必ずお読みください

【必ずお読みください】

くろまる本システムのデータは、大分県と大分地方気象台が共同して発表する土砂災害警戒情報に基づき、気象庁のデータを使用し表示してます。また、この運用に伴い平成19年2月まで運用されていた砂防警戒避難基準雨量は廃止になります。

くろまる判定履歴とは、大雨洪水注意報が発令されてから解除されるまでの間、リアルタイム判定で示した最大の危険度を示したものです。

くろまるリアルタイム判定とは、大雨洪水注意報が発令されてから解除されるまでの間、気象庁のデータを使用し10分間隔で更新される土砂災害に対する降雨による現在の危険度を示したものです。そのため、崩壊がすでに起こっているまたは起こり始めている箇所では現地の状況に合わない場合があります。判定履歴や現地の状況を十分確認してください。

くろまる土砂災害は、大雨時また大雨が降った後も危険が高いため、判定履歴を初期表示で示しています。現地の状況を十分確認して避難等の目安にしてください。

くろまる本システムの情報は、過去の災害履歴・災害がなかった降雨を基に、現在の雨況を勘案して判定してます。そのため現地の状況・地質などは考慮されていません。そのため現地の異常や前兆現象確認される場合には、危険度表示にかかわらず避難等の行動が必要です。

くろまる本システムが運用されることにより、今までの雨量計で判断する情報から地域の具体を表す情報に変わります。地域の情報は電子国土WEBを通じて配信するため、電子国土プラグインの導入を強く推奨します。

くろまる本システムで提供される情報は無人観測装置から自動的に送られてくるデータ を、観測後直ちにお知らせする目的で作られています。そのため、観測機器の故障等による異常値がそのまま表示されてしまう可能性がありますのでご注意ください。

ブラウザフォンはこちら

http://river.pref.oita.jp/mobile/

しかく現地の状況の確認☆☆☆前兆現象(予兆)について☆☆☆

土砂災害には前兆現象があるが、近年の研究では時間軸があるといわれています。

前兆現象(山地、渓流、がけ地の状況とその周囲の災害の兆し)

土石流発生やがけ崩れ、地滑りなどはその発生前に危険な兆候が現れるといわれてます。平成17年9月台風14号では、湯布院町下湯平等で土砂災害の前兆現象や土砂災害の危険を感じ避難行動をとっています。また、国土交通省では土砂災害警戒避難に関わる前兆現象情報の活用のあり方について、平成16年、17年の災害を主に分析を行い、平成18年3月に報告がされました。報告された前兆現象とその発生時間は以下のとおりです。

ア 土石流
直前 1〜2時間前 2〜3時間前

土臭いにおい

地鳴り

渓流の急激な濁り

*渓流水位の激減

渓流内で転石の音

流木発生

流水の異常な濁り

*「渓流水位の激減」は、降雨が継続しているにもかかわらず渓流水位が激減した場合渓流の上流で山腹が崩壊し天然ダムが形成された可能性が大きいので切迫性が極めて高いです。
イ がけ崩れ
直前 1〜2時間前 2〜3時間前

湧水の停止

湧水の噴き出し

亀裂の発生

斜面のはらみだし

小石がぼろぼろ落下

地鳴り

小石がぱらぱら落下

新たな湧水発生

湧水の濁り

湧水量の増加

表面流発生

注)がけ崩れについては上記の現象は時間を追って発生せず、一度に急激に発生する場合もあります。
ウ 地滑り
切迫性が極めて大 切迫性が大 切迫性がやや小

地鳴り・山鳴り

地面の振動

池や沼の水かさの急変

亀裂・段差の発生・拡大

落石・小崩壊

斜面のはらみだし

構造物のはらみだし・クラック

根の切れる音

樹木の傾き

井戸水の濁り

湧水の枯渇

湧水量の増加

注)地すべりは、上記の現象はかなり前から発生することもあり、時間的切迫性のタイムスケールはかなり長い場合があります。

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