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ミュージアムだより2014/石水博物館より

みなさん、こんにちは
今回は石水博物館のブログです。

秋本番と言いたいところですが、このところ急に寒くなってきて、早くも冬になってしまったような季節です。石水博物館のある千歳山の木々も、冬になる前に紅葉しなければと、このところ慌てているようで、ようやくあちらこちらが色づいてきました。

さて、11月23日(日曜日)の「みえミュージアムセミナー」では、展覧会「川喜田半泥子物語―その芸術的生涯―」をご紹介します。同展は来年1月9日(金曜日)から石水博物館で開催しますが、開催前の予告編として展覧会の構成や見どころをお話しします。

半泥子は、百五銀行第6代頭取として大正から昭和初期の激動の時代を乗り切った銀行家でありながら、陶芸や写真、書画、俳句などに豊かな才能を発揮した趣味の人として知られています。なかでも50歳を過ぎてから本格的に打ち込んだ陶芸は、趣味の域を超えて半泥子独自の世界へと我々を誘います。

写真は、千歳山の泥仏堂で轆轤(ろくろ)を引く半泥子です。銀行の仕事を終えて家に帰るなり、上着だけ脱いでネクタイもそのままに轆轤に向かうなんて、陶芸が好きで好きでしようがなかったのでしょうね。

今回の展覧会では、江戸時代からの豪商の家に生まれたこと、幼くして両親と別れたこと、親代わりの祖母・政のこと、禅・茶の湯への傾倒、など人間・半泥子を取り巻く様々な要素を取り上げながら、半泥子の代表作、半泥子に影響を与えた作品、半泥子の影響を受けた作家の作品などを通して人間・半泥子を展観します。

[画像:粉引茶碗 銘「雪の曙」写真]
粉引茶碗 銘「雪の曙」 川喜田半泥子

「川喜田半泥子物語」展にご期待ください。2015年1月9日(金曜日)からの開催です。
なお、12月28日(日)までは、石水所蔵名品展「三重ゆかりの文化財」―重要文化財《佐藤文書》修理完成を記念して―を開催しています。

こちらの展覧会もぜひご覧ください。

石水博物館

「川喜田半泥子物語」は、2015年1月9日(金)からの開催です!

詳細は石水博物館ホームページ をご覧ください。

「川喜田半泥子物語―その芸術的生涯―」

日時 2014年11月23日(日曜日)13時30分から15時まで
講師 石水博物館 事務局次長 蔵前 克也 さん
会場 三重県生涯学習センター 視聴覚室

「見る!石水博物館」

三重県生涯学習センター1階エントランスにて
2014年11月22日から12月7日まで

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