2021年9月8日配信
【クレア海外事務所フラッシュ】 ◎にじゅうまる地下洞窟の冷気が気持ちいいベンチ=パリ市
◇地下洞窟の冷気で街を涼しく=パリ市のヒートアイランド対策
この夏、パリ市内に新たなベンチが据えられた。このベンチに座ると、ひんやりと涼しい。実はこのベンチ、地下洞窟の上に設置されている。ベンチに付けられた空気口からは、地下の冷気が流れ出し、自然の涼しさが感じられる。気温が25度以上になると、換気システムが作動し、地下洞窟の冷気がベンチ内部に送られるためである。
このベンチは、パリ市などの協力のもと、建築家やデザイナーによって実験的に作られた。この場所は、かつて採石場だった関係で地下が洞窟になっており、その地形をうまく利用している。パリ市内には他にも採石場跡が存在し、今後、本格導入が期待されている。
写真:パリ13区のジャンヌダルク広場に設置された「涼しいベンチ」
◇河北省が「河北省国際友好都市連絡人交流活動」を開催=中国
7月18日から20日までの3日間、河北省石家荘市および邯鄲市において、友好都市間の交流と協力推進を目的とした「河北省国際友好都市連絡人交流活動」が開催された。河北省は世界28都市と友好都市の関係にあり、日本においては、長野県および鳥取県と友好都市の提携を行っている。今回、同活動には世界8都市※(注記)の代表者が参加し、日本からは長野県、鳥取県から依頼を受けたクレア北京事務所職員が出席した。
同活動の中で行われた「海外協力懇談会」では、参加都市と河北省との交流状況や各都市の産業などについて参加者から発表があり、情報交換が行われた。また、邯鄲市にある中国最大の養鶏場などの視察も行われ、参加者は同省が力を入れている6次産業化の取り組みについて知見を深めた。
(※(注記))世界8都市は、日本・長野県、鳥取県、米・アイオワ州、インディアナ州、サウスカロライナ州、ベルギー・オースト=フランデレン州、オランダ・南オランダ州、バーレーン王国
写真:「海外協力懇談会」の様子
◇日本の地域の隠れた魅力を発信する「トランドラン」の紹介
ソウル事務所では、フェイスブック・インスタグラムアカウント「トランドラン」(※(注記))で、韓国でまだ知られていない日本の各地域の魅力を紹介している。各地の観光名所や特産品、その他イベント情報など、日本人も興味を引くような内容を盛り込んでいる。
また、「トランドラン」で紹介を希望する自治体を定期的に募集している。
フェイスブック>>>https://www.facebook.com/clairseoulpr/
インスタグラム>>>https://www.instagram.com/dorandoran_clairseoul/?hl=ja
(※(注記))「トランドラン」は韓国語で「小さい声で仲良く話す様子」を意味する言葉
写真:インスタグラムのQRコード
◇コロナに負けない海外プロモーション戦略に関するオンラインセミナーを開催=英
8月26日、ロンドンに拠点を置き、30年以上にわたって日本文化を世界に発信し続けている在英の企業クロスメディアから講師を迎え、「コロナに負けない海外プロモーション戦略-英国での30年の実績から-」をテーマにオンラインセミナーを開催した。クロスメディアの多様なサービスの中で培われた、海外レップの活用、食に関するPR事例、初のオンライン開催となった日本総合文化イベントHyper Japanについてなど、ポストコロナの時代にも活用できる最新の海外プロモーション戦略について紹介いただいた。特に、オンラインイベントではテーマやターゲットを絞り、深く具体的に情報発信することが重要である点や、オンラインイベントとリアルイベントにおけるメリットとデメリット、目的別のオンラインツールの使い分けなど、実際のプロモーションを検討する上で役立つ情報が提供された。
セミナーの見逃し配信や、プレゼンテーション資料および報告書についてはこちら (ロンドン事務所)
写真:オンラインとリアルのハイブリッドイベントでの効果的なコンテンツについて解説する講師
◇ウェビナー「日本とアメリカのかけ橋 ワシントンDC米協会の取り組み」を開催
クレアニューヨーク事務所では、8月19日、ワシントンDC日米協会のライアン・シェイファー会長を講師に招き、ウェビナーを開催した。シェイファー氏は、日米協会による草の根交流や日本文化発信などの活動が日米関係に果たす役割や、日本の自治体との協働可能性について講演した。同協会が主催するさくら祭り―ジャパニーズストリートフェスティバルは来年60周年を迎える。現在、参加自治体を募集中で、講演後にはさくら祭りでの地域のPRなどについて多くの質問が寄せられた。
見逃し配信と詳細はこちら。
写真:来年4月9日〜10日に開催される2022年のさくら祭り
◇「海外経済セミナー」をオンラインで開催!
クレアシンガポール事務所は8月25日、「東南アジア市場における地域特産品の販路開拓」をテーマにウェビナーを開催し、自治体職員など125人が参加した。
2部構成で実施した当セミナーでは、講師の川端隆史氏による「地方自治体から見る東南アジア市場でのビジネス機会」と題した講演の後、自治体の販路開拓の取り組みを支援している在星企業6社による事業紹介が行われた。
今後当事務所では、企業の取り組みに興味を持った自治体と当該企業との間の個別相談会を開催し、自治体の事業展開を支援していくこととしている。
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写真:資料を用いて講演する川端氏
◇西シドニー開発への期待高まる豪ペンリス市
5月24日、クレアシドニー事務所職員は、在シドニー日本国総領事らとともに、静岡県藤枝市と石川県白山市の姉妹都市であるペンリス市の市長を表敬訪問した。
ペンリス市は、シドニーの西約55キロに位置し、これまで藤枝市や白山市と学生交流や市民交流など幅広い分野で交流を行い、昨年も3市の市長・国際友好協会会長の6人でオンライントップ会談を行った。
ペンリス市内およびその周辺地域には豊かな自然が残る一方、西シドニー開発の中核事業として2026年の開港を目指して西シドニー国際空港の建設が進められている。また、医療福祉や教育などのためのインフラ開発も進められており、同市では、良好な居住環境と空港開港を武器に日系企業の進出に熱い期待を寄せている。
写真:ペンリス市の市長や幹部と懇談するクレアシドニー事務所職員ら
◇クレアからのお知らせ
海外における新型コロナウイルス感染症の状況をお伝えするため、クレア海外事務所の所在都市における「日本からの短期出張者の入国に関する制限などの概要」や、所在国における「新型コロナウイルス感染症の感染者数」などを一覧にまとめました。下記PDFをご覧ください。
クレア海外事務所の所在都市における外出制限等の状況(8月30日時点)
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このページに関するお問い合せ先
総務部企画調査課
電話:03-5213-1722 Fax:03-5213-1741
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