純生態系生産 環境用語

作成日 | 2009年10月14日 更新日 | 2009年10月14日

純生態系生産

ジュンセイタイケイセイサン 【英】Net ecosystem production [略]NEP [同義]生態系純生産量 正味生態系生産量

解説

ある生態系から出る炭素の純増あるいは純減のこと。NEPは一定期間内(通常1年間)における純一次生産から有機栄養生物の呼吸による炭素損失を引いた値に等しい。純一次生産(植物の光合成による炭素吸収量=総一次生産から呼吸による炭素放出量を差し引いたもの)から植物の枯死、分解による炭素放出量を差し引いたものである。

NEPが正ならば、その群落は炭素を吸収し、負ならば炭素を排出している。このため、NEPは地球温暖化に直接関係する量で、地球温暖化シミュレーションやクリーン開発メカニズム(CDM)にとっても重要な数値である。

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