青の革命 環境用語

作成日 | 2009年10月14日 更新日 | 2015年01月23日

青の革命

アオノカクメイ 【英】blue revolution

解説

養殖や栽培漁業など近代技術による水産業の発展をさす場合と、広く農業における灌漑や河川流域管理のような水循環システムなどの技術的改革や水資源管理をさす場合とがある。東南アジアにおけるエビの集約的養殖では、それまでのトロール漁などに比べて飛躍的に収穫量が増大して「青の革命」と期待された。一方で、ポンプによる水の循環、大量の飼料や薬品の使用、冷凍加工と輸出入などで多国籍企業やODAなどに負うところが多く、また水質の汚染や生態系の破壊など環境問題、病気の発生などによる収穫量の減少も生じるなど、その構造が農業における「緑の革命」に類似していることから揶揄的に「青の革命」といわれることも多い。

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