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社会意識に関する世論調査 (令和6年10月調査)

2025年2月12日掲載

報告書の引用について

調査データを引用・転載する場合には、出典を明記してください。
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〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
内閣府大臣官房政府広報室 世論調査担当
電話番号 03-5253-2111(代表)

調査結果

調査の概要

1.調査目的

社会や国に対する国民の基本的意識の動向を調査し、広く行政一般のための基礎資料とする。

2.調査項目

  1. 国や社会との関わりについて
  2. 社会の現状に対する認識について
  3. 国の政策に対する評価について

3.実施府省

内閣府(政府広報室)

4.調査対象

  1. 母集団 全国18歳以上の日本国籍を有する者
  2. 標本数 3,000人
  3. 抽出方法 層化2段無作為抽出法

5.調査時期

令和6年10月3日〜11月10日

6.調査方法

郵送法

7.調査実施機関

一般社団法人 中央調査社

8.回収結果

  • 有効回収率 59.2%、調査不能率 40.8%
  • 有効回収数 1,777人
  • 調査不能数 1,223人
    • うち宛先不明による返送 20人
    • うち未返送 1,117人
    • うち白票 4人
    • うち代理回答・記入不備 59人
    • うち期間外 9人
    • うち災害 0人
    • うちその他 14人

9.性・年齢別回収結果

本調査の性・年齢別の標本数、回収数及び回収率を示しています。このうちの回収数は、集計表の該当者数にて確認いただけます。

調査結果の概要

目次

閲覧したい調査結果の見出しをクリックすると、調査結果に飛びます。

  1. 国や社会との関わりについて
    1. 国を愛する気持ちの程度
    2. 国を愛する気持ちを育てる必要性
    3. 社会志向か個人志向か
    4. 社会への貢献意識
      1. 社会への貢献内容
    5. 国民全体の利益か個人の利益か
    6. 現在の地域での付き合いの程度
    7. 望ましい地域での付き合いの程度
  2. 社会の現状に対する認識について
    1. 現在の世相(明るいイメージ)
    2. 現在の世相(暗いイメージ)
    3. 日本の誇り
    4. 社会の満足度(満足している点)
    5. 社会の満足度(満足していない点)
    6. 社会全体の満足度
  3. 国の政策に対する評価について
    1. 国の政策への民意の反映程度
      1. 国の政策への民意の反映方法
    2. 良い方向に向かっている分野
    3. 悪い方向に向かっている分野

1.国や社会との関わりについて

(1) 国を愛する気持ちの程度

他の人と比べて、「国を愛する」という気持ちは強い方だと思うか聞いたところ、「強い」とする者の割合が51.5%(「非常に強い」の割合8.8%と「どちらかといえば強い」の割合42.8%との合計)、「どちらともいえない」と答えた者の割合が37.6%、「弱い」とする者の割合が10.4%(「どちらかといえば弱い」の割合8.6%と「非常に弱い」の割合1.8%との合計)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
性別に見ると、「強い」とする者の割合は男性で、「どちらともいえない」と答えた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「強い」とする者の割合は70歳以上で、「どちらともいえない」と答えた者の割合は30歳代、40歳代で、「弱い」とする者の割合は18〜29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表1をご確認ください。

(2) 国を愛する気持ちを育てる必要性

今後、国民の間に「国を愛する」という気持ちをもっと育てる必要があると思うか聞いたところ、「そう思う」とする者の割合が82.9%(「そう思う」の割合32.3%と「どちらかといえばそう思う」の割合50.6%との合計)、「そうは思わない」とする者の割合が16.5%(「どちらかといえばそうは思わない」の割合12.3%と「そうは思わない」の割合4.2%との合計)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「そう思う」とする者の割合は70歳以上で、「そうは思わない」とする者の割合は18〜29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表2をご確認ください。

(3) 社会志向か個人志向か

国民は、「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」という意見と、「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」という意見があるが、どのように思うか聞いたところ、「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」とする者の割合が56.9%(「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」の割合17.0%と「どちらかといえば国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」の割合39.9%との合計)、「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」とする者の割合が42.3%(「どちらかといえば個人生活の充実をもっと重視すべきだ」の割合33.9%と「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」の割合8.4%との合計)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」とする者の割合は70歳以上で、「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」とする者の割合は18〜29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表3をご確認ください。

(4) 社会への貢献意識

日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っているか、それとも、あまりそのようなことは考えていないか聞いたところ、「思っている」と答えた者の割合が63.6%、「あまり考えていない」と答えた者の割合が34.7%となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
性別に見ると、大きな差異は見られない。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表4をご確認ください。

ア 社会への貢献内容

日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと「思っている」と答えた者(1,130人)に、何か社会のために役立ちたいと思っているのはどのようなことか聞いたところ、「自分の職業を通して」を挙げた者の割合が40.1%、「環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など自然・環境保護に関する活動」を挙げた者の割合が36.3%と高く、以下、「高齢者・障害者・こどもに対する身の回りの世話、介護、食事の提供、保育など社会福祉に関する活動」(29.0%)、「自主防災活動や災害援助活動」(25.8%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、「自主防災活動や災害援助活動」(20.5%→25.8%)を挙げた者の割合が上昇している。
性別に見ると、「自分の職業を通して」、「自主防災活動や災害援助活動」を挙げた者の割合は男性で、「環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など自然・環境保護に関する活動」、「高齢者・障害者・こどもに対する身の回りの世話、介護、食事の提供、保育など社会福祉に関する活動」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表5をご確認ください。

(5) 国民全体の利益か個人の利益か

今後、日本人は、個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだと思うか、それとも、国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだと思うか聞いたところ、「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」とする者の割合が52.2%(「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」の割合9.8%と「どちらかといえば個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」の割合42.4%との合計)、「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」とする者の割合が41.6%(「どちらかといえば国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」の割合35.8%と「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」の割合5.8%との合計)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
年齢別に見ると、「個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ」とする者の割合は70歳以上で、「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」とする者の割合は18〜29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表6をご確認ください。

(6) 現在の地域での付き合いの程度

地域での付き合いをどの程度しているか聞いたところ、「付き合っている」とする者の割合が54.2%(「よく付き合っている」の割合9.3%と「ある程度付き合っている」の割合45.0%との合計)、「付き合っていない」とする者の割合が44.0%(「あまり付き合っていない」の割合32.6%と「全く付き合っていない」の割合11.4%との合計)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると、「付き合っている」とする者の割合は小都市、町村で、「付き合っていない」とする者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「付き合っている」とする者の割合は女性で、「付き合っていない」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「付き合っている」とする者の割合は60歳代、70歳以上で、「付き合っていない」とする者の割合は18〜29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表7をご確認ください。

(7) 望ましい地域での付き合いの程度

地域での付き合いは、どの程度が望ましいと思うか聞いたところ、「地域の行事や会合に参加したり、困ったときに助け合う」と答えた者の割合が30.3%、「地域の行事や会合に参加する程度の付き合い」と答えた者の割合が27.3%、「世間話をする程度の付き合い」と答えた者の割合が19.2%、「挨拶をする程度の付き合い」と答えた者の割合が20.1%、「地域での付き合いは必要ない」と答えた者の割合が1.1%となっている。
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると、「地域の行事や会合に参加したり、困ったときに助け合う」と答えた者の割合は小都市、町村で、「世間話をする程度の付き合い」と答えた者の割合は大都市で、「挨拶をする程度の付き合い」と答えた者の割合は大都市、中都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「地域の行事や会合に参加したり、困ったときに助け合う」と答えた者の割合は女性で、「地域の行事や会合に参加する程度の付き合い」、「挨拶をする程度の付き合い」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「地域の行事や会合に参加したり、困ったときに助け合う」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、「地域の行事や会合に参加する程度の付き合い」と答えた者の割合は70歳以上で、「挨拶をする程度の付き合い」と答えた者の割合は18〜29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表8をご確認ください。

2.社会の現状に対する認識について

(1) 現在の世相(明るいイメージ)

現在の世相をひとことで言えば、明るいイメージとしては、どのような表現が当てはまると思うか聞いたところ、「平和である」を挙げた者の割合が59.5%と最も高く、以下、「安定している」(20.5%)、「おもいやりがある」(18.5%)などの順となっている。なお、「特にない」と答えた者の割合が19.0%となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位3項目まで掲載)
性別に見ると、「平和である」、「おもいやりがある」を挙げた者の割合は女性で、「安定している」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「平和である」、「安定している」、「おもいやりがある」を挙げた者の割合は70歳以上で高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表9をご確認ください。

(2) 現在の世相(暗いイメージ)

現在の世相をひとことで言えば、暗いイメージとしては、どのような表現が当てはまると思うか聞いたところ、「ゆとりがない」を挙げた者の割合が42.4%、「自分本位である」を挙げた者の割合が38.6%、「無責任の風潮がつよい」を挙げた者の割合が37.8%と高く、以下、「不安なこと、いらいらすることが多い」(29.3%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、「ゆとりがない」(46.4%→42.4%)を挙げた者の割合が低下している。
性別に見ると、「無責任の風潮がつよい」を挙げた者の割合は男性で、「不安なこと、いらいらすることが多い」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「ゆとりがない」、「不安なこと、いらいらすることが多い」を挙げた者の割合は30歳代で、「自分本位である」を挙げた者の割合は50歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表10をご確認ください。

(3) 日本の誇り

日本の国や国民について、誇りに思うことはどんなことか聞いたところ、「治安のよさ」を挙げた者の割合が56.3%、「美しい自然」を挙げた者の割合が55.3%、「すぐれた文化や芸術」を挙げた者の割合が51.4%、「長い歴史と伝統」を挙げた者の割合が48.6%などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、「すぐれた文化や芸術」(47.5%→51.4%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると、「治安のよさ」、「すぐれた文化や芸術」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「すぐれた文化や芸術」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表11をご確認ください。

(4) 社会の満足度(満足している点)

現在の社会において満足している点は何か聞いたところ、「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合が41.5%と最も高く、以下、「心と身体の健康が保たれる」(18.5%)、「働きやすい環境が整っている」(14.9%)などの順となっている。なお、「特にない」と答えた者の割合が29.9%となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位3項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、「働きやすい環境が整っている」(11.9%→14.9%)を挙げた者の割合が上昇している。
都市規模別に見ると、「良質な生活環境が整っている」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表12をご確認ください。

(5) 社会の満足度(満足していない点)

現在の社会において満足していない点は何か聞いたところ、「経済的なゆとりと見通しが持てない」を挙げた者の割合が60.6%と最も高く、以下、「若者が社会での自立を目指しにくい」(26.9%)、「子育てしにくい」(26.1%)、「女性が社会での活躍を目指しにくい」(25.0%)、「働きやすい環境が整っていない」(25.0%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位5項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、大きな変化は見られない。
都市規模別に見ると、「子育てしにくい」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「女性が社会での活躍を目指しにくい」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「経済的なゆとりと見通しが持てない」を挙げた者の割合は18〜29歳、30歳代、60歳代で、「子育てしにくい」を挙げた者の割合は18〜29歳、30歳代で、「女性が社会での活躍を目指しにくい」を挙げた者の割合は60歳代で、「働きやすい環境が整っていない」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表13をご確認ください。

(6) 社会全体の満足度

現在の社会に全体として満足しているか聞いたところ、「満足している」とする者の割合が53.4%(「満足している」の割合3.0%と「ある程度満足している」の割合50.4%との合計)、「満足していない」とする者の割合が44.7%(「あまり満足していない」の割合33.6%と「満足していない」の割合11.1%との合計)となっている。
前回の調査結果と比較してみると、「満足していない」(48.4%→44.7%)とする者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
性別に見ると、「満足している」とする者の割合は女性で、「満足していない」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「満足している」とする者の割合は70歳以上で、「満足していない」とする者の割合は18〜29歳、30歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表14をご確認ください。

3.国の政策に対する評価について

(1) 国の政策への民意の反映程度

全般的にみて、国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映されていると思うか聞いたところ、「反映されている」とする者の割合が24.1%(「かなり反映されている」の割合1.6%と「ある程度反映されている」の割合22.6%との合計)、「反映されていない」とする者の割合が73.6%(「あまり反映されていない」の割合52.1%と「ほとんど反映されていない」の割合21.5%との合計)となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「反映されている」とする者の割合は70歳以上で、「反映されていない」とする者の割合は18〜29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表15をご確認ください。

ア 国の政策への民意の反映方法

国の政策に国民の考えや意見が「ある程度反映されている」、「あまり反映されていない」、「ほとんど反映されていない」と答えた者(1,708人)に、どうすればよりよく反映されるようになると思うか聞いたところ、「政治家が国民の声をよく聞く」と答えた者の割合が29.0%、「国民が国の政策に関心を持つ」と答えた者の割合が19.0%、「マスコミが国民の意見をよく伝える」と答えた者の割合が4.2%、「国民が選挙のときに自覚して投票する」と答えた者の割合が14.5%、「政府が世論をよく聞く」と答えた者の割合が14.1%、「国民が参加できる場をひろげる」と答えた者の割合が11.1%となっている。
前回の調査結果と比較してみると、「政府が世論をよく聞く」(16.7%→14.1%)と答えた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「政府が世論をよく聞く」と答えた者の割合は町村で高くなっている。
性別に見ると、「政治家が国民の声をよく聞く」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「政治家が国民の声をよく聞く」と答えた者の割合は50歳代で、「国民が国の政策に関心を持つ」、「国民が選挙のときに自覚して投票する」と答えた者の割合は70歳以上で、「国民が参加できる場をひろげる」と答えた者の割合は30歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表16をご確認ください。

(2) 良い方向に向かっている分野

現在の日本の状況について、良い方向に向かっていると思われるのは、どのような分野か聞いたところ、「医療・福祉」を挙げた者の割合が27.1%と最も高く、以下、「防災」(18.8%)、「教育」(16.6%)、「治安」(15.1%)、「文化」(14.8%)、「雇用・労働条件」(14.5%)、「通信・運輸」(13.9%)、「交通秩序」(12.8%)、「科学技術」(12.3%)、「国際化」(10.2%)などの順となっている。なお、「特にない」と答えた者の割合が27.1%となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位10項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、「教育」(13.7%→16.6%)、「雇用・労働条件」(10.4%→14.5%)を挙げた者の割合が上昇し、「防災」(24.1%→18.8%)、「治安」(18.6%→15.1%)を挙げた者の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「防災」、「国際化」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「防災」、「治安」、「科学技術」を挙げた者の割合は男性で、「教育」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表17をご確認ください。

(3) 悪い方向に向かっている分野

現在の日本の状況について、悪い方向に向かっていると思われるのは、どのような分野か聞いたところ、「物価」を挙げた者の割合が70.8%と最も高く、以下、「景気」(51.1%)、「国の財政」(46.9%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位3項目まで掲載)
前回の調査結果と比較してみると、「景気」(58.1%→51.1%)、「国の財政」(58.4%→46.9%)を挙げた者の割合が低下している。
性別に見ると、「国の財政」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「物価」を挙げた者の割合は18〜29歳から40歳代で、「景気」を挙げた者の割合は18〜29歳、30歳代、50歳代で、「国の財政」を挙げた者の割合は18〜29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。

調査結果のグラフ。グラフのデータは表18をご確認ください。

集計表

集計表中*印のある質問文および回答肢は、一部省略のあることを示す。

国や社会との関わりについておうかがいします
この下の問1からお答えください

左右にスクロールできます。
問1 「国を愛する」という気持ちについてうかがいます。あなたは、他の人と比べて、「国を愛する」という気持ちは強い方だと思いますか。それとも、弱い方だと思いますか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(8.8) 1 非常に強い
(42.8) 2 どちらかといえば強い
(37.6) 3 どちらともいえない
(8.6) 4 どちらかといえば弱い
(1.8) 5 非常に弱い
(0.4) 無回答
左右にスクロールできます。
問2 あなたは、今後、国民の間に「国を愛する」という気持ちをもっと育てる必要があると思いますか。それとも、そうは思いませんか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(32.3) 1 そう思う
(50.6) 2 どちらかといえばそう思う
(12.3) 3 どちらかといえばそうは思わない
(4.2) 4 そうは思わない
(0.6) 無回答
左右にスクロールできます。
問3 国民は、「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」という意見と、「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」という意見がありますが、あなたは、どのように思いますか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(17.0) 1 国や社会のことにもっと目を向けるべきだ
(39.9) 2 どちらかといえば国や社会のことにもっと目を向けるべきだ
(33.9) 3 どちらかといえば個人生活の充実をもっと重視すべきだ
(8.4) 4 個人生活の充実をもっと重視すべきだ
(0.8) 無回答
左右にスクロールできます。
問4 あなたは、日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っていますか。それとも、あまりそのようなことは考えていませんか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(63.6) 1 思っている →問5へ
(34.7) 2 あまり考えていない →問6へ
(1.7) 無回答 →問6へ

問4で「1.思っている」と答えた方への質問

左右にスクロールできます。
問5 何か社会のために役立ちたいと思っているのはどのようなことですか。(しろまるはいくつでも)
(n=1,130)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(18.1) 1 こども会、自然体験活動の指導、読書活動の推進など青少年健全育成に関する活動
(12.1) 2 スポーツやレクリエーションの指導、学校でのクラブ活動における指導など体育・スポーツ・文化に関する活動
(25.8) 3 自主防災活動や災害援助活動
(9.6) 4 公民館の託児ボランティア、博物館のボランティアガイドなど公共施設での活動
(8.1) 5 料理、英語、書道など人々の学習における指導、助言、運営協力に関する活動
(5.8) 6 通訳、難民援助、技術援助、留学生援助など国際交流や国際協力に関する活動
(29.0) 7 高齢者・障害者・こどもに対する身の回りの世話、介護、食事の提供、保育など社会福祉に関する活動
(9.5) 8 病院ボランティアなど保健・医療・衛生に関する活動
(36.3) 9 環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など自然・環境保護に関する活動
(20.4) 10 こどもの登下校時の安全監視など交通安全に関する活動
(19.7) 11 募金活動、チャリティーバザー、食品や衣服などの寄付活動
(14.2) 12 冠婚葬祭のお手伝い、町内会や自治会、防犯や防火活動などの地域活動
(19.5) 13 家事やこどもの養育を通して
(40.1) 14 自分の職業を通して
(3.3) 15 その他
(0.5) 無回答
(M.T.=272.1)

ここからは全員の方がお答えください

左右にスクロールできます。
問6 あなたは、今後、日本人は、個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだと思いますか。それとも、国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだと思いますか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(9.8) 1 個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ
(42.4) 2 どちらかといえば個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだ
(35.8) 3 どちらかといえば国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ
(5.8) 4 国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ
(6.2) 無回答
左右にスクロールできます。
問7 あなたは、地域での付き合いをどの程度していますか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(9.3) 1 よく付き合っている
(45.0) 2 ある程度付き合っている
(32.6) 3 あまり付き合っていない
(11.4) 4 全く付き合っていない
(1.7) 無回答
左右にスクロールできます。
問8 あなたは、地域での付き合いは、どの程度が望ましいと思いますか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(30.3) 1 地域の行事や会合に参加したり、困ったときに助け合う
(27.3) 2 地域の行事や会合に参加する程度の付き合い
(19.2) 3 世間話をする程度の付き合い
(20.1) 4 挨拶をする程度の付き合い
(1.1) 5 地域での付き合いは必要ない
(1.9) 無回答

ここからは、社会の現状に対する認識についておうかがいします

左右にスクロールできます。
問9 あなたは、現在の世相をひとことで言えば、明るいイメージとしては、どのような表現が当てはまると思いますか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(59.5) 1 平和である
(7.7) 2 ゆとりがある
(20.5) 3 安定している
(8.2) 4 責任感が重んじられている
(5.4) 5 連帯感がある
(18.5) 6 おもいやりがある
(8.2) 7 明るい
(6.2) 8 活気がある
(2.0) 9 その他
(19.0) 10 特にない
(1.7) 無回答
(M.T.=156.8)
左右にスクロールできます。
問10 あなたは、現在の世相をひとことで言えば、暗いイメージとしては、どのような表現が当てはまると思いますか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(29.3) 1 不安なこと、いらいらすることが多い
(42.4) 2 ゆとりがない
(10.1) 3 うわついていて軽薄である
(37.8) 4 無責任の風潮がつよい
(22.5) 5 連帯感が乏しい
(38.6) 6 自分本位である
(8.3) 7 暗い
(22.9) 8 活気がない
(4.0) 9 その他
(5.1) 10 特にない
(1.3) 無回答
(M.T.=222.2)
左右にスクロールできます。
問11 あなたは、日本の国や国民について、誇りに思うことはどんなことですか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(48.6) 1 長い歴史と伝統
(51.4) 2 すぐれた文化や芸術
(55.3) 3 美しい自然
(34.3) 4 国民の人情味や義理がたさ
(33.3) 5 国民の勤勉さ、才能
(13.6) 6 高い教育水準
(14.7) 7 高い科学技術の水準
(4.9) 8 経済的繁栄
(6.1) 9 国民としてのまとまり
(13.1) 10 社会の安定
(56.3) 11 治安のよさ
(30.6) 12 自由で平和な社会
(1.7) 13 その他
(2.7) 14 特にない
(1.2) 無回答
(M.T.=367.8)
左右にスクロールできます。
問12 あなたは、現在の社会において満足している点は何ですか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(41.5) 1 良質な生活環境が整っている
(14.9) 2 働きやすい環境が整っている
(5.9) 3 経済的なゆとりと見通しが持てる
(4.8) 4 チャンスを見つけやすい
(10.4) 5 人と人とが認め合い交流しやすい
(9.7) 6 向上心・向学心を伸ばしやすい
(18.5) 7 心と身体の健康が保たれる
(4.6) 8 若者が社会での自立を目指しやすい
(6.6) 9 子育てしやすい
(8.8) 10 女性が社会での活躍を目指しやすい
(11.9) 11 高齢者が社会と関わりやすい
(0.8) 12 その他
(29.9) 13 特にない
(1.7) 無回答
(M.T.=170.0)
左右にスクロールできます。
問13 あなたは、現在の社会において満足していない点は何ですか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(13.3) 1 良質な生活環境が整っていない
(25.0) 2 働きやすい環境が整っていない
(60.6) 3 経済的なゆとりと見通しが持てない
(13.7) 4 チャンスを見つけにくい
(13.2) 5 人と人とが認め合えず交流しにくい
(9.7) 6 向上心・向学心を伸ばしにくい
(18.0) 7 心と身体の健康が保たれない
(26.9) 8 若者が社会での自立を目指しにくい
(26.1) 9 子育てしにくい
(25.0) 10 女性が社会での活躍を目指しにくい
(21.2) 11 高齢者が社会と関わりにくい
(2.5) 12 その他
(7.9) 13 特にない
(2.0) 無回答
(M.T.=265.2)
左右にスクロールできます。
問14 あなたは、現在の社会に全体として満足していますか。それとも、満足していませんか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(3.0) 1 満足している
(50.4) 2 ある程度満足している
(33.6) 3 あまり満足していない
(11.1) 4 満足していない
(1.9) 無回答

ここからは、国の政策に対する評価についておうかがいします

左右にスクロールできます。
問15 あなたは、全般的にみて、国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映されていると思いますか。(しろまるは1つ)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(1.6) 1 かなり反映されている →問17へ
(22.6) 2 ある程度反映されている →問16へ
(52.1) 3 あまり反映されていない →問16へ
(21.5) 4 ほとんど反映されていない →問16へ
(2.3) 無回答 →問17へ

問15で「2.ある程度反映されている」、「3.あまり反映されていない」、「4.ほとんど反映されていない」と答えた方への質問

左右にスクロールできます。
問16 それでは、どうすればよりよく反映されるようになると思いますか。あなたのお考えに最も近いものをお答えください。(しろまるは1つ)
(n=1,708)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(29.0) 1 政治家が国民の声をよく聞く
(19.0) 2 国民が国の政策に関心を持つ
(4.2) 3 マスコミが国民の意見をよく伝える
(14.5) 4 国民が選挙のときに自覚して投票する
(14.1) 5 政府が世論をよく聞く
(11.1) 6 国民が参加できる場をひろげる
(8.2) 無回答

ここからは全員の方がお答えください

左右にスクロールできます。
問17 あなたは、現在の日本の状況について、良い方向に向かっていると思われるのは、どのような分野についてでしょうか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(7.4) 1 外交
(8.8) 2 防衛
(1.4) 3 国の財政
(1.5) 4 物価
(3.4) 5 景気
(2.9) 6 経済力
(14.5) 7 雇用・労働条件
(27.1) 8 医療・福祉
(16.6) 9 教育
(14.8) 10 文化
(12.3) 11 科学技術
(4.4) 12 資源・エネルギー
(3.0) 13 食糧
(7.9) 14 自然環境
(7.7) 15 生活環境
(18.8) 16 防災
(15.1) 17 治安
(2.2) 18 土地・住宅
(13.9) 19 通信・運輸
(12.8) 20 交通秩序
(6.2) 21 国民性
(1.5) 22 社会風潮
(3.1) 23 地域格差
(10.2) 24 国際化
(0.2) 25 その他
(27.1) 26 特にない
(2.4) 無回答
(M.T.=247.2)
左右にスクロールできます。
問18 あなたは、現在の日本の状況について、悪い方向に向かっていると思われるのは、どのような分野についてでしょうか。(しろまるはいくつでも)
回答割合 選択肢番号 選択肢の内容 次に回答する問
(24.0) 1 外交
(24.7) 2 防衛
(46.9) 3 国の財政
(70.8) 4 物価
(51.1) 5 景気
(39.5) 6 経済力
(26.0) 7 雇用・労働条件
(22.5) 8 医療・福祉
(18.1) 9 教育
(5.0) 10 文化
(7.6) 11 科学技術
(26.7) 12 資源・エネルギー
(34.4) 13 食糧
(28.7) 14 自然環境
(16.4) 15 生活環境
(15.3) 16 防災
(37.1) 17 治安
(13.8) 18 土地・住宅
(8.1) 19 通信・運輸
(11.4) 20 交通秩序
(15.5) 21 国民性
(20.7) 22 社会風潮
(34.4) 23 地域格差
(10.0) 24 国際化
(1.5) 25 その他
(2.6) 26 特にない
(1.6) 無回答
(M.T.=614.5)
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