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令和7年度当初予算案を発表します。

最終更新日令和7年2月14日 | ページID 042585

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会計名 予算額 前年度対比
一般会計 1,536億9,000万円 109.5%
特別会計(11会計) 738億6,799万1千円 99.3%
企業会計(3会計) 655億8,654万7千円 99.6%
合計 2,931億4,453万8千円 104.4%


1 一般会計
「会計規模等」
(1) 一般会計の予算規模は1,536億9,000万円で過去最大の予算規模となり、前年度対比では9.5%、
132億8,000万円の増となったものの、一般財源では約7億6,000万円の増にとどまっています。
なお、国の令和6年度補正予算を積極的に活用するため、令和7年度当初予算の一部を令和6年
度3月補正予算に前倒して予算計上しています。
(2) 東岡崎駅第2期整備や本宿のアウトレットを核としたまちづくり、阿知和地区工業団地や南公園
の整備に加え、本市ならではの観光資源を活用した伝統あるイベントの開催のほか、ゼロカーボ
ンシティやDXの推進に取り組むことでまちの賑わいを目指すとともに、子育て支援・教育の充実、
高齢化対策、医療のレベルアップ、交通渋滞の緩和、地産地消の農業の推進、若者のキャリア
支援などの施策を充実することで、このまちに生まれ育った子どもたちが、これまで以上にふるさ
と岡崎に大きな愛情と誇りを持てるよう再び取り組むため、『岡崎再生・「夢ある新しい岡崎」の実
現へ』と位置付け予算を編成しました。
(3) 義務的経費(人件費・扶助費)の増が、市税収入の増を上回り、義務的経費以外に配分できる
一般財源が減少していることから、限られた財源の中で市政の諸課題に的確に対応していくため、
事務事業評価等を活用し、事業の見直し等に努め、持続可能な財政運営を図りました。
(4) 歳入歳出のそれぞれから借入金(市債)、返済金(公債費)を除いた収支であるプライマリーバ
ランスは、10年ぶりに赤字となりました。

「歳出」
(1) 主な事業は、アジア・アジアパラ競技大会に向け改修を進める岡崎中央総合公園整備事業費と
して29億1,182万円、南公園整備事業費として22億2,462万円、東岡崎駅周辺地区整備事業費とし
て17億47万円、阿知和地区工業団地への南北アクセス道路の整備事業費として14億1,100万円、
同じく工業団地と一体で整備を行うスマートインターチェンジ整備事業費として7億8,382万円(うち
1億8,480万円は令和6年度補正予算)を計上しています。
また、継続して改修を進める美術博物館整備事業費として15億4,648万円、同じくシビックセンター
整備事業費として13億8,204万円、老朽化による建替えを進める大樹寺荘整備事業費として
8億7,550万円、同じく建替えを進める福岡南保育園整備事業費として6億5,933万円を計上してい
ます。
市民、民間事業者、公共施設への太陽光発電設備の設置などを進める地域脱炭素移行推進事
業を始めとしたゼロカーボンシティ実現に向けた取組としては、総額8億4,088万円の事業費を計上
しています。
その他、本宿駅周辺地域は、令和6年12月に設立認可した土地区画整理組合に対する補助金
の交付、道路整備、交通広場の設計など拠点整備を進め、岩津地域は、複合型地域活動拠点施
設の整備に向けた機能の検討を進めます。また新たに、商店街などが保有する街路灯の電灯料
に対し補助金を交付します。教育では、GIGAスクール構想の核となる小中学生1人1台のタブレット
型端末を2学年分(小学校6年生及び中学校1年生)更新し、令和8年度にかけては、全中学校の
屋内運動場等(体育館及び柔剣道場)に空調設備の整備を進めるなど環境改善を図ります。
(2) 市民生活に関わる完成予定の主な施設
・たつみ幼稚園の既存園舎(遊戯棟)の改修費を補助します。令和8年4月に供用開始予定で、補
助事業費として1億6,980万円を計上。
・地域文化広場のふれあい広場に大屋根を設置します。令和7年10月に完成予定で、令和7年度
の整備事業費として3億1,992万円を計上。
その他、改修を進める岡崎中央総合公園、建替えを進める福岡南保育園保育棟、同じく建替え
により公設民営型の放課後児童クラブを併設する(仮称)大樹寺住宅1号棟がそれぞれ完成予定
です。
(3) 市民生活に関わる新規・拡充する主な施策
《新規施策》
・帯状疱疹(ほうしん)ワクチンの定期接種を実施します。予防接種委託料など1億7,965万円を計上。
・保護者が夜間就労などにより、児童の養育が一時的に困難となった場合に、児童福祉施設にお
いて夜間及び休日の預かり支援を行うトワイライトステイを実施します。事業費として21万円を計上。
・行政サービスの利用に関する予約を、市公式LINEアカウントを活用して、スマートフォンから行う
ことができるサービスを導入します。利用料として218万円を計上。
《拡充施策》
・キャッチアップ接種期間(令和4〜6年度)中に1回でも子宮頸がんワクチンを接種した方を対象に、
2回目以降の接種期間を延長します。予防接種委託料など8,511万円を計上。
・全中学校及び全小学校(2〜6年生)に加え、全小学校1年生の普通教室に電子黒板を整備します。
整備委託料として4,387万円を計上。
・中学校の部活動指導員を156人から246人に増員(+90人)します。報酬など3,518万円を計上。
・中学校の夜間学級を5校から10校に増設します。支援員報償金として59万円を計上。
・小学校の校内フリースクールを3校から5校に増設します。報酬、職員手当など497万円を計上。
・行政サービスに関する疑問を24時間365日解決できるよう、市公式ホームページと連携した行政
ヘルプポータルを導入します。市民デジタルプラットフォーム構築委託料として1億1,682万円を計上。

「歳入」
(1) 市民税は、個人では納税義務者数及び給与収入の増加による増収を見込むほか、国の施策で
ある定額減税の影響がなくなったことなどにより、前年度対比9.9%、28億2,457万円増となっており、
市税全体では、前年度対比4.4%、30億1,717万円増の722億9,777万円を見込んでいます。
(2) 地方特例交付金は、定額減税による国からの補塡分の減少などにより、前年度対比78.7%、
18億7,058万円の減となっています。
(3) 繰入金は、東岡崎駅周辺地区整備基金などの特定目的基金の繰入額が増加しているものの、
大規模災害などに備えるため、残高が減少している財政調整基金の繰入額を、前年度より
20億円減の35億円とし残高の回復を図ることにより、繰入金全体では、前年度対比10.2%、
7億5,577万円の減となっています。
(4) 市債は、岡崎中央総合公園、美術博物館、シビックセンター整備などの対象事業費の増加に
より、前年度対比39.1%、25億1,100万円の増となっています。


(注記) 小中学校、保育園及びこども園の給食費
(令和7年度当初予算の補正を3月定例会開会日に提出予定)
国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、次の(1)から(3)を行うことで、保護者
の負担軽減を図ります。
(1) 市立小中学校については、4月分の給食費無償化に加え、新たに12月分の給食費無償化を実施
します。
(2) 市立小中学校、公立保育園及びこども園の給食費については、令和7年度に値上げを予定してい
ますが、値上げ分を公費負担とします。
(3) 私立保育所に対しては、食材料費の物価高騰分(上限あり)について、補助金を交付します。

2 特別会計
(1) 阿知和地区工業団地造成事業特別会計を始めとする11会計全体の予算規模は738億6,799万円
で、前年度対比0.7%の減となっています。
(2) 主な会計として、阿知和地区工業団地造成事業特別会計は、工業団地造成費などの減少で
20.9%の減、国民健康保険事業特別会計の事業勘定は、保険給付費などの減少で3.3%の減、
後期高齢者医療特別会計は、後期高齢者医療広域連合納付金などの増加で5.2%の増、介護保
険特別会計は、保険給付費などの増加で5.5%の増となっています。

3 企業会計
(1) 病院事業会計を始めとする3会計全体の予算規模は655億8,655万円で、前年度対比0.4%の減
となっています。
(2) 病院事業は、8億9,673万円、下水道事業は、1億1,966万円の純損失をそれぞれ見込んでいます。
水道事業は、令和7年10月の水道料金改定に伴う給水収益の増などにより、4億3,852万円の純利
益を見込む予算を編成しています。

(注記) 詳しい数値や主な事業については、ホームページに掲載の「令和7年度当初予算の概要」でご覧
いただけます。https://www.city.okazaki.lg.jp/1300/1301/1340/p042583.html

お問い合わせ先

担当部署:財務部財政課

電話番号:0564-23-6043

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