風しんに気をつけましょう 〜特に妊娠している方とその周囲の方は、感染にご注意ください〜

公開日 2018年11月30日

関東地方を中心に風しんの報告数が大幅に増加しています。

登別市内(室蘭保健所管内)では、平成30年11月18日現在で風しんの報告はありませんが、北海道全体では札幌市などを中心に16人の感染が報告されており、今後は感染が拡大することも予測されますので、注意が必要です。

【風しんとは】

風しんは、風しんに感染している人の飛まつ(唾液のしぶき)などによって他の人にうつる感染症です。風邪によく似ており、感染すると、発熱、発疹、リンパ節腫脹といった症状が認められ、多くの場合は数日で治ります。

【妊娠初期の方が感染すると】

妊娠初期の女性が風しんに感染すると、生まれた赤ちゃんが先天性風しん症候群(眼や耳、心臓に障がいが出ること)になる可能性があるため、注意が必要です。

【感染しやすい場所】

風しんは、咳やくしゃみで他人にうつるため、特に学校、職場、公共交通機関などの人が多く集まる場所で感染が拡大する恐れがあります。

【感染が多く報告されている年代・性別】

全国的に感染が報告されている人の多くは、30〜50代の男性です。この年代の男性は、過去に風しんの予防接種を受けていない人が多く、免疫を持たない人が多いためです。

【風しんの感染予防】

感染を予防するためには、予防接種が最も効果的です。

〇子どもの場合(無料の定期接種)

だいやまーく対象と回数:1歳から2歳に至るまでの間に1回と、小学校就学前の1年間に1回の合計2回接種。(この期間のみ無料で受けられます。)

だいやまーくワクチンの種類:風しんと麻しんの混合ワクチン

(注記)期間が限定されるため、時期を逃さずに確実に接種しましょう。

〇成人の場合(有料の任意接種)

だいやまーく接種をお勧めする対象

・風しんに感染したことがなく、風しんの予防接種を受けたことがない人(特に、家族や職場に妊娠の可能性がある人がいる方)

・30〜50代の成人男性で、予防接種を受けたことがない人

(注記)男性から妊娠中の女性に風しんをうつし、その赤ちゃんが先天性風しん症候群となって生まれる場合があります。

だいやまーく注意事項

・成人女性が風しんの予防接種を受ける場合は、妊娠していない時期(生理中またはその直後がより確実ですが、あらかじめ1か月間避妊してからが良い)に接種を行い、その後2か月間の避妊が必要です。

だいやまーく接種費用:任意接種のため有料となり、医療機関によって異なります。

費用については接種する医療機関にお問い合わせください。

成人の風しん予防接種実施医療機関一覧(登別市内)

(注記)医療機関に直接予約をしてから接種を受けてください。

(注記)現在、風しん単体ワクチンの供給量が不足しているため、医療機関によっては、MR(麻しん風しん混合)ワクチンの接種となる場合があります。詳しくは各医療機関にお問い合わせください。

医療機関名 住所 電話番号
JCHO登別病院 登別温泉町133 84-2165
三愛病院 中登別町24-12 83-1111
登別東クリニック 登別東町2-15-35 80-2000
開田医院 中央町5-4-3 85-2746
いわた内科クリニック 桜木町3-2-15 85-5522
いしはら小児科 若山町3-12-34 81-5631
恵愛病院 鷲別町2-31-1 82-2200

【風しんの抗体検査】

北海道では、先天性風しん症候群予防のため、風しん抗体検査費用を助成しています。

問い合わせ

保健福祉部 健康推進グループ
TEL:0143-85-0100
FAX:0143-85-0111

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