ゼリスケープ 環境用語

作成日 | 2024年09月01日 更新日 | 2024年09月02日

ゼリスケープ

ゼリスケープ 【英】Xeriscape, Xeriscaping

解説

適切な水の使い方によって、水を保全(節約)しつつ景観を造り出し、維持する方法を言う。「乾燥」を意味するギリシア語のゼロス(Xeros)とランドスケープ(Landscape)とを組み合わせた造語であり、アメリカ中部の乾燥気候帯であるコロラド州において1980年代に生まれた言葉。もともとは水分要求の少ない植物(ゼリプランツ)等を活用しながら水資源保護に資する景観創造を行うことを旨としている。

近年では乾燥地域に限らず、適切かつ賢明な水利用による作庭や造園、都市計画が志向される中で、ゼリスケープの考え方が拡張され注目されるようにもなった。

乾燥地域に比べれば降水量の多い日本ではあるが、雨水の管理や活用をランドスケープデザインに統合したインフラ整備を行う中で、ゼリスケープの考え方とも関連付けながらゼリプランツの活用を提唱する動きもある。(2024年6月作成)

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