「道路寸断で消防団員の出番」

平成16年台風第23号(平成16年10月)

道路寸断で消防団員の出番

(徳島市 60代 男性 消防団員)

朝の10時前ぐらいかな、ポンプ車に乗ってパトロールに出かけた時には、橋を越えた付近でポンプ車のちょっと大きめのタイヤ半分がもう水に浸かっていました。で、水に浸かるのは時間の問題だということで、すぐに警察署へ連絡し、その橋で車を止めてくれるよう頼みました。

消防団の詰め所にいると、ふだんめったにかかってこない電話が、どこで調べるのか分かりませんがボンボン入ってくるんですよ。裏の山が崩れそうだという連絡が入った時は、まず消防局に報告してから、道路は通れなくなっていたので、歩いて山から回って見に行きましたが、幸い何ともありませんでした。

当時、道路がどこも寸断され、通行不能になってしまったので、救助活動などは、すべて地域の消防団員が対応することになりました。50人近い団員は自営業が中心で、親子で入っている家もあります。自分たちの家も被災している状況で、みんな良くやったと思いますね。

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