大学では、教育学部の数学教育コースに所属し、中高生向けの数学の証明問題に関する指導方法について研究を行っていました。課外活動では、体育会剣道部に所属し、試合に向けて稽古に励んでいたほか、主務として大会の参加手続きや交通の手配などを行っていました。

日本銀行を志望した理由は、就職活動を通して、「物価の安定」を図り、「金融システムの安定」に貢献するという本行の役割を知り、その一端を担うことで、日本経済の発展に貢献したいと考えたためです。

現在、私は総務課において産業調査に関する業務を担当しています。高知県内の様々な企業へのヒアリングや、経済活動に関する公表統計の分析を通じて、高知県における経済活動の実態把握に努めています。各企業の方々を直接訪問して面談することも多くあるのですが、自身の知見が広がる貴重な機会となっています。面談に際しては、企業や業界への理解が重要であるため、日々、新聞報道や決算資料等を読み込むことにより、情報収集に励んでいます。一つ一つを論理的に積み上げる過程では、大学時代に学んだ数学の思考が役に立っていると感じます。

産業調査の結果については、毎月公表している「高知県金融経済概況」や四半期に一度公表している「全国企業短期経済観測調査(高知県分)」で対外発信しています。自身が携わっている調査内容が新聞やテレビ等で報道された際は、対外発信への責任感や充実感を感じます。

職場の上司や同僚は、入行前に持っていた堅いイメージとは異なり、業務に関する疑問点などをいつでも相談できる環境です。時には同僚との雑談の中で、業務に関するヒントを得られることもあり、日々自身の研鑽に努められる職場だと感じています。

統計分析や企業面談内容の整理のため、残業をすることもありますが、上司や同僚と協力しながら、働き方を工夫することで、ワーク・ライフ・バランスを実現しています。

8:50 出社 出社後、メールと新聞の最新情報を確認後、面談準備。 10:00 支店長と企業経営者との産業調査面談に随行。 12:00 昼食 13:00 「高知県金融経済概況」の公表に向けて企業へ電話ヒアリング。 15:00 午前中に随行した面談内容の整理。 17:30 退行 同僚とともに参加する「高知よさこい祭り」の練習に汗を流す。