調査結果
調査の概要
1.調査目的
国立公園に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とする。
2.調査項目
- 国立公園などに関する関心について
- 国立公園の情報提供に対する意識と要望について
- 国立公園の利用について
- 国立公園の保全管理のあり方の検討について
- 国立公園の利用施設について
3.関係省庁
環境省
4.調査対象
- 母集団 全国18歳以上の日本国籍を有する者
- 標本数 3,000人
- 抽出方法 層化2段無作為抽出法
5.調査時期
令和6年7月18日〜8月25日
6.調査方法
郵送法
7.調査実施機関
一般社団法人 中央調査社
8.回収結果
- 有効回収率 58.3%、調査不能率 41.7%
- 有効回収数 1,750人
- 調査不能数 1,250人
- うち宛先不明による返送 17人
- うち未返送 1,141人
- うち白票 2人
- うち代理回答・記入不備 68人
- うち期間外 4人
- うち災害 0人
- うちその他 18人
9.性・年齢別回収結果
本調査の性・年齢別の標本数、回収数及び回収率を示した表。18歳から70歳以上の年齢別、男性、女性、男女計、標本数、回収数及び回収率を示しています。全体の回収率は58.3%。具体的な回収数は、集計表の該当者数にて確認いただけます。
調査結果の概要
目次
閲覧したい調査結果の見出しをクリックすると、調査結果に飛びます。
1.国立公園などに関する関心について
(1) 自然への関心
自然についてどの程度関心があるか聞いたところ、「関心がある」とする者の割合が86.2%(「関心がある」の割合42.3%と「どちらかといえば関心がある」の割合43.9%との合計)、「関心がない」とする者の割合が13.2%(「どちらかといえば関心がない」の割合11.6%と「関心がない」の割合1.6%との合計)となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
性別に見ると、「関心がある」とする者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「関心がある」とする者の割合は70歳以上で、「関心がない」とする者の割合は18〜29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。
「自然への関心」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表1自然への関心」をご確認ください。
(2) こどもの頃に自然とふれあった機会
こどもの頃の日常生活で、植物、昆虫や野鳥などのいきものの多い公園、田畑、里山、森林、海、川、山などの自然にふれあう機会はどの程度だったか聞いたところ、「あった」とする者の割合が87.3%(「多かったと思う」の割合53.6%と「ある程度あったと思う」の割合33.7%との合計)、「なかった」とする者の割合が12.2%(「あまりなかったと思う」の割合9.8%と「ほとんどなかったと思う」の割合2.4%との合計)となっている。
都市規模別に見ると、「あった」とする者の割合は小都市で、「なかった」とする者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「あった」とする者の割合は男性で、「なかった」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「あった」とする者の割合は70歳以上で、「なかった」とする者の割合は18〜29歳、30歳代で、それぞれ高くなっている。
「こどもの頃に自然とふれあった機会」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表2こどもの頃に自然とふれあった機会」をご確認ください。
(3) 現在の自然とふれあう機会
現在の日常生活で、植物、昆虫や野鳥などのいきものの多い公園、田畑、里山、森林、海、川、山などの自然にふれあう機会はどの程度か聞いたところ、「ある」とする者の割合が47.1%(「多い」の割合13.5%と「ある程度ある」の割合33.5%との合計)、「ない」とする者の割合が52.4%(「あまりない」の割合35.6%と「ほとんどない」の割合16.8%との合計)となっている。
都市規模別に見ると、「ある」とする者の割合は小都市、町村で、「ない」とする者の割合は大都市、中都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「ある」とする者の割合は男性で、「ない」とする者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「ある」とする者の割合は70歳以上で、「ない」とする者の割合は18〜29歳、30歳代、50歳代で、高くなっている。
「現在の自然とふれあう機会」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表3現在の自然とふれあう機会」をご確認ください。
(4) 国立公園などに対する認知
日本にある自然や文化に親しむ枠組みとして、知っている枠組みはあるか聞いたところ、「国立公園」を挙げた者の割合が77.7%と最も高く、以下、「史跡・名勝・天然記念物」(63.0%)、「世界文化遺産」(60.3%)、「世界自然遺産」(58.9%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
都市規模別に見ると、「世界文化遺産」を挙げた者の割合は中都市で、「世界自然遺産」を挙げた者の割合は町村で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「国立公園」、「史跡・名勝・天然記念物」を挙げた者の割合は男性で、「世界文化遺産」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「国立公園」、「史跡・名勝・天然記念物」を挙げた者の割合は60歳代で、「世界文化遺産」を挙げた者の割合は18〜29歳、30歳代で、「世界自然遺産」を挙げた者の割合は18〜29歳で、それぞれ高くなっている。
「国立公園などに対する認知」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表4国立公園などに対する認知」をご確認ください。
(5) 行ってみたい国立公園など
日本にある自然や文化に親しむ枠組みのうち、行ってみたいところはどこか聞いたところ、「世界自然遺産」を挙げた者の割合が62.1%と最も高く、以下、「世界文化遺産」(54.9%)、「史跡・名勝・天然記念物」(52.6%)、「国立公園」(51.9%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
都市規模別に見ると、「世界自然遺産」、「国立公園」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「国立公園」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
「行ってみたい国立公園など」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表5行ってみたい国立公園など」をご確認ください。
(6) 国立公園への訪問回数
過去1年間に、国立公園に仕事での目的も含めて何回行ったか聞いたところ、「0回」と答えた者の割合が54.9%、「1回」と答えた者の割合が17.8%、「2〜4回」と答えた者の割合が14.3%、「5回以上」と答えた者の割合が4.2%、「行ったところが国立公園なのか分からない」と答えた者の割合が6.8%となっている。
性別に見ると、「0回」と答えた者の割合は女性で、「2〜4回」と答えた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「0回」と答えた者の割合は30歳代で、「1回」と答えた者の割合は60歳代で、「2〜4回」と答えた者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。
「国立公園への訪問回数」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表6国立公園への訪問回数」をご確認ください。
(7) 国立公園に対する関心
国立公園に行きたいと思うか聞いたところ、「行きたい」とする者の割合が85.3%(「行きたい」の割合39.8%と「どちらかといえば行きたい」の割合45.5%との合計)、「行きたくない」とする者の割合が12.5%(「どちらかといえば行きたくない」の割合9.3%と「行きたくない」の割合3.2%との合計)となっている。
性別に見ると、「行きたくない」とする者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「行きたい」とする者の割合は50歳代で、「行きたくない」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。
「国立公園に対する関心」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表7国立公園に対する関心」をご確認ください。
ア 国立公園に行く目的
国立公園について「行きたい」、「どちらかといえば行きたい」と答えた者(1,493人)に、国立公園ではどのようなことをしたいと思うか聞いたところ、「自然の風景や絶景スポットを楽しむ」を挙げた者の割合が88.1%と最も高く、以下、「寺社、史跡、美術館、博物館など文化的な観光名所を訪れる」(62.6%)、「温泉を楽しむ」(61.7%)、「地域の食材を使った食事や名物料理を楽しむ」(52.6%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
都市規模別に見ると、「自然の風景や絶景スポットを楽しむ」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
性別に見ると、「自然の風景や絶景スポットを楽しむ」、「寺社、史跡、美術館、博物館など文化的な観光名所を訪れる」、「地域の食材を使った食事や名物料理を楽しむ」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
「国立公園に行く目的」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表8国立公園に行く目的」をご確認ください。
イ 国立公園での過ごし方
国立公園について「行きたい」、「どちらかといえば行きたい」と答えた者(1,493人)に、国立公園ではどのように過ごしたいと思うか聞いたところ、「日帰りで、短時間の滞在としたい」と答えた者の割合が19.9%、「国立公園内や国立公園近辺で1泊して、楽しみたい」と答えた者の割合が37.6%、「国立公園内や国立公園近辺で連泊して、楽しみたい」と答えた者の割合が9.4%、「近隣の観光名所も訪れつつ2泊以上して、周遊観光したい」と答えた者の割合が21.4%、「宿泊はしたいが、あまり移動や観光はせず、滞在先でのんびりと過ごしたい」と答えた者の割合が8.4%となっている。
都市規模別に見ると、「国立公園内や国立公園近辺で1泊して、楽しみたい」と答えた者の割合は町村で、「近隣の観光名所も訪れつつ2泊以上して、周遊観光したい」と答えた者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「近隣の観光名所も訪れつつ2泊以上して、周遊観光したい」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「日帰りで、短時間の滞在としたい」と答えた者の割合は18〜29歳、30歳代で高くなっている。
「国立公園での過ごし方」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表9国立公園での過ごし方」をご確認ください。
(8) 国立公園が果たす役割
国立公園にどのような役割を期待するか聞いたところ、「自然に親しみ理解し学ぶ場」を挙げた者の割合が67.5%と最も高く、以下、「国や地域を代表する優れた自然を後世に残す場」(57.4%)、「日常生活から離れ、休息する場」(52.7%)、「日本を代表する風景地として世界に誇るべき場」(47.9%)、「野生生物の生息地」(44.3%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位5項目まで掲載)
性別に見ると、「自然に親しみ理解し学ぶ場」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「自然に親しみ理解し学ぶ場」、「国や地域を代表する優れた自然を後世に残す場」を挙げた者の割合は60歳代で、「日常生活から離れ、休息する場」を挙げた者の割合は18〜29歳で、「野生生物の生息地」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。
「国立公園が果たす役割」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表10国立公園が果たす役割」をご確認ください。
2.国立公園の情報提供に対する意識と要望について
(1) 国立公園に行くときに欲しい情報
国立公園に行こうとする場合、どのような情報があったらよいと思うか聞いたところ、「自然の美しい景色が見られる場所についての情報」を挙げた者の割合が75.4%と最も高く、以下、「国立公園までの交通に関する情報」(55.1%)、「宿泊施設や休憩所に関する情報」(49.4%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位3項目まで掲載)
都市規模別に見ると、「国立公園までの交通に関する情報」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「自然の美しい景色が見られる場所についての情報」、「国立公園までの交通に関する情報」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「宿泊施設や休憩所に関する情報」を挙げた者の割合は40歳代、60歳代で、高くなっている。
「国立公園に行くときに欲しい情報」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表11国立公園に行くときに欲しい情報」をご確認ください。
(2) 旅行前の情報収集源
国立公園に行こうとする場合、旅行前にどのようなところから情報を収集したいと思うか聞いたところ、「組織や団体が自ら運営する公式ホームページやSNS」を挙げた者の割合が63.7%と最も高く、以下、「ガイドブック・雑誌」(50.3%)、「GoogleMapなどのマップエンジン」(35.3%)、「旧Twitterの「X」、LINE、Facebook、Instagram、YouTube、Tik Tokなど、個人が発信するSNS」(33.4%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
都市規模別に見ると、「旧Twitterの「X」、LINE、Facebook、Instagram、YouTube、Tik Tokなど、個人が発信するSNS」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「GoogleMapなどのマップエンジン」を挙げた者の割合は男性で、「旧Twitterの「X」、LINE、Facebook、Instagram、YouTube、Tik Tokなど、個人が発信するSNS」を挙げた者の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
年齢別に見ると、「組織や団体が自ら運営する公式ホームページやSNS」、「GoogleMapなどのマップエンジン」を挙げた者の割合は18〜29歳から50歳代で、「ガイドブック・雑誌」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「旧Twitterの「X」、LINE、Facebook、Instagram、YouTube、Tik Tokなど、個人が発信するSNS」を挙げた者の割合は18〜29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。
「旅行前の情報収集源」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表12旅行前の情報収集源」をご確認ください。
(3) 旅行中の情報収集源
国立公園に行った場合、旅行中にどのようなところから情報を収集したいと思うか聞いたところ、「観光案内所」を挙げた者の割合が60.9%と最も高く、以下、「宿泊施設」(49.5%)、「ガイドブック・雑誌」(40.9%)、「組織や団体が自ら運営する公式ホームページやSNS」(40.7%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
年齢別に見ると、「観光案内所」を挙げた者の割合は70歳以上で、「宿泊施設」を挙げた者の割合は60歳代で、「ガイドブック・雑誌」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「組織や団体が自ら運営する公式ホームページやSNS」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
「旅行中の情報収集源」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表13旅行中の情報収集源」をご確認ください。
3.国立公園の利用について
(1) 国立公園の魅力向上策
国立公園の魅力を向上させるためには、どのような取組が必要だと思うか聞いたところ、「国立公園と、温泉や食材を中心にした地域の観光イベントとの連携事業を増やす」を挙げた者の割合が52.9%と最も高く、以下、「登山道やトイレ、キャンプ場、展望台などの施設を整備する」(46.9%)、「国立公園を中心に地域の文化財・歴史にふれあえるツアーを増やす」(38.4%)、「自然体験ツアーや自然観察会などの利用プログラムを充実させる」(38.1%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
性別に見ると、「自然体験ツアーや自然観察会などの利用プログラムを充実させる」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「登山道やトイレ、キャンプ場、展望台などの施設を整備する」を挙げた者の割合は30歳代で、「国立公園を中心に地域の文化財・歴史にふれあえるツアーを増やす」を挙げた者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。
「国立公園の魅力向上策」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表14国立公園の魅力向上策」をご確認ください。
(2) ガイド付きツアーへの関心
野外活動の安全に関する技術や動植物・地域の文化・歴史に関する知識を身につけた地域のガイドの案内により国立公園を巡る有料のツアーを「ガイド付きツアー」と言う。どのようなガイド付きツアーに参加してみたいと思うか聞いたところ、「自然解説に郷土の文化や歴史的な視点を織り交ぜたストーリー性のあるツアー」を挙げた者の割合が44.7%と最も高く、以下、「一般にはあまり知られていない場所を訪れるツアー」(40.2%)、「自然環境への悪影響が少ないツアー」(33.0%)、「洞窟探検や流氷ウォークなどの自分ひとりでは挑戦できない冒険心を駆り立てるツアー」(32.3%)、「植物、昆虫や野鳥などのいきものの解説をしてくれるツアー」(31.9%)などの順となっている。なお、「ガイド付きツアーに参加したいと思わない」と答えた者の割合が12.1%となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位5項目まで掲載)
都市規模別に見ると、「洞窟探検や流氷ウォークなどの自分ひとりでは挑戦できない冒険心を駆り立てるツアー」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
性別に見ると、「自然環境への悪影響が少ないツアー」、「洞窟探検や流氷ウォークなどの自分ひとりでは挑戦できない冒険心を駆り立てるツアー」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「自然解説に郷土の文化や歴史的な視点を織り交ぜたストーリー性のあるツアー」、「植物、昆虫や野鳥などのいきものの解説をしてくれるツアー」を挙げた者の割合は70歳以上で、「自然環境への悪影響が少ないツアー」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「洞窟探検や流氷ウォークなどの自分ひとりでは挑戦できない冒険心を駆り立てるツアー」を挙げた者の割合は18〜29歳から50歳代で、それぞれ高くなっている。
「ガイド付きツアーへの関心」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表15ガイド付きツアーへの関心」をご確認ください。
(3) 持続的な観光への関心
現在と未来の環境、地域の暮らし、経済への影響に十分配慮した観光のあり方として、持続可能な観光への関心が高まっている。国立公園での観光にどのようなことが必要だと思うか聞いたところ、「登山道を外れて歩かない、ゴミを持ち帰るなど、自然を荒らさない取組」を挙げた者の割合が88.2%と最も高く、以下、「外来生物の駆除や、希少な動物や植物の保全活動など、自然生態系の回復に貢献する取組」(62.4%)、「地域住民の生活環境や文化を守る配慮」(52.0%)、「過度な混雑を避けるための対策」(49.5%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
性別に見ると、「地域住民の生活環境や文化を守る配慮」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「登山道を外れて歩かない、ゴミを持ち帰るなど、自然を荒らさない取組」を挙げた者の割合は60歳代で、「過度な混雑を避けるための対策」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、それぞれ高くなっている。
「持続的な観光への関心」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表16持続的な観光への関心」をご確認ください。
(4) 国立公園の過剰利用対策
国立公園を訪れる人が休日などの関係で一時期に集中するため、植物が踏み荒らされたり、混雑により自然を快適に楽しめないなどの問題が生じる場合がある。このような問題に対して、どのような対策が必要だと思うか聞いたところ、「入域できる人数を制限する」を挙げた者の割合が55.8%、「国立公園の利用者に対して、自然の中で守るべきマナーの教育を徹底する」を挙げた者の割合が55.7%、「国立公園への入域料を徴収し、その費用で過剰な利用により被害を受けた自然の修復などを行う」を挙げた者の割合が54.5%と高く、以下、「自然を休めるために一定期間、一切の入域を禁止する」(41.5%)、「車は使わず徒歩のみでの利用にするなど、自然に悪影響を及ぼすおそれのある利用の仕方を禁止する」(37.9%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位5項目まで掲載)
性別に見ると、「国立公園の利用者に対して、自然の中で守るべきマナーの教育を徹底する」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「国立公園の利用者に対して、自然の中で守るべきマナーの教育を徹底する」、「車は使わず徒歩のみでの利用にするなど、自然に悪影響を及ぼすおそれのある利用の仕方を禁止する」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「自然を休めるために一定期間、一切の入域を禁止する」を挙げた者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。
「国立公園の過剰利用対策」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表17国立公園の過剰利用対策」をご確認ください。
(5) 外国人旅行者増加への意識
国立公園でも外国人旅行者が増えているが、気持ちに近いものはどれか聞いたところ、「ルール、マナー違反が増えないか心配」を挙げた者の割合が85.8%と最も高く、以下、「経済効果が期待できそう」(45.9%)、「地域活性化が期待できそう」(28.3%)、「宿泊費などの高騰が心配」(24.9%)などの順となっている。(複数回答の質問、選択肢の上位4項目まで掲載)
性別に見ると、「宿泊費などの高騰が心配」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
年齢別に見ると、「ルール、マナー違反が増えないか心配」を挙げた者の割合は60歳代で、「経済効果が期待できそう」を挙げた者の割合は18〜29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。
「外国人旅行者増加への意識」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表18外国人旅行者増加への意識」をご確認ください。
4.国立公園の保全管理のあり方の検討について
(1) 国立公園の保護と観光開発の関係
国立公園内に大規模な車道、ホテルやスキー場などの観光施設をつくることは利用者が便利になる反面、自然を損なうことも考えられる。自然保護と観光開発の関係について、どのように考えるか聞いたところ、「観光施設を減らし、自然に戻していくべきだ」と答えた者の割合が5.3%、「自然を守るためには、既存の施設の活用や更新にとどめ、これ以上観光開発を行うべきではない」と答えた者の割合が38.6%、「自然との調和を図りつつ、ある程度の観光開発も行うべきだ」と答えた者の割合が50.1%、「自然保護よりも、観光開発を行うべきだ」と答えた者の割合が0.7%となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
性別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「自然との調和を図りつつ、ある程度の観光開発も行うべきだ」と答えた者の割合は18〜29歳、30歳代で高くなっている。
「国立公園の保護と観光開発の関係」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表19国立公園の保護と観光開発の関係」をご確認ください。
(2) 国立公園の保護と再生可能エネルギー開発の関係
国立公園内で地熱や風力などの再生可能エネルギー施設をつくることは、自然に優しいエネルギー供給として必要である反面、優れた自然景観や生物多様性を損なうことも考えられる。自然保護と再生可能エネルギー施設整備とのバランスについて、どのように考えるか聞いたところ、「再生可能エネルギー施設を減らし、自然に戻していくべきだ」と答えた者の割合が9.1%、「自然を守るためには、既存の施設の活用や更新にとどめ、これ以上施設の整備をすべきではない」と答えた者の割合が28.9%、「小規模な施設にするなど、自然との調和を図りつつ、再生可能エネルギー施設の整備もすべきだ」と答えた者の割合が56.1%、「自然保護よりも、再生可能エネルギー施設の整備をすべきだ」と答えた者の割合が1.4%となっている。
性別に見ると、「小規模な施設にするなど、自然との調和を図りつつ、再生可能エネルギー施設の整備もすべきだ」と答えた者の割合は女性で高くなっている。
年齢別に見ると、「自然を守るためには、既存の施設の活用や更新にとどめ、これ以上施設の整備をすべきではない」と答えた者の割合は70歳以上で高くなっている。
「国立公園の保護と再生可能エネルギー開発の関係」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表20国立公園の保護と再生可能エネルギー開発の関係」をご確認ください
5.国立公園の利用施設について
(1) 国立公園の施設整備・維持管理費用の負担
国立公園内の登山道やトイレなどの公園施設の整備やその維持管理に関する費用は、誰が負担すべきだと思うか聞いたところ、「国民が収めた税金から国や地方公共団体が全て負担する」と答えた者の割合が13.8%、「国や地方公共団体が一部負担した上で、国立公園の利用者が施設利用料などの形で負担する」と答えた者の割合が71.6%、「国立公園の利用者が施設利用料などの形で全て負担する」と答えた者の割合が12.5%となっている。
都市規模別に見ると、大きな差異は見られない。
性別に見ると、大きな差異は見られない。
年齢別に見ると、「国民が収めた税金から国や地方公共団体が全て負担する」と答えた者の割合は18〜29歳、40歳代で高くなっている。
「国立公園の施設整備・維持管理費用の負担」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表21国立公園の施設整備・維持管理費用の負担」をご確認ください。
(2) 国立公園の入域料
国立公園の登山道やトイレなどの公園施設を適切に管理するため、国立公園に入る際に入域料を支払わなければならないとする。1人あたりいくらまでなら支払えると思うか聞いたところ、「100円まで」と答えた者の割合が8.6%、「500円まで」と答えた者の割合が41.0%、「1,000円まで」と答えた者の割合が35.3%、「2,000円まで」と答えた者の割合が9.1%、「2,001円以上」と答えた者の割合が2.6%、「払いたくない」と答えた者の割合が2.4%となっている。
年齢別に見ると、「500円まで」と答えた者の割合は18〜29歳、30歳代で、「1,000円まで」と答えた者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。
「国立公園の入域料」の調査結果のグラフ。各選択肢ごとの回答割合を示しています。グラフのデータはページ下部にある集計表の「表22国立公園の入域料」をご確認ください。
集計表
集計表中*印のある質問文および回答肢は、一部省略のあることを示す。
- 集計表1(問1)自然への関心 (CSV形式:17.2KB)
- 集計表2(問2)こどもの頃に自然とふれあった機会 (CSV形式:14.3KB)
- 集計表3(問3)現在の自然とふれあう機会 (CSV形式:14.7KB)
- 集計表4(問4)国立公園などに対する認知 (CSV形式:7.2KB)
- 集計表5(問5)行ってみたい国立公園など (CSV形式:8.0KB)
- 集計表6(問6)国立公園への訪問回数 (CSV形式:5.9KB)
- 集計表7(問7)国立公園に対する関心 (CSV形式:6.9KB)
- 集計表8(問8)国立公園に行く目的 (CSV形式:11.7KB)
- 集計表9(問9)国立公園での過ごし方 (CSV形式:6.5KB)
- 集計表10(問10)国立公園が果たす役割 (CSV形式:12.9KB)
- 集計表11(問11)国立公園に行くときに欲しい情報 (CSV形式:11.0KB)
- 集計表12(問12)旅行前の情報収集源 (CSV形式:11.3KB)
- 集計表13(問13)旅行中の情報収集源 (CSV形式:14.3KB)
- 集計表14(問14)国立公園の魅力向上策 (CSV形式:12.9KB)
- 集計表15(問15)ガイド付きツアーへの関心 (CSV形式:15.1KB)
- 集計表16(問16)持続的な観光への関心 (CSV形式:10.6KB)
- 集計表17(問17)国立公園の過剰利用対策 (CSV形式:10.5KB)
- 集計表18(問18)外国人旅行者増加への意識 (CSV形式:9.3KB)
- 集計表19(問19)国立公園の保護と観光開発の関係 (CSV形式:11.3KB)
- 集計表20(問20)国立公園の保護と再生可能エネルギー開発の関係 (CSV形式:11.4KB)
- 集計表21(問21)国立公園の施設整備・維持管理費用の負担 (CSV形式:11.4KB)
- 集計表22(問22)国立公園の入域料 (CSV形式:12.9KB)