サステナビリティいのちの森づくり

• 「いのちの森づくり」とは
• 「いのちの森づくり」でダイセルグループが目指すものとは
• 「いのちの森づくり」の植樹祭

「いのちの森づくり」とは、森づくりの第一人者である故・宮脇昭先生の植樹方法により、その土地本来の自然な森を再生する取り組みです。それぞれの地域の自然環境に即した植生(潜在自然植生)を中心に多数の樹種を混ぜて植える独特の植樹方法(宮脇方式)での森づくりを進めることが、その地域に適した生態系の保全・地震や洪水などの防災にもつながります。また、宮脇先生はこの取り組みを通じて、植樹祭を企画・運営する人も、教わりながら参加する人も、森づくりを通じて成長すると語っており、地域の人々、なかでも子どもたちと一緒に植樹することもこの植樹方法の特徴です。

当社は、2016年3月に社長を委員長とする「いのちの森づくり委員会」を立ち上げ、森づくりを通じ、以下を目指して取り組んでいます。

当社は2016年4月9日の播磨工場で開催した植樹祭を皮切りに各工場で植樹祭を開催しています。植樹祭には、当社グループの社員だけでなく、その家族、協力会社の皆様や地域住民の皆様にもお越しいただき、当社と地域社会との交流の場にもなっています。2019年11月には、100周年記念植樹祭として網干工場・広畑工場およびイノベーション・パークで開催し、約1,500名の参加者が10,300本の苗を植えました。
その後、2020年から2023年にかけて播磨工場では約3,600本、大竹工場では600本、神崎工場では700本の植樹を実施しています。また、これらの樹木の維持管理によって生じる社内のやりとりが、社内コミュニケーション活性化のきっかけになっています。