純一次生産 環境用語

作成日 | 2009年10月14日 更新日 | 2015年01月23日

純一次生産

ジュンイチジセイサン 【英】Net primary production [略]NPP

解説

植物が光合成により大気中の二酸化炭素を固定し、生産する有機物の量のことをいう。純一次生産は植物が大気中の二酸化炭素を有機物として固定化する速度と考えることもできる。つまり、一単位地区(陸上、水上、あるいは海上)における植物バイオマスまたは炭素の増加量のことといってもいい。NPPは一定期間内(通常1年間)における総一次生産(植物の光合成による炭素吸収量)から呼吸による炭素放出量を差し引いたものである。このように純一次生産量を推定することは食糧確保の点からも、地球温暖化の予測の上からも重要である。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /