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更新日付:2025年11月28日 / ページ番号:C125655
「市報さいたまプラス」では、「市報さいたま」の特集紙面で掲載しきれなかった情報、こぼれ話などを掲載しています。
市報さいたま12月号では、見沼田圃で栽培を行っているモリンガについて紹介しました。そこで、市報さいたまプラスでは、CO2吸収量が多く、スーパーフードとしても注目されているモリンガの魅力を、埼玉大学の藤野毅教授のお話をはじめ、さらに深く掘り下げます!
埼玉大学の藤野教授は環境工学(大気・水環境)の専門家で、地球温暖化や水質汚染、森林破壊などの問題に取り組んでいます。そんな藤野教授が、特に注力しているテーマの一つがモリンガの研究です。
水質汚染について研究していたので、モリンガの種の油で水を浄化する研究の存在を10年以上前から知っていました。でもアフリカやインド原産のモリンガを、日本で栽培しているとは思っていなかったんです。ところが、見沼田圃で試験的にモリンガの栽培を行っていたジーピック合同会社の松永栄一さんから、「ぜひモリンガのCO2吸収量を調べてもらえませんか?」と相談を受けました。当初は、まさか地元さいたま市でモリンガが栽培されているなんて…と驚きました。実際に圃場で栽培されたモリンガを研究室に持ち込んでもらって測定を行ったところ、松永さんから来年も栽培するため協力してほしいと話をいただき、以後今日に至るまで一緒に研究を続けています。
モリンガのCO2 吸収量を測定すると、成長期の杉の2倍以上だとわかりました。種をまいて3か月ほどで4〜5mになる驚きの成長力の理由は、高いCO2吸収量だと思います。この結果から、モリンガはきっとCO2 の吸収 に貢献してくれるだろうと思いました。ただ、温暖な気候で自生するモリンガは、見沼田圃では冬には枯れてしまうんです。枯れると土の中の微生物に分解されてCO2を放出してしまいます。そのため、分解される前にモリンガを炭にしてCO2を閉じ込めるなどプラスアルファの工夫をすることで、炭素固定を行っています。一方で、スポンジのような多孔質構造のモリンガを炭にすると、土壌改良や水質浄化に有効である可能性も見えてきました。実証実験と分析が必要ですが、研究が進んでいけば、モリンガはゼロカーボンの救世主になる可能性があります。
モリンガは最近のさいたま市の気候や土壌に適応し、驚異的な成長を示しています。それだけではなく、モリンガが花を咲かせた後にハチによる受粉で種ができる環境があるといいなと考えています。モリンガは栄養価も高いので、仮にハチミツを作ることができれば栄養の宝庫だと思うんですよ。これからの農業は後継ぎ問題をはじめ、収益性と環境の両立など、さまざまな問題も増えてくると思います。見沼田圃が育む生き物の力を借りてハチミツを採取する、農作物を作るなどといった新しい試みも必要になってくるのでは、と思うんです。こういう考え方をアグロエコロジーと言いますが、モリンガをきっかけに、見沼田圃がアグロエコロジーの1つのロールモデルになるといいなと思っています。
また、毎夏、熱中症が問題になりますが、ここでもモリンガが力を発揮できるんじゃないかと注目しています。モリンガの葉は蒸散を行なっているため、ドライミストと同じ効果があり、群落内の気温が最大2度下がります。また、モリンガを栽培することで緑のカーテンとしての効果も期待できます。これからは、市内でモリンガ栽培を拡大し、地域の温暖化対策や農業の活性化に繋げていきたいです。それに、原産地のインドやアフリカでも食べたり商品化する以外のモリンガの有用性を広めていきたいですね。研究はまだ初期段階ですが、さらなるデータ収集と論文発表を進めていきたいです。
モリンガの生息地であるインドやアフリカでは、モリンガの葉っぱや種を薬や食用として利用されています。高い栄養価のため現地では“奇跡の木”とも呼ばれており、日本でも近年はスーパーフードとして注目されているのです。ここからはおすすめのモリンガのレシピと、期間限定でモリンガ定食を食べることができるカフェをお知らせします。モリンガ定食は、テレビ広報番組「のびのびシティさいたま市」でも取り上げているので、ぜひご覧ください。
材料
・ホットケーキミックス 150g
・モリンガ粉 大さじ1(5g)
・上白糖 30g
・卵 1個
・牛乳 60cc
・サラダ油 70cc
・ゆであずき 30g
・仕上げ用ゆであずき 12〜14粒
作り方
1.モリンガ粉とホットケーキミックスを一緒にふるっておく
2.ボールに卵と上白糖を入れ、ホイッパーでよく混ぜる
3.その中に牛乳とサラダ油を加え、さらに混ぜる
4.ふるった1を2に加え混ぜたあと、ゆであずきを加えサックリ合わせる
5.できあがった生地をカップ型に均等に入れ、仕上げ用のゆであずきを2粒乗せる
6.180度に予熱したオーブンで12〜15分焼く。
※(注記)12分経ったら竹串でさし、生地がついてこなければオーブンから出す。生地がついていたら、様子をみながら加熱する。
レシピ提供:ほっとラウンジ
ほっとラウンジでは、モリンガクッキーを販売しています。※(注記)要予約
場所:ほっとラウンジ(浦和区領家4-15-10)
営業日:月〜金曜日 11時〜17時
冬メニューとして、鶏ハム・梅干しなどがついたモリンガ茶漬け定食を、12月13日(土)〜令和8年1月25日(日)に提供予定!
場所:いやしろ大宮氷川参道カフェ(大宮区吉敷町3-48-1)
営業日:土・日曜日 11時〜15時
市報さいたま12月号について、詳しくは、こちらのページ(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。
市長公室/秘書広報部/広報課 広報係
電話番号:048-829-1039 ファックス:048-829-1018