DNA 環境用語

作成日 | 2003年09月10日 更新日 | 2014年02月25日

DNA

ディーエヌエー 【英】Deoxyribonucleic Acid [略]DNA [同義]デオキシリボ核酸

解説

生物の細胞内にあって、遺伝情報を記録しているひも状の物質。核酸の一種であり、遺伝子の本体。デオキシリボ核酸というが、一般的には英語表記を略して「DNA(ディーエヌエー)」と呼ばれる。

遺伝情報をRNA(リボ核酸)として持っているRNAウイルスを除くすべての生物の細胞内に存在する。

DNAは通常、4種類の塩基(A・G・C・T)の配列によって構成されるポリヌクレオチドの2本鎖が対合して、「二重らせん構造」をとる。さらにこれが折りたたまれて、「染色体」を構成している。

DNAには、生物の形質(各個体のもつ様々な性質)に関わる基本情報(これを遺伝子という)が記録されており、DNAの情報をもとに読み取られるアミノ酸配列によってさまざまなタンパク質が合成され、機能発現する。こうした生合成の連鎖は全生物に共通「セントラルドグマ」と呼ばれる。それとともに、DNAは細胞分裂の際に複製されて親細胞から子細胞ることによって、遺伝情報が親から子に伝わる。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /