Hanako-医療週間 救急ハンドブック


こどもの医療電話相談♯8000
休日・夜間の子どもの症状にどのように対処したらよいのか、病院を受診した方がよ
いか迷った時に、全国統一の♯8000をプッシュすることで、小児科医師・看護師
から適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。
喉に何かつまったとき
背部叩打法
119番通報とともに下記の方法で異物除去を試みてください。咳がで
きる間は完全につまっていないため、強い咳により自力で排出できる場
合もあります。下記の方法を試みても異物が除去できず、ぐったりとし
て反応がなくなった場合は、ただちに心肺蘇生法を実施して下さい。
手のひらの付け根で左右の肩甲骨の中間あたり
を数回力強く叩く。
乳児の場合は、片方の手で乳児のあごをしっか
り持って頭を下がるようにうつ伏せにして、も
う一方の手のひらの付け根で背部を数回力強く
叩く。
片手で身体を支えて、手のひらで後頭部をしっ
かり支えます。手の指2本で胸の真ん中を力強
く、数回連続して圧迫します。
子どもを後ろから抱きかかえて、片方の手で握
りこぶしを作り脇の下を通して、みぞおちのや
や下方に当てる。もう片方の手でその握りこぶ
しを握り、すばやく上方に向かって圧迫するよ
うに押し上げる。
胸部突き上げ法(1歳未満)
腹部突き上げ法(1歳以上)
心肺蘇生法の手順
圧迫
方法
圧迫
部位
強さ
速さ
乳児(1歳未満) 1歳以上の小児
指2本 片手もしくは両手
胸の厚さの約1/3まで
1分間に100〜120回
胸骨の下半分
左右の乳頭を結ぶ線の少し足側
胸骨圧迫(心臓マッサージ)
人工呼吸
赤ちゃんの口と鼻を大人の口で覆い
胸が軽く上がる程度2回吹き込む
手の指で鼻をつまみ、口から
胸が軽く上がる程度2回吹き込む
安全確認 反応の確認
助けを呼ぶ 呼吸の確認
周囲に危険がないか確
認する
肩を叩きながら大声で呼びかける
目を開ける、何らかの応答、目的
のある仕草がなければ「反応なし」
反応がなければ大声で応援を呼
び119番通報・AED依頼
胸とお腹を見て上下に動いて
いない場合は「呼吸なし」
普段と違う呼吸・わからない
場合も「呼吸なし」と判断
胸骨圧迫30回
気道を確保して人工呼吸を2回を
繰り返し行う
(注記)気道確保の方法は頭を後ろに反
らして、あごを持ち上げる
AED到着
電源を入れてイラストを参考にパッドを
貼りつけてAEDの指示に従い心電図の
解析・電気ショック実施。電気ショック
不要の場合は胸骨圧迫を再開
右のイラストの姿勢(回復体位)
をとり救急隊を待つ
乳児(1歳未満) 1歳以上
反応と呼吸がある場合
呼吸がない場合たにおり

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