特徴
1. 企業、行政、災害ボランティア団体、地域住民等が一体となり、計画段階から協働で開催された防災に関する啓発・普及イベントである。
2. 継続的な取組を目指すとともに、イベントの内容については、地域への密着、地域特性の反映、市民要望などの視点から、企画の更新を図っている。
概要
東京ガス(株)では、公益性の高いライフライン事業者の防災活動は、地域との連携・協働が不可欠であるとの考え方から、減災実践力を高める活動の一環として、2005年から地域行政、消防、警察、災害ボランティア団体、地域住民等と一体となった普及・啓発イベント「防災フェア」を首都圏各地で開催している。
移動式ガス発生装置による炊き出し | マイコンメーターの復帰操作訓練 |
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目的
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1. 東京ガスの地震防災・安全対策に関する地域住民へのPR・理解促進
- 予防策:マイコンメーター、地震に強い導管網、警報器などの安全機器のPR
- 地震災害時の緊急・復旧体制:初動措置、二次災害防止を防ぐ地震防災システム
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2. 地域行政、消防、自治会、地域住民、災害ボランティア団体等との連携を強化
- 防災に関する地域での人的ネットワークの広がり
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3. 東京ガス社内での防災力向上
- 協力企業を含めたオール東京ガスでの防災連携力の強化・防災マインドの更なる向上
経緯及び活動状況
1. 東京ガス(株)では、従来から、グループ企業全体での防災訓練を毎年実施するとともに、各自治体による総合防災訓練にライフライン事業者として参加している。
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2. 第1回の「防災フェア」は、2005年8月28日に社内総合防災訓練に合わせ4都県の6会場にて実施した。各会場の概要は、以下のとおり。
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(1)横浜市
- 災害ボランティア団体や国・自治体・大学と連携し、市民参加型の防災イベント「防災フェア2005 in KANAGAWA」を開催した。
- 災害教育の民話「稲むらの火」の上映、朗読劇「つなみ」、炊き出しや応急救護等の体験など、被災者・支援者の双方を体験する企画を実施した。
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(2)東京都内(3会場)
- 防災シンポジウム、防災クイズ、救急フェアなどを実施した
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(3)さいたま市
- 自治会、NPO、行政等と連携し、「さいたま防災広場」を開催した。
- 親子災害想定訓練、災害伝言ダイヤルの体験、救急法の実技体験などを実施した。
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(4)千葉市
- 地域の消防署と連携し、防災グッズの紹介、スマトラ沖地震のパネル展などを実施した。
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3. 2006年は、前年以上に地域密着した取組を目指し、会場を4都県12会場に拡大し、実施した。神奈川県を例にとると「2006防災フェア in KANAGAWA」として、県内の災害ボランティアと連携のもと、4会場において別日程にてシリーズ開催の形式で実施した。
(参考)「2006防災フェア in KANAGAWA」の概要は、以下のとおり。
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(1)横浜市
- 「ボランティア、行政との協働によるジュニアの育成」をテーマに、防災まち歩きや炊き出し訓練などの「防災キャンプ」、「防災シンポジウム」、「防災パネル展示」、「児童参加型ワークショップ」などを実施した。
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(2)川崎市
- 「ボランティア、行政、企業が協働で行う被災者支援」をテーマに、炊き出し訓練などを実施した。
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(3)藤沢市
- 「ボランティア、行政との協働による津波被害の減災」をテーマに、朗読劇「つなみ」、災害ボランティアによるワークショップなどを実施した。
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(4)海老名市
- 神奈川県・海老名市合同総合防災訓練に参加した。
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団体名 | 東京ガス株式会社 | |
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連絡先 | 住所 | 〒231-8620 神奈川県横浜市中区羽衣町1−2−1 |
担当 | 神奈川支店 | |
電話番号 | 045-253-5428 | |
tgkanagawa@tokyo-gas.co.jp | ||
URL | ../../../tolink/out556.html |
rkh19002