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【スポーツ】パリ五輪やり投げ金・北口榛花を支えた話題の「カステラタイム」の裏側とは? 「もぐもぐ」で「バクバク」を

陸上女子やり投げでパリ五輪金メダリストの北口榛花(26)=JAL=が激動の今季を終了した。8月に陸上日本女子トラック&フィールド種目では初となる五輪金メダルを獲得し、14日にはダイヤモンドリーグ(DL)・ファイナルで日本勢初の2連覇を達成。16日に羽田空港に凱旋(がいせん)帰国した。活躍とともに話題になった五輪での『カステラタイム』の裏側に迫る。

パリ五輪で鮮烈な活躍を遂げたのが北口だ。豪快にやりを投げたかと思えば、笑顔で跳びはねて喜ぶキュートなヒロインに国民がくぎ付けになった。その中でも、象徴的なシーンの一つが『もぐもぐタイム』こと『カステラタイム』だった。

パリ五輪決勝では、3投目終了後に腹ばいで横になるとカステラを口いっぱいに頬張って栄養補給。そのかわいらしい姿にX(旧ツイッター)ではたちまち「カステラ」がトレンド入り。商品を特定する動きが巻き起こるなど、フィーバー状態となった。

ただの休息に見えるこの場面には、実はさまざまなこだわりが詰まっている。今季から北口をサポートしている「AND-U」で栄養管理士を務める浜田綾子さんは、試合中にカステラを食べることのメリットを「糖分は脳の唯一のエネルギー源になる」と指摘する。

元祖『もぐもぐタイム』のカーリングでも、2〜3時間に及ぶ長時間の試合だからこそ、フルーツなどの栄養補給が重要な意味を持っていた。浜田さんは「やり投げは一瞬で終わるかもしれないですけど、(1時間を超える)競技の間、集中をずっとするのは、やっぱり脳が疲労してくる。かなり理にかなっている補食だと思います。手軽に取れるものとしてすごくいいし、甘みもある分、リラックス効果もある。体も心も含めていい」と、集中力につながっていると指摘する。

食べる姿勢も重要だ。通常フィールド競技では椅子が用意されるが、北口は近年姿勢改善に力を入れることもあり、寝そべって姿勢が崩れないようにしている。さらに、「自分の環境をつくりやすい」と精神安定にも一役買っている。結果的にパリ五輪では1投目で金メダルを射止めたが、「フィールドで寝そべるのが自分のスタイル。いつもの自分を貫き通すことで、緊張で心臓バクバクで何したらいいのか分からない状態になるのを防いだ」と最後までペースを維持することができた。

帰国後は森永製菓からハイチュウを透明な筒の中に入れた『ハイチュウやり』を贈られ、パティシエの父からのご褒美には『金メダルタルト』を希望。何かと食べ物の話題が尽きないヒロインは、食事が活力の一つでもある。(デイリースポーツ・田中亜実)

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