バングラデシュ/エネルギー診断士訓練プログラムを開始しました。
【事業概要】
一般財団法人省エネルギーセンターは、資源エネルギー庁の委託を受けて、バングラデシュとの
二国間省エネ協力事業を実施しています。今年度から、
「新任エネルギー診断士の実地訓練プログラ
ム」を開始し、同プログラムの一環として、省エネセンターから専門家を派遣し、ダッカ郊外の縫製
工場を対象に省エネデモ診断を実施しました。また、省エネデモ診断に先立って、エネルギー診断士
及びエネルギー管理士を対象に「工場のエネルギー診断実施要領」をテーマに Webinar を開催しまし
た。
縫製工場のエネルギー診断の様子(1) 縫製工場のエネルギー診断の様子(2)
エネルギー診断開始会議の様子 エネルギー診断後の集合写真
バングラデシュでは、2020 年からエネルギー診断士試験制度が開始され、現在 25 名の認定エネ
ルギー診断士(Certified Energy Auditor)が誕生している。しかしながら、これら 25 名の認定
エネルギー診断士は、
実際に工場やビルのエネルギー診断を実施した経験に乏しく、
実践的な能力
が不足していると考えられる。
そこで、
省エネルギーセンターとバングラデシュの省エネルギー制
度実施機関である持続・再生可能エネルギー開発庁(SREDA:Sustainable and Renewable Energy
Development Authority)は、今年度から新任エネルギー診断士の実地訓練プログラムを開始する
こととし、その第一弾として、10月1〜2日の2日間、ダッカ郊外の縫製工場を対象として日本
の省エネルギー専門家3名による工場の省エネデモ診断を実施した。診断レポートは、SREDA を通
じて新任認定エネルギー診断士にも提供される。また、診断に先立つ9月20日には、今回の縫製
工場のエネルギー診断計画を題材にして「工場のエネルギー診断要領とエネルギー診断の着目点」
をテーマに Webinar を実施した。Webinar には認定エネルギー診断士に加え、認定エネルギー管理
士を合わせた約50名が参加し、活発な質疑応答が行われた。

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