ベンゼン 環境用語

作成日 | 2003年09月12日 更新日 | 2009年10月14日

ベンゼン

ベンゼン 【英】Benzene [略]C6H6

解説

水に溶けにくく、各種溶剤と混合しよく溶ける。化学式はC6H6、分子量は78.11、融点は5.5°C、沸点は80.1°C。常温常圧のもとでは無色透明の液体で独特の臭いがあり、揮発性、引火性が高い。かつては工業用の有機溶剤として用いられたが、現在は他の溶剤に替わられている。

大気中の環境基準は、白血病に対する疫学的な証拠があること、そのことについて閾値がないとされていることなどから、年平均値が0.003mg/m3以下であることと定められている。

自動車用のガソリンに含まれ、自動車排出ガスからも検出される。その許容限度は大気汚染防止法(1968)により1体積パーセント以下と規定がなされている。日本では、労働安全衛生法(1972)において特定化学物質大気汚染防止法において特定物質、水質汚濁防止法(1970)において有害物質に指定されている。

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