められていないことから、ISOによる国際標準化の作業が進められており、2011年3月までに国際規格(ISO)が発行することになっている。

類似語に、「エコロジカル・フットプリント(人間生活の自然環境への依存度を食糧生産等に要する土地面積で表した指標(単位:ha(ヘクタール))」がある。

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