( 2024年01月14日)

大学入学共通テストは14日、鹿児島県内14カ所を含む全国668会場で理科と数学があり、2日間の日程を終えた。県内で最も多くの受験生が挑んだ鹿児島市の鹿児島大学郡元キャンパスでは、試験を終えた生徒たちがほっとした表情を浮かべつつ、次のステージを見据え家路に就いた。

「緊張したが、力を出せた」。こう振り返った鶴丸高3年の品川直輝さんは「2次試験が大事。気を引き締めて頑張りたい」。武岡台高3年の上山陽花さんも「自己採点結果が良くても悪くても、合格できるよう対策する」と語った。

2日目に県内で受験者が最も多かったのは「数学I」「数学I・A」。全出願者5888人のうち5212人(88.5%)が受けた。2日間では初日の国語(5593人)が最多だった。

大学入試センターによると、2日間とも県内で大きなトラブルはなかった。

全国の出願者は、昨年より2万667人少ない49万1914人。平均点の中間発表は17日、最終発表は2月5日。得点調整の有無は1月19日に発表を予定している。

体調不良者らが対象の追試験は今月27、28日にあり、会場は東京と京都の2カ所。能登半島地震の被災者には、金沢大学(金沢市)も追加設定された。来年の共通テストは新学習指導要領対応となり、教科「情報」を加えた7教科21科目に再編される。

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