薬剤リスト、併用禁忌・注意薬リスト

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(核酸系)逆転写酵素阻害剤

レトロビル®

[画像:レトロビル®/AZT(ZDV)]
商品名 レトロビル®
一般名 ジドブジン
略名 AZT(ZDV)
剤形 白色(不透明)カプセル
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記号 GSYJU
規格(含量) 100mg/カプセル
保管方法 室温、遮光
服薬方法 1回2〜3カプセルを1日2回
くろまる 食事に関係なく服用できます。
主な副作用 貧血、大球性貧血等の赤血球障害(23%)、白血球減少、顆粒球減少等の白血球・網内系障害(19%)、吐き気、食欲不振、腹痛等の消化管障害(19%)
くろまる 副作用の発生頻度は国内における使用成績を参考にしています。
注意事項 くろまる 吐き気は内服開始後に多く認められ、1〜2か月後に軽快することがあります。
くろまる 貧血は内服開始数年後に突然出ることもあります。立ちくらみや労作時息切れに注意してください。
くろまる
腎機能低下により処方量が減量される場合があります。
薬価
2025年4月現在
100mg 173.80
1日400mg処方の場合、30日で20,856円
併用禁忌 5その他(機序不明の副作用増強、薬物血中濃度変化が予測できない、有用性が示されていないなど)
  • イブプロフェン(ブルフェン)
併用注意 1抗HIV薬の血中濃度が低下する可能性がある
  • リトナビル(ノービア)
  • リバビリン(コペガス、レベトール)
  • リファンピシン(リファジン)
2抗HIV薬の副作用が出現(血中濃度が上昇)する可能性がある
  • アトバコン(サムチレール)
  • フルコナゾール(ジフルカン)
  • プロベネシド(ベネシッド)
  • ホスフルコナゾール(プロジフ)
3併用薬の効果(血中濃度)が低下する可能性がある
  • サニルブジン(ゼリット)
5その他(機序不明の副作用増強、薬物血中濃度変化が予測できない、有用性が示されていないなど)
  • インターフェロン
  • ガンシクロビル(デノシン)
  • スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤(バクタ、ダイフェン)
  • ドキソルビシン(アドリアシン)
  • ピリメタミン
  • ビンクリスチン(オンコビン)
  • ビンブラスチン(エクザール)
  • フェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)
  • フルシトシン(アンコチル)
  • ペンタミジン(ベナンバックス)

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世界で最初のAIDS患者さんが1981年に報告され、1987年に最初の抗HIV薬AZTが誕生し、現在までに20種類以上の薬剤が国内で承認されています。1996年以降、複数の抗HIV薬を組み合わせる多剤併用療法(ART)により長期生存が可能となり、治療を受けながら仕事や学業などの生活を送る人が世界中で増えています。長期にわたり良い体調を維持するためには、自己管理がとても大切です。

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