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「倍返しだ!」の声が聞こえる?3分で分かる東京国立博物館の魅力

提供:All About #東京観光 #東京 #国内

数多くの美術館・博物館の中でも人気が高い上野の東京国立博物館。歴史、収蔵数、質、全てにおいて日本一の博物館ですが、実はあの人の勤務先でもあるらしく......!? その魅力・歩き方を3分で読めるようまとめてみました。

丸一日いても見きれない! 日本一の博物館

東京にある数多くの美術館・博物館の中でも人気が高く、観光スポットとしても国内外から人を集めている上野の東京国立博物館。「トーハク」という呼び名でも親しまれている、歴史、収蔵数、質、全てにおいて日本一の博物館です。

最寄りのJR上野駅、鶯谷駅からは徒歩10分と決してアクセスがいいとはいえませんが、たどり着けば途方もなく貴重な芸術作品に1日中囲まれて過ごせる宝の山。その魅力を3分で読めるようまとめてみました。

国宝89件所蔵!

2022年で開館から150周年を迎えたトーハク。東京・湯島聖堂大成殿で開催された国内初の博覧会で展示されたものを、恒久的に展示する場として創立されたのが始まりです。文化財を集め、調査して修復する、その成果が私たちの前に展示されています。

収蔵品数は約12万件。このうち国宝は89件、重要文化財は650件(2024年4月時点)で、そこから選ばれた3000点が常時展示されています。ほぼ毎週どこかの展示室で展示替えが行われているので、いつ行っても新たな出会いがある博物館といえるでしょう。

6つの展示館のうちの一つ、美しい「表慶館」
6つの展示館のうちの一つ、美しい「表慶館」


トーハクには6つの展示館があります。

・本館:日本美術を展示
・平成館:今上天皇のご成婚を記念して1999年に開館。2階は特別展専用エリア。1階では発掘された考古資料で日本の歴史をたどれる
・東洋館:中国・朝鮮半島・東南アジア・西域・インド・エジプトなど東洋美術を展示
・法隆寺宝物館:奈良・法隆寺から皇室に献納された宝物約300件を収蔵
・表慶館:1909年に大正天皇のご成婚を記念して開館。現在は特別展や催し物会場として利用
・黒田記念館:洋画家・黒田清輝の作品を展示(敷地外)

トーハクの本館は半沢直樹の勤め先だった

6つの館の中でいつでもにぎわっている場所といえばやはり本館。建物自体も重要文化財に指定されているトーハクのメイン館です。

人気フォトスポットにもなっている本館の大階段
人気フォトスポットにもなっている本館の大階段


見どころの一つはエントランス入ってすぐの大理石の豪華な大階段。「あれ? どこかで見たことが」と思う人も多いこの階段は、あの大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)の東京中央銀行本店として撮影に使われた場所です。階段をバックに、階段の途中で、階段を見下ろして、などなどいろいろな構図で記念撮影をしている人多数の人気フォトスポット。「半沢の......」「倍返し......」といったワードがそこここから聞こえてきます。

東京国立博物館「本館」
東京国立博物館「本館」


さて本館の2階は縄文時代から江戸時代まで時代に沿って展示されている「日本美術の流れ」。初めて訪れるのならここから鑑賞するのがおすすめ、教科書の中に飛び込んだような気分で日本の歴史をたどれます。

重厚な雰囲気の「国宝室」。月替りの展示が楽しみ
重厚な雰囲気の「国宝室」。月替りの展示が楽しみ


なかでも「国宝室」は決して見逃せない展示室。国宝が1点だけ展示(約1カ月ごとに展示変え)され、厳かな雰囲気の中じっくりと鑑賞できる貴重な空間です。

1階は「彫刻」「刀剣」「陶磁」などジャンル別の展示。とにかくどこもかしこも「教科書で見たことがある!」展示物がいっぱいで、本物との対面に興奮間違いなしです。ざっと駆け足で見ても1時間。じっくり見ようと思ったら本館だけでも3、4時間はかかることでしょう。

特別展以外は、基本の料金・大人1000円(大学生500円/高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は無料)で全てに入館できてしまうというのも魅力。現在は外国人観光客が真剣なまなざしで日本美術を鑑賞している姿も多く見られ、日本人として誇らしい気分にもなれる東京国立博物館です。

<DATA>
東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
電話番号:03-3822-1111(代表)


執筆者:藤丸 由華(東京ガイド)


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